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崎谷はるひ 石原理
abridange
宙彦も志朗も、ともに過去に心を痛める経験に見舞われて心身ともに傷を持っている。 けれど、内にこもる宙彦とは違い志朗の方はポジティブで、それまで人を寄せ付けないようにして生きてきた宙彦のテリトリーにするりと入り込んでいく。 年下ではあるが懐の深い志朗に惹かれていく宙彦の気持ちが自然に伝わってくる。 ふたりが体を重ねるシーンでは、互いの傷跡を慈しむように触れ合うさまが描かれていて、つくづくSEX…
石原理
key2008
アーチャーが少年院から出てきた後のことを知ってるだけに誰と誰が死ぬんだろうなというのは予想できたが、救いが残ってて良かった!でもこの続きが無いなんて酷い生殺し。アーチャー、ケン(コウキ)、マーフィー、アイス、ジガー、ヨネクラ、この6人がまたどんな物語を築いていくのか…。と思ったら『犬の王』が続編らしい。読まなければ。
ネタバレ
ディーノは信条、マーフィーは家族または庇護の対象、ケン(コウキ)は恋人というところか。そしてマーフィーにはマーフィーでアイスが現れ…。これからもっと面白そうなのにもう次巻が最終巻だなんて…!
アーチャーもマーフィーもエドの子供というかエドによる影響が大きいということを痛感。彼らにまともな愛の手を!と願わずにはいられない。エドにはフォブズがいるけどもそれがどこまで救いになるのか…。
マーフィーの今後に期待。石原さんは"カリスマ"が何たるかをちゃんと理解して描いてるよなぁ。
同じ武道を歩む強敵・好敵手である御し難い相手を自分に振り向かせたい…毎度ながら、石原さんのこういう2人の関係はツボだ。
剣道の決勝戦で争うことになった花森勝臣と強敵・八重樫剣。 試合は接戦のうえ勝臣が辛勝したが、まるで春疾風のように間合いをするりとすり抜けて懐にとびこんで来る剣を「刀のような人だ」と思う勝臣。 ―― この気持ちを認めることで竹刀の鋒(きっさき)が鈍るかもしれない ―― やはり勝臣に惹かれながらも、負けたくないと言う剣。 「俺は待ってるんだよ。あいつが俺に降参するのをさ。意地もプライドもかなぐ…
表題作はオーナーとバーテンはもちろんどの2人組の客にもトキメいた。一番惹かれたのは第一話のライバル作家同士で、ツボ過ぎて彼らのその後が読みたい。 他、官能小説で食い繋ぐ物書きとヤクザとの関係がちらつく板前の「ワールド・マーケット」、挿絵画家の出泉とその担当編集者・南と出泉の友人で役者・葛葉の「其は怜々の雪に舞い-鬼と朧月夜」(『其は怜々の雪に舞い』の前身作、『怜々蒐集譚』内に再収録)、タイプは違…
というか、ここまで世界を広げるのかとちょっと意外だった。矢内と湯名のラブっぷりも上がって艶度もアップ。矢内の父親へのしがらみも吹っ切れ、湯名の狭かった世界が彼によって広がっていくという相乗関係も好感。
牧師という職業に対して不謹慎だけど、湯名のストイックの奥で見え隠れする、不良・矢内にも負けない不敵っぷりに惚れる。