西田ヒガシさんのレビュー一覧

肉食の部下 コミック

西田ヒガシ 

夜の課長はエロ過ぎる

初めて読んだ西田ヒガシ先生の作品でした。
キラキラお目々やふさふさマツゲなど無い、リアル寄りの作画。
本当に存在していそうな2人が想像を掻き立てて良いです。

外資系エリートの課長と部下。
部下の時田は男女問わず身体を使って契約を取ることも厭わない肉食系です。
そんな部下くんがエロいのはもちろん、課長がまたエロくて。
エリート上司の皮を被った淫乱、とでも申しましょうか。時田に跨り主導…

6

きっと恋に違いない コミック

西田ヒガシ 

コントみたいな面白さ

表題作はまるでコントのような恋の始まり。
否定したい気持ちと期待してしまう気持ちが入り交じり、空回る佐々木がすごく面白かったしなんだか可愛かった!
結果的にくっついたふたりだけど
お互いそういう雰囲気で盛り上がったのか
はじめから好きだったのか…?
牧野は佐々木のことをどう思っていたのかはちょっと気になりました。
勘違いしてチョロチョロする佐々木がツボで…
思わず笑ってしまいました。…

1

見つめていたい コミック

西田ヒガシ 

課長の羽目を外させる男

◆見つめていたい(表題作)
 妻子持ちでお堅いビジュアルの山口と、チャラい見た目のカズキ。山口がカズキに押され気味なのかと思いきや、意外にもカズキを打ったり怒鳴りつけたりする一面もあり。出会って間もない頃にトイレで激昂してカズキをひん剥くなんてことも。世間や妻子に縛られた男のように見えるけれど、自分の感情任せに行動する面もあるんですね。あんまり褒められた言動ではないかもしれませんが、私はそこが山…

2

ディヴィジョン コミック

西田ヒガシ 

まともな歩き方

西田先生がこの作品についてツイートされてて久々に読み返しました。

西田先生お得意の、ワイルドな危ない(けど実はまぁまぁ虚勢はって生きてる)男と、真面目でまっすぐで危なっかしい男の邂逅です。

むしろこの終わり方とってもお洒落ですよね。
真面目で、まっすぐな道を進もうとしていた浅野が、田中と出会ったことで「最初からワイロ出せばよかったか」と言えるようになる。そして無言で外される腕時計。

4

願い叶えたまえ(3) コミック

西田ヒガシ 

工藤の願いに涙

 どんどんヤク漬けの体になっていく深見。薬で稼ぐヤクザがヤク中になってしまったら終わり。まさにそれを体現していくような深見に、痛ましさを覚えつつも、どこかこうなっていくのが自然とも思えるというか、諦めのような気持ちも持ちました。ただ穏やかに祐介のピアノを聴いている彼をずっと見ていたいけれど、心のどこかでそんな日々が続くことはあり得ない、彼はきっと堕ちていってしまう、と周りも読者も分かっていたんじゃ…

5

願い叶えたまえ(2) コミック

西田ヒガシ 

安寧の中で生きられたはずの男

 あれだけ雄々しく、威圧感もあって、人前で女と乱交することも厭わないような深見が、有島にあっさり抵抗を封じられ、好きにされてしまうのは、1巻冒頭の頃から考えるとかなり衝撃でした。彼は諦めるべきラインをよく分かっていて、だから有島の誘いに乗ったわけですが、それでも心の奥底では無体を働かれることにも収まりきらない嫌悪感、抵抗感があって、終盤では部下や祐介の前だろうと構わず、有島に対してものすごい剣幕で…

1

願い叶えたまえ(1) コミック

西田ヒガシ 

予想外に突き刺さる

◆願い叶えたまえ(表題作)
 雰囲気はそう予想と変わらなかったのですが、ストーリー展開が予想の遥か斜め上をいってくれて、いろんな意味でグッときた作品でした。表紙の人物・深見はヤクザで、ピアノを弾く祐介のことをじっと見つめていた男。商業BLをそれなりの数読んできた読者なら、この時点でもう祐介に気があるんだな、と思ってしまいませんか? 私は深見が祐介に女を充てがった時ですら、性別関係なくできる人なん…

2

影あるところに コミック

西田ヒガシ 

エロは無いのに

昏睡状態の老医師←ベテラン医師←老医師の息子
最初は息子は当然ベテラン医師が大嫌いだし許すまじなんだけど、そこから少しずつ気持ちが変わって行く様やベテラン医師もその影響を受けて気持ちが変容していくその移り変わりの描き方が素晴らしいのです‼️
老医師は死を待つ昏睡状態なので、登場するだけですけど、父の手帳から息子が二人の関係に気が付き憎悪するところから始まりますが、そんな対象を自分が好きになっっ…

2

何も言うな コミック

西田ヒガシ 

いろんな楽しみ方ができる短編集

短編集。
どのキャラもいい男。特に黒髪くんは切れ長目でめっちゃ好み
話はギャグやピュアや不条理?ぽいのや幅広い。
あと、非BL的な要素がぶっこまれていて切なくなったり油断できないw

私は間違っていた。西田先生作品の楽しみ方を。完全に勘違いしていた。というかそのセンスが欠落していた(いる)。
なので今まで、??と思った場面も今なら「そういうもの」と受け止めればいいのかと(たぶん)。あと…

1

やさしいあなた… コミック

西田ヒガシ 

私には高度な?ラストかもしれないw

西田先生作品でツイッターのTLでいちばん見かけたのが本作で、帯の煽り(BL史上に残る最高の結末!!)もあり、期待を高めて読みましたらば…最後、特大の 思ってたんと違ううう〜〜〜っっ!!!
ま、私が勝手にこんなんかなぁと想像していたんですが、まさかまさかこんな終わり方をするとは!!

あまりの驚きにそれまでのお話どんなんやったっけ!?とぶっ飛ぶくらいw
いい感じに出会い惹かれあってくっつ…

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