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6/8(合計:79件)
西炯子
ゴミ蔵
双子の兄弟の愛憎と、トランスジェンダーを取り上げた作品。 主人公を友達としてさりげなくそっと支える女子高生刈川さんが素敵。 なお、西炯子さんの過去の作品で「水が氷になるとき」などの【嶽野義人シリーズ】という名作がありますが、検索しても出なかったのでレビューできない。 残念でならない。
須和雪里 西炯子
当時購読してたJUNEに掲載されていました。 その号は今でも保存してあります。 永遠の命を終わらせたい死にたがりの宇宙人との交流と、別れ。 突飛な設定ではありますが切なさは最強です。
雀影
本編ストーリーでは描けなかった、束の間の安息の日々のスケッチ。 手書きの手紙って、やっぱりいいよね。 例え、お手本ありの恋文だって、書いて渡そうって心意気ぐらいは認めてあげたいよね。 って事で、最初はお手本を求めて押しかけてくる同朋の相手も勤めていたのだが、人の恋路よりも大事なのは、今ここにいるお互いで、、、 っていうお話。 この全員サービス、なんと豪華なことに、役者さんの扮…
ネタバレ
この作品を、ネタバレせずに紹介するのは難しい。 鹿児島を舞台に、女子高生の様々な出会いを描いた連作「STAY」シリーズの中の1冊。 シリーズの他の作品は、普通に男女間の恋愛を扱っていますが、このエピソードだけがちょっと毛色が変わっています。 多分シリーズ中で、最もシリアスでロマンチックだと思う。 刈川エリは小柄で巨乳、自作のちょっと変わった、でも、かわいい服を着ている、個性的な女の…
ホモ子・アンドリュー
最近『娚の一生』で話題になった西炯子さん。『娚の~』は一般向けなのですが、この人BLの人じゃなかったかなあと思い、お友達に聞いてみると、「今はおとなしくなっちゃったけどジュネに描いてた頃は本当に良かった!!」という力強いコメントが。彼女のオススメがこの『天使にならなきゃ』です。なるほど尖った作品集でした。 表題作の『天使にならなきゃ』はホテルのボーイとして働く晴海が、記憶喪失の少年・遵希の面…
トオコ
旧版にも名作が収録されていますよ。 『影法師が泣いている』 個人的にいちおしです。 再録がなさそうなのであらすじを書きます。 主人公である「おじさん」は善良な霊魂。 生きていた頃の名前も記憶も忘れ、いつか成仏することを願いながら守護霊をしています。 そんなある日、洋くん(享年17歳)という名の守護霊と出会ったことで過去を思い出すことに・・・。 生前「おじさん」は独身と偽っ…
第1巻が世に出てから、既に7年以上、 3年に1度の、「忘れた頃に」ペースでしか刊行されないシリーズです。、 掲載紙「Chara」ということもあり、完全BLではありませんが、そこここに腐臭が っていうか、「腐妄想している女子」や「ゲイより男子」が「時折」ネタで登場します。 この「時折」がミソで、「不意打ちで漏れ来る腐臭」の分、インパクト大。 読んでいて「ニヤリ」とします。 腐界ど…
むつこ
須和雪里さんのちょっと不思議な中編たち。 クセはあるんですが、王道から離れたそのストーリー群は、読めば読むほど味が出ます。 『タブー』 明るい癒し系の同級生の心の闇に触れ、彼を守ろうとする主人公。 シリアスなのに暗くならない、とぼけたストーリー展開が良かった。 『テリトリー』 ホラーです。 怖くてキモかったです。 こんなBL、須和雪里さんにしか書けない気がするw 『いつか地球が海になる日』 …
秋月こお 西炯子
つかさ
題名を見たときに「うわ~やばそうだ」と思って読みました。 中はドロドロの人間模様かな、と覚悟して読み始めましたが、大丈夫でした。 主人公のバイオリニストの卵・守村悠季が、七転八倒しながら自分だけの音を模索しつつ、コンクールにチャレンジしていくストーリーです。 今回はこの「退団勧告」という言葉が最後の最後にならないと出てきませんので、皆様覚悟してお読みくださいね。 指揮者として将来が…
ワンパターンな王道小説ばかり読んでるなかで、たまにこういう名作に出会うと、読み終えるのがもったいない気分になって困りますねーw いろんなブログで、過去のオススメの名作として紹介されていて、読みたかった一品です。読めて良かった。 SFチックな短編が3+1つ入ってます。どれも変わった設定のお話です。 描写は意外と淡々としてて、お涙ちょうだいみたいな書き方はしてないんですが、内容はかなり切なくて、泣きま…