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榎田尤利 石原理
雀影
三条が真音を呼び寄せるために起こす、第2の事件と、不和と真音の邂逅話の2話収録。 2冊目にして、BL縛りのセックスシーンを無理に入れて、ミステリーとしてのお話の流れを断ち切るのは得策でないとお許しが出たのか、もう、きれいさっぱりと、その手のシーンはない。 でも、読んでいる方としても、それで全く問題ないし、寧ろ、そんなのなくってもいいと思っていたので、かえってさっぱりした位だ。 で、第…
BLって言うセックスファンタジーとは別物です。 むしろ、BLって言う縛りが邪魔なくらいの。 三条も男、真音も男、というだけで、 この二人の間にある、果てしない闇のような愛憎は、BLと一言では言い表せない。 一応BLなので、真音は男にドロドロになるまで抱かれないと眠れないと設定されていて、連雀とのセックスシーンがあったりはしますが、 真音自身は、ちゃんと女性と愛し合って、自分の娘を愛し…
剛しいら 石原理
ますたーど
先だって発売された「妖しの剣」、読まれた方多数おいででしょう。 本文を読む前につい、あとがきを読む癖を止められない自分ですが、そのおかげでちょっとした掘り出し物を見つけた気分です^^ あとがきにしいら先生が「”妖しの剣”は他社さんからのシリーズに出ている日本刀の創世記」というようなことを書かれていたので、さっそく取り寄せました。 “紅“の妖気が現在でも残っていることがストーリーに大いに関…
かわいゆみこ 石原理
大阪地検を舞台にした、検事さん物の第2巻。 野々宮は、1巻の、保険金殺人に端を発した事件が、暴力団や総会屋、そして大物政治家にまで連なるような大きな事件解明への糸口になると設けられて特捜部に配属になる。 伊能とのつきあいも、忙しいながら少しずつ落ち着いてきていた。 そこへ、伊能が東京への転属することになり、、、 というわけで、野々宮も伊能も、それぞれの事件解明のために頑張っているのです…
と、思わず確かめたくなるような、硬派シリアスシリーズ。 この本、実は、タイトルと作者名だけで、内容も、表紙イラストもノーチェックのまま、ネットの中古書店で買ったのですが、よもや、こんな「疵(スキャンダル)」系の本だったとは。 だって、タイトルがひらがなで「いのせんと・わーるど」ですよ。 切ない学園物のシリーズとか、期待しちゃうじゃなですか! でも、「疵(スキャンダル)」も同じ作者さ…
花郎藤子 石原理
かにゃこ
ネタバレ
極道の組長のひとり息子として生まれながらも 闘争心がなくゲイとして育ってしまった烈。 父親の死後、抗争に巻き込まれて堕ちていくお話。 極道の世界の中で烈がゲイであることをマイナスとして 書かれているんですよね。 ちっとも報われない・・・。 憧れ、愛し続けた黒羽に抱いてもらえるようになっても烈は どこかかわいそうに見えた。 最後まで黒羽の気持ちは、はっきり見えなくて 読んでいて…
北日本を支配する木賊組の組長の死により ひとり息子の烈が、極道の抗争に巻き込まれていく というお話なんですが 烈は17歳。 色が白く世間に疎い美少年。 とても極道を背負うようなタイプではないんですよね。 禽獣の巣に、間違って産み落とされた小鳥のような烈は たやすく地獄へと堕ちていくんですよね。 物語の主人公だというのに 烈に課せられたシナリオはシビアで憐れでした。 上巻…
黒羽と鵙目・・・7巻も途中で終わっています。 ♂と♂の恋愛小説だと思っていたのですが 巻数を重ねるごとに彼らの終着点がズレてきたような気がします。 ここ数巻は、黒羽組(鵙目含む)VS 警察(鳩子の父親)という 戦いが繰り広げられており・・・ ひょんなことから知り合った鳩子やマサルや祥・・・ 親の愛情をまともに受けれなかった子供たちに手を差し伸べる鵙目は 児童擁護員と化しており…
6巻では、マサルの初恋 鵙目の姉と、元旦那の子供と愛人・・・ と、なんだかひと波乱ありそうな雰囲気を残したまま 何一つ未解決で7巻へつづくといった感じでした。 鵙目がとうとう黒羽のアレをしゃぶるという 歴史的瞬間が納められているのですが それもなんだかひっぱったわりに けっこう軽くやってて・・・ もう少し丁寧に書いてくれてもよかったなぁと思いつつ そこらへんの匙加減は花郎さん…
巻頭折込両面カラーがなくって普通のカラー扉のみなのは 少しさみしい5巻。 刑事の男鹿と男夫婦を演じることになった鵙目w 前田は、前田で相変わらず気持ち悪くてwww ・・・そう、前田が本当に気持ち悪いんですよ。 ちょっと性別があやふやになりそうなハーフの美青年なのはわかるけど 石原理さんのイラストでは、顔がはっきりと描かれることがない。 どうにもつかみどころのない前田。 じとーー…