石原ひな子さんのレビュー一覧

皇太子の結婚 小説

石原ひな子  上田規代 

厚みが足りない

BLにリアリティなんて求めませんが、現代モノである以上背景に多少なりとも説得力がほしいところです。少なくとも読み終わるまでは。
話の都合上だとか必要性だとか細かい設定の矛盾などを安易にルエノア王国に押し付けているがために、すごく王国の人たちが薄っぺらくてバカっぽい仕様になっております。
受けと攻めの2つの国を取り囲んでいる周りの国もそうです
まだファンタジーっぽくふわっとすれば可愛げがあるも…

1

君に囲われし濡花 小説

石原ひな子  宝井さき 

そんなご無体な・・・

擦れ違いあり、衝撃のラスト有り。
幼い頃の約束を胸に生きる、特殊な薬の知識を有するアオの民の青年と
若き王の純愛物語。

なんだと思います。

あくまで、個人的に感じたことですが
どうにも設定が強引で話に入り込めないかと感じました。

物語の運びや設定も強引さや矛盾が感じられ、引っ掛かりを感じ
文章に誤植も多く、作家さんの言葉の選び方も物語の世界観に合っていないように思う事があ…

2

うちの息子がお世話になります 小説

石原ひな子  みずかねりょう 

二人の間に何が…?

「うちの息子」こと、攻の朔の息子・未来(みく)がタイムワープするお話です。タイムワープものですが、当事者がメインの二人ではないせいかあまり緊迫感のない展開の作品でした。

それにしても何で息子の名前を未来にしたんだろう。可読性という点において、未来から来た少年の名前にするには適していませんよ、どう考えても。誰か止めてあげてほしかった。

未来がタイムワープする切欠になった「6年後の、1~2…

1

おとなの秘密 小説

石原ひな子  北沢きょう 

ワンコ保育士×真面目パパ

表題作と後日談の2作品収録されています。

「おとなの秘密」
恩田(攻め)の視点。
恩田の勤める保育園に賢が転園してきます。父親の京野(受け)の厳しい態度が気になる中、偶然出会って行った遊園地で意外な面を見て…という話です。

「おとなの時間」
京野の視点。
前作では、賢の通う保育園に勤めている間は、恩田と一線を引いた付き合いをしたいという展開で終えていましたが、その後日談です。幸…

1

こどもが眠ったあとで 小説

石原ひな子  三尾じゅん太 

言葉の足りない男

1冊ぜんぶ表題作です。恭哉(受け)の視点でストーリーは進みます。

真面目な恭哉は軽い恋愛は好まず、不倫が嫌で恋人と別れたばかりです。それなのに、隣人の兵藤(攻め)とセックスしてしまい…という話です。

肉体関係から入ってしまいますが、凛太郎(兵藤の息子)の世話もあり慌しくも一緒に過ごすのは楽しく、カラダだけでなくお互い相性が良いというのが分かります。

ただ、兵藤の気持ちが分かってか…

1

援助恋愛 小説

石原ひな子  緒田涼歌 

良い人ばかり

1冊ぜんぶ表題作です。陽介(受け)の視点でストーリーは進みます。

陽介は異母妹の治療費のために仁(攻め)と愛人契約を結ぶのですが、そんなお金を持っていたら引け目を感じると後悔して返そうとします。この負い目は序盤からあり、抱かれた後すぐも契約を辞めようとします。

その迷いが人間の弱さを表しているようではあるのですが、私には優柔不断に思えてイラつきました。
義母は金よりも陽介に恥ずかしく…

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別れさせ屋の純情 小説

石原ひな子  青井秋 

スピンオフ希望!

1冊ぜんぶ表題作です。渉(受け)の視点で進んで行きます。

同じ会社で知り合い、別れて6年後にそれぞれ別の会社勤めで再会するという、社会人カップルの話です。

渉は、清志郎が義弥と不倫していると怒るのですが、その誤解は早い段階で解けてしまうので、別れさせ屋として騙している葛藤より、清志郎の気持ちを受け入れるかの方が印象に残りました。

清志郎と渉、それぞれが互いを好きで、忘れられずにい…

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デキ狐!! 小説

石原ひな子  六芦かえで 

萌えなかった

狐の神様×リーマン。不慮の事故により攻めの子供を身ごもってしまった受けさん、という話。
エッチして妊娠したわけではないので、最初はお互いツンケンしてて、非常に感じが悪かったです。もうちょっとお互い大人になろうよ…と思いました。
あと攻めがあまり好きになれないタイプでした。何もしないくせに口だけうるさいクズ夫みたいなキャラ…。攻めの身の回りの世話をする子鬼と烏がいるのですが、子鬼はちみっこ枠で萌…

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お兄ちゃんの初体験 小説

石原ひな子  北沢きょう 

ドロドロ感無し

あらすじの再開発という文字を見て、今まで読んだことのあるその手のストーリーを想像してたのですが、アッサリと終了してしまいました。 企業と地域の人々との険悪なムードはあまりないし、簡単に再開発の話も流れてしまう。 一応、地域側の人間をこちら側に引き寄せようとしてはいますが無理やり系でもないし。 最終的には開発が流れての責任その他もろもろで、その企業内での派閥争いになっている。 じゃあ攻受のキャラはと…

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今まで

ありそうで、なかった、ルビー文庫の番外編小冊子。
ルビー文庫の周年フェアの全員サービスって、何年か前はラジオDJ風CDが続いていた印象が強くて、そういえば、こういう小冊子でまとめて番外編を読んだ事ってあんまり記憶にないなぁと。
今回、この全員サービスを申し込んだのは「富士見二丁目シリーズ」の番外編目的。
他の収録作品は元の作品を知らない物ばかりだったので、以下は秋月さんの「秘密は蜜の味か…」…

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