石原理さんのレビュー一覧

「テッペンカケタカ 甘い鞭」特約店限定ペーパー グッズ

ほっこり、ビシッ!

A5版片面ペーパー。
タイトルは、『夢のファミリー感』
ギャグ漫画風の省略した絵柄で描かれ、決めコマだけシリアスな絵柄
というコントラストも楽しい一枚。
登場人物は、さくら、とら、ヒダカさん、ヤシロさん。

以下、モロネタバレです。

    ↓    ↓    ↓

さ:ヤクザになるって言うて、学業サボったらあかんで、とら
と:ええやん、いらんやん、必要ないやん(漫画を広げ…

3

テッペンカケタカ 甘い鞭 コミック

石原理 

大人組の行く末が気になる

じつに8年ぶりの続編。
来月には次巻が発売されるとのことで、気長に待ってみるもんだなぁと嬉しさを噛みしめております。

シリーズ第2巻となる本書では、
17歳のさくら(受け)と2歳下の幼馴染・寅(攻め)が極道の世界で「天辺」を目指すようになる経緯が描かれます。

2年ぶりに会う寅は、暴力団の最年少構成員になっていて、弟でなく一人の男としてさくらを求めてくる。
でも昔のような無邪気さも…

6

テッペンカケタカ 甘い鞭 コミック

石原理 

天辺に駆け上がっていく 男たち

引き込まれる男気に溢れた世界、やっと続編が出た!
前巻より8年、続きは読めないものと思っていた作品だったので
もうカッコイイ表紙を見ただけで、評価は「神」!


17歳になったさくらの前に、施設から逃亡し
行方の知れなかった寅次郎が姿を表すところから、この巻は始まる。
さくらよりずっと小さくまだ子供だった寅は、
2年の間に体も肝もすっかり漢に育っていた。

さくらをストレートに…

13
非BL作品

カプセル・ヨードチンキ 2 (新装版) 非BL コミック

石原理 

シーナ委員長!

「カプセル・ヨードチンキ」(新装版)の第二巻です。1998年刊行の「カプセル・ヨードチンキX」の内容に2011年雑誌掲載の新作と描き下ろしが追加されています。

第一巻と比べると画面がスッキリした印象で読みやすくなっています。また、近未来の東京で暴れる少年達のサイバーパンクな雰囲気も残しつつ、各話が非常にトリックの効いた展開になっていて、読み応えもアップしていると思います。

個人的には、…

4
非BL作品

カプセル・ヨードチンキ(新装版) 非BL コミック

石原理 

電脳世界へダイブ!

人生で最初に読んだBL作品が「カプセル・ヨードチンキ」(1995年)でした。とはいえBでLな展開は皆無なので非BL作品になるのか。当時は「BL」という便利な言葉もなかったので意識はしていませんでしたが、少女漫画でも少年漫画でもない自由な世界観が大好きでした。石原理さんの作品は一般受けというよりはコアなファンが好んで読んでいるイメージだったので、16年の時を経て新装刊されたことに驚き、非常に嬉しかっ…

2

おとしてやるっ! 小説

剛しいら  石原理 

辰巳さん文庫化2冊目

同人含めて読み返ししてたもので、今更ですがレビュー載せます(笑)
こちらはシリーズ通して神評価。
ドクボクと並ぶ硬派BL?の代表格として、お薦めする剛さん作品です。

新参の中華マフィア・王との抗争話。思わぬ仕掛けに遅れを取り、辰巳がさらわれ嬲られてしまうという2巻目・・・
ヤクザ物とは言っても、話もキャラもゆるい雰囲気ヤクザが多いBLにあって(笑) Vシネマさながらの展開が小気味よく一…

0

落花流水 小説

凪良ゆう  石原理 

サイドストーリーが膨らむ膨らむ

お話としては、特に破綻なく綺麗に纏まっているんだけれども、何だろう、この中途半端感は。

既に沢山レビューがあがっているので詳しい内容は割愛しますが、この作品の主人公達は物事を進めれば進むほど、落とし穴に嵌まっていく感じです。
好きな人の為にっていう覚悟は認めますが、一也は行き当たりばったりだし、夏生は考えが甘過ぎるし、二人とも、もう突っ込みどころ満載。
そもそも、最初から弁護士か警察に相…

1

君知るや コミック

石原理 

雰囲気がとてもいい

剣道のライバルもの。静かで綺麗で日本美のある、雰囲気で読ませる作品だと思いました。

主人公の花森と剣は高校の剣道で日本一を争う仲。
互いに一目おく存在です。

ライバルの君に勝ちたい、でも君が強いと僕はうれしい、という二人のやり取りがとても好きです。
ほんのりお互い意識はしているけれど、剣道という互いに共通して負けられないものがあり、ライバルという意識が先立って進展しないもどかしさと…

2

君を抱くまなざし 小説

たけうちりうと  石原理 

最後がちょっと説明不足

大好きな作家さんですが、私の中で当たりハズレが多かったりもします。
この作品も、お話は面白く、恋愛ものというよりはストーリー自体にドキドキしてこの先どうなるのかな?という魅力がありました。

でも主人公の一之瀬があまりにも不憫なメに遭いすぎて、途中から見ていて可哀相で可哀相でたまらなくなりました^^;

舞台は沖縄の小さな島。海中にある遺跡の調査のため大学院からやってきた一之瀬は、そこで…

1

やがて鐘が鳴る 小説

日夏塔子  石原理 

成就のない熱

中立か萌か萌萌か迷いました。というか途中までは全く面白いと思えなくて(すみません)中立くらいの気分でした。

難しい本です。内容が難しいわけでなく、キャラが皆ひねくれていて内面を読み解くのが難しい。
しかも400ページ近い厚さがあります。一般書ならともかく、BLでこんなに分厚いのってあまりない気がします。
その分読みごたえは充分…なのですが、なぜか半分を過ぎても乗りきれませんでした。

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