西炯子さんのレビュー一覧

富士見二丁目交響楽団シリーズ リサイタル狂騒曲 小説

秋月こお  西炯子 

シリーズ第四作

シリーズ四作目で、第一部が完結する巻です。
興味なかったオーケストラとかクラシックとかにムクムクと興味がわいてくるのが、微妙に怖い。
リアルタイムでシリーズのファンだった腐女子のみなさまは、クラシックのCD買っちゃってたんじゃないでしょうかw
なんだかんだと事件は置きますが、ラブラブのハッピーエンドで第一部は終わります。
面白いです。
シリーズ未読のかたは、第一部の四冊だけでも読んでみるのをオスス…

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富士見二丁目交響楽団シリーズ マンハッタン・ソナタ 小説

秋月こお  西炯子 

シリーズ三作目

一作目二作目より評価を下げたのは、緊張感が少し減ったので。
面白くないわけじゃないです。
言い方は悪いけど、色々掴まされた地雷作品を読むことに比べれば、じゅうぶん以上に面白いです。
でもやっぱ、一度心が通じ合ってからのゴタゴタって、通じ合う前のすれ違いに比べると、緊張感がちょっと低下してしまうのは否めない。
この先も読みます。
やっぱり読みたくなる楽しいシリーズです。

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富士見二丁目交響楽団シリーズ さまよえるバイオリニスト 小説

秋月こお  西炯子 

シリーズ二作目

シリーズ二作目、まだまだ勢いは衰えず。
クラシックの荘厳な調べを背景に、悠季と桐ノ院の恋は確実に進んでいきます。
ヤリタイのを必死で我慢してる俺様男の痩せ我慢が大好物な私ですが、アパートが焼け出されて部屋に転がりこんできた悠季を前にして、エロい欲望を我慢してる桐ノ院の姿に、ツボをくすぐられまくってニヤニヤニヤニヤ。
「たすけてください。きみが欲しい……」
きゃー/////
我ながら気持ち悪い。

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富士見二丁目交響楽団シリーズ 寒冷前線コンダクター 小説

秋月こお  西炯子 

さすが名作シリーズ

BLにハマったのが最近で、若輩者の私です。
色々読むうち、過去の名作と呼ばれているものを読んでみたくなった。
この富士見シリーズも多くファンを抱え、いまだ続いている。
というわけで恐る恐る読んでみました。
さすが面白かった!
なんかもう、今に繋がる王道パターンの元祖って感じで、萌えるキャラ、萌えるシチュエーション、萌えるシーンのオンパレードにニヤニヤしながらあっという間に読みました。
ああ、できる…

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紅蓮のくちづけ染模様恩愛御書 小説

深山くのえ  西炯子 

幻の狂言が復活・BLと歌舞伎のコラボ

久しく上演が途絶えていた明治の初世市川左團次によって人気狂言となった
三世河竹新七作『蔦模様血染御書』が、約一世紀ぶりに復活。
2006年大阪松竹座にて『染模様恩愛御書』として上演されました。
この復活狂言をノベラライズしたのが、この作品です。

公演当時は歌舞伎とBL小説のコラボ!?と、何かと話題になったのを覚えています。
確か公演中は劇場の売店でもこの小説が売られていて。
BLを…

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サミア 小説

須和雪里  西炯子 

悲しいエイリアンファンタジー

須和先生の書かれる作品は、滑稽さと切なさと内包した独特の作品です。
なかでも、「サミア」は、異星人とのLOVEですから、他の作家さんの追従を許さないでしょう。(笑)異形の狼やヴァンパイアなんてのは結構、BL界にもありますが・・エイリアンとはあまりないと思います。
サミアは、罰である永遠の命を終わらせるために、ひたすら友則を探していたので、友則を見つけたい、手に入れたいと思い続けるその気持ちは、…

4

紅蓮のくちづけ染模様恩愛御書 小説

深山くのえ  西炯子 

只、凛とした恋がある

美しさの片鱗に惹かれあった二人が互いを
深く知る内に高めあい、紅蓮に包まれたまま
二人で直走って行く。劣情故にではなく、「義」故に。

只凛とした恋に急かされるのなら、それもまた
一つの在り方でしょう。

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紅蓮のくちづけ染模様恩愛御書 小説

深山くのえ  西炯子 

いつまでも一緒にと誓った恋は…

パレット文庫より、深山くのえさんの「紅蓮のくちづけ」です。

時は江戸時代、街角で偶然言葉を交わしただけの美しい少年のことが忘れられず、彼の居所を探し当て身分も名前すらも捨てることすら厭わないほど情熱的な友右衛門と齢16歳にして顔も知らぬ相手を親の敵として仇を討たなければならない不遇の美少年数馬、そんな二人が織り成す数奇な恋の物語です。

この話、歌舞伎(通し狂言)とボーイズラブのコラボレ…

3

タブー 小説

須和雪里  西炯子 

BLと耽美の合間で

JUNEと言うのは不思議な空間で、
耽美とBLとが何の問題も無く隣接
できた不思議な場所でありました。
その為、BLと耽美のハーフの様な
作品群が生まれる土壌でもあった
訳で…。

学生服を纏った少年達が織り成す、
時には暴走も含めた繊細な恋模様。
それは懐かしい様でいて、新しいもの
なのでしょう。

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