雪舟薫さんのレビュー一覧

FLESH&BLOOD(1) 小説

松岡なつき  雪舟薫 

いざ漕ぎ出さん、大作BLの大海原へ

20巻を超える大長編傑作BLの始まりの一冊。

主人公・海斗はまだ陸の上で、運命の相手と思われる人物とも出会ったばかりの、序章を読み終えたに過ぎないのに、この身の興奮はどうしたことか。

以前から評判は聞き及んでいましたが、かつて某長編BLに挑み、一巻であえなく敗退した記憶が邪魔をして、自分が手に取ることはあるまい、と思っていました。

気が変わったのは、熱い紹介文を投稿して下さった先…

6

フリージング アイ 小説

華藤えれな  雪舟薫 

一重のツンデレ猫と、柔らかな大人

「スレイヴァーズキス」シリーズのスピンオフ。
本編がヴィクトリアンだとすれば、こちらは和のテイストで雰囲気は全然違う。
そして個人的には本編よりも好き。

元検事の敏腕弁護士・若宮と外資からの移籍組で柊一の教育係だった早瀬が主人公。
雪舟先生のイラストは相変わらず美しい。

この仕事はできる知的なクールビューティ早瀬を、
いきなり口説いたり寒い駄洒落を言ったりしている若宮。

5

スレイヴァーズ グレイス 小説

華藤えれな  雪舟薫 

華麗なるすれ違い、大団円。

「スレイヴァーズ」シリーズ完結編。
前の巻は、本当にドラマの「待て次回!」そのものの引きで、
プロヴァンスの一夜の後、旅立とうとする冴木を柊一が引き止めたところまで。

さてさてどうなる?
だったのですが、定番の展開で直後交通事故に遭い生死の淵をさまよう柊一さま。
彼の側を離れられない冴木は、ロンドンでの社運をかけた会議に出られず
会社は危機的な局面を迎える……
一方なんとか一命を…

9

スレイヴァーズ・ラヴァ 小説

華藤えれな  雪舟薫 

SAEKI the Superman〜!

POPEYEのテーマ曲の替え歌で♪
……というふざけた感想で申し訳ない。

超シリアスな一辺もコミカルさがない物語だと思うのですが、
設定の荒唐無稽さにどん引きしてしまいまして、
でも、二作目になるとこれは笑ってそこに乗っかるべき?と
大分気持ちが切り替わってきました。

だって、個人商店ならばいざしらず、従業員6千人のM商事M物産規模の会社で
春から夏までの数ヶ月に、劇的に業績…

5

スレイヴァーズ キス 小説

華藤えれな  雪舟薫 

突っ込みどころを吹っ切れれば、萌え多し。

人気シリーズ。
雪舟さんの麗しいイラストと主従関係というキーワードに
これはきっと好みに違いない♪と思って読み始めてみましたが……

ある冬の日、孤児となった15歳の冴木は母の勤め先だった社長邸に引き取られて来る。
そこには同じ歳の美貌の長男柊一がいた。
その後常に比較されながら育った二人……
大学も卒業し友に柊一の父の会社への入社が決まっていたが、
その父の急逝後、社長に就任した…

6

Chara collection EXTRA 2007 グッズ

『桜姫』です!

今までの方のレビューを拝見して思うに、みなさま『お目当て』がそれぞれ違うんですね~。同じ作品(小冊子)を指しているとは思えないくらい。

私はとにかく『桜姫』です。オンリーワンです。

もともとキャラ文庫の人気シリーズはあまり読んでいない(あるいは好みではない)ので、毎年発行されるこの小冊子もこちらしか持っていません。そもそも応募する気がないんです。興味がないから。
でもこれだけはどうし…

1

ありのままの君が好き 小説

樹生かなめ  雪舟薫 

設定は大好物

イケメンパパにイケメン彼氏

自分はブタゴリラ、唯一の取り柄は料理!内助の功の如くせっせと家でパパのために専業主婦する日々。
無償の愛をくれる父親だけが寿杏の救い。
そこに高校の元クラスメイトが転がりこんできて寿杏大パニック!!


かっ会話が、、、、設定は大好きでやべー読むしかねー。
しかし、私の脳内に再生される彼らには何の感情ももたない棒読みが再生されました_| ̄|○なんで?

2

純情ロマンティカ 小説

高円寺葵子  雪舟薫 

疫病神?

誰かに愛して欲しい受(28)、しっかり者の受の息子(7)、その2人を仕方なく同居させるノンケの攻(31)のお話です。

表紙の絵を見て、男前な攻と美人な受、そんな印象でした。
読み終わった時には少し変わってしまいましたが。
作品情報に《アホアホ・ギャグ》とあったけれど、これは《せつない&シリアス》なのでは?
と思いながら読み進めていくうちに《アホアホ・ギャグ》だ、と納得しました。
それ…

1

Chara collection EXTRA 2007 グッズ

東下り 秋月こお

東下りのためだけに、今では入手困難なchara collection 2007をなんとか手に入れました!
かなりお値段が張りましたが、どうしても手に入れたかった理由は業平×国経の大団円だという風の噂をキャッチしたためなんですよね。『東下り』というタイトルだけで業平さまのお話だと分かりましたし、諸兄×千寿丸カップルの行く末は綺羅星ロマンセで決着付きましたからこの東下りは業平×国経だとあたりをつけて…

0

FLESH&BLOOD(1) 小説

松岡なつき  雪舟薫 

タイムスリップもの

今更感が否めないのですが、大好きな作品なので1巻のレビューを書かせていただきます。

2013年現在でも連載中の大長編作品です。
19巻という長さに達しても失速することなく、何よりも時代背景がしっかりとしているため、飽きることが一切ありません。
長すぎる作品が苦手だという方も、一巻一巻が孤立したお話ではなく一つのまとまったお話なので、続きが気になって次々と読み進めることができるはず!です(…

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