青樹緫さんのレビュー一覧

うそつきと恋と銃弾 小説

姫野百合  青樹緫 

精神的SM

いやー、良かった! とっても素晴らしい精神的SMでした。
あくまで精神的なSMだったので、小道具の使用や肉体的苦痛はありません。
視姦や言葉攻めなんかが多かったです。

攻が受のボディガードをしているんですが、警護というよりも監視状態。
公然たる理由を得たストーカーが四六時中、視姦しているような感じです。

黒崎の威圧的な視線に怯えながらも、総帥としての矜持から反発する海里。
まる…

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ご主人様はいつもワガママ 小説

松岡裕太  青樹緫 

メイド×ご主人様ではなく保護者×お子様

受けの尋斗は自他ともに認めるお子様な性格の高校生。想像以上に精神年齢が低くて驚きましたが、面倒見の良い歩にいわせればワガママで生意気で素直な子供っぽいところが尋斗の魅力だそうです。

歩がお仕置きで尋斗に尻叩きをしたり、逆セクハラをしたり、パワーバランスは序盤から明確に書かれているので主従関係の葛藤などはほとんど感じられませんでした。
一応、歩が仕事の一線を越えてしまわないように、と悩んでい…

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恋の勝負は負けられない! 小説

音理雄  青樹緫 

天然元気君とヘラヘラ鬼畜君

ドタバタ学園(高校)もの。

受け君は、応援団の全国大会で優勝した他校の応援団長に憧れて、わざわざ転校。
ところが転校先では、実は応援団など存在せず、昨年の大会の演武は、EPCとういうよろずイベント請負いのお祭りクラブが、報酬目当てで1日限りに企画したものだった。

攻め君はEPCの親玉で、超ナンパヤロー。
実は応援団の全国大会で受け君に一目ぼれしていた。

攻め君は『…山内和己は…

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そんな君と僕だから コミック

青樹緫 

萌えたのとそうでないのと

初読み作家さんです。
絵柄に少し特徴があります。私は嫌いではありませんでしたが…。
全部で6つの短編が収録されているのですが、そのうちの2作品は登場人物が重なっています。
作品の系統はいろんなものが詰まっている感じで、切ない片想いもの、コミカルな雰囲気のもの、少し痛い系からファンタジーの入ったギャグものまでありました。
この作家さんの好みなのか、攻め・受けどちらかよく分からないカップルのお…

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ご主人様はいつもワガママ 小説

松岡裕太  青樹緫 

メイドもの第3段!

おバカ系が抑え気味で、ストーリー性も感じられたので、まだ読みやすかったです。
年の差&主従関係ものでした。

いつもの受様に比べると、おバカ系は抑え気味。
高校生の可愛いらしいタイプのご主人様で、拗ねたり、困らせようとしたりするものの、とても素直で好感持てる心優しい男の子でした。

攻様は上司の命令でメイドとしてやってきます。
出世の為だと、鬼畜な野心家タイプかと思いきや、愛情を感じ…

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メイドはつらいよ 小説

松岡裕太  青樹緫 

メイドもの第2段!

本の整理中に、松岡作品を奥底から発見したので、懐かしくて読み返していってますけど…だいぶお腹一杯になってきました(笑)
当時も苦手系でしたけど、イラスト買いが多かったのと、若かりし頃なので…怖いもの見たさ&好奇心で読んでいた気がします。
再読してみると、本当におバカさ加減が突き抜けたファンタジー世界だなあ〜と(笑)
ストーリ展開が重くないから、笑って楽しむ娯楽作品としてはいいとは思うんですけ…

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ご主人様には逆らえない 小説

松岡裕太  青樹緫 

メイドもの!

松岡先生の初期作品で、確かメイドものでは第1段だったと思います。

中学生の裕也(15歳)の父親が、多額の借金を背負い、自殺を図り失敗…そして意識不明で入院。
借金の返済の心配どころか、その日の寝食さえ危うい裕也は、学校を退学し、男ばかりの家でハウスキーパーをすることに。
家主はラブホテルチェーンを展開している若手社長 • 晄。
そして、晄が昔好きだった男の忘れ形見の息子達が4人暮らして…

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ロマンスの王様(下) -truth- 小説

水戸泉  青樹緫 

狂おしいまでの執着と独占欲な愛

後編は一気に全てが明るみになり、解決へと進んでいきます。
上巻でテオドールが殺人の嫌疑をかけられ、真犯人を見つける為にリュウの国で
秘宝扱いになっている三種神器を使い、真犯人を探し出し、テオドールは犯人を
捕まえ、リュウは探し求めているユーゼフの居場所を聞き出す為に。
しかし、神器の一つが事故で半年分の記憶が無いリュウだけが在処を知っていると
失くした記憶を取り戻す為に病院へ行く事に決め…

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ロマンスの王様(上) -the beginning- 小説

水戸泉  青樹緫 

愛するものを救う為

作者のデビュー作の文庫化再販本、タイトルは甘そうな雰囲気があるけれど
実際の中身と言えば痛い系なストーリー。
でも痛すぎに感じないのは受けである一国の王子であるリュウの行き当たりばったりの
やんちゃな性格がシリアスで痛い雰囲気を払拭している気がします。

設定は別世界の近未来ながら王子が暮らす国はまるで日本、王子だけどそれも現代の
日本と同じように王族が象徴としての存在だったりします。…

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冒涜の教官室 小説

高峰あいす  青樹緫 

やっぱりだめだった

教師×生徒。
数学で赤点を取り、進級が危うくなった祐(受け)は、進級を条件に数学教師岩倉(攻め
)の「奴隷」にさせられてしまう・・。

感情がまったく見えないただの不気味な犯罪者の攻めと、大した抵抗もせず早々に奴隷と化していく受け。
三人称の文章の中に時々受けのモノローグが入るんですが、それがまた「こいつ、何かヤバイ」「ーって俺・・今何考えてた?」「・・もう出るっ・・出したいッ!」等、低…

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