西村しゅうこさんのレビュー一覧

ダウト コミック

西村しゅうこ 

サスペンス。。

レアメタルを探しに山奥の密室に似た空間に集まる研究者たち。誰か一人がスパイで、というサスペンスです。

でも、物語の主軸は記憶喪失で、主人公の受けが、フィールドワーク中に行方不明になった恋人に生写しのメンバーに会って、必死で記憶を取り戻そうとするも、別の男性にしつこく言い寄られるというお話でした。

なんというか、記憶喪失の設定必要だったのかなとか、色々焦れったく、思いっきりサスペンスにし…

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ローマの休日 小説

あすま理彩  西村しゅうこ 

攻め様が不憫になってきました…

『ニューヨークはバラ色に』の関連作ですが、前作未読でも大丈夫だと思います。
ただ既読だと前作に登場したキャラや会社が出てくるので、細かいところですがニヤッとすることがあると思います。

前半の表題作と後半の『カジノ・ロワイヤル』の2つのエピソードが収録されています。
今回も登場人物達の肩書は豪華で、一般人ではお目にかかれない世界が舞台になっていて、セレブな気分が味わえます。
私は前半の表…

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ニューヨークはバラ色に 小説

あすま理彩  西村しゅうこ 

終始甘々

評価は萌か中立で悩んだのですが、少し厳し目に中立にしました。
甘々でラブラブなのは好物なのですが、この作品は2人のイチャイチャがメインで、ストーリー的には深さや目新しさが感じられなかったのが少し残念な所です。
主人公達は日本人なのですが、タイトルからも分かる通り舞台はアメリカがメイン。
ある映画を彷彿とさせますが、本編でもそれについての言及があって、作者さんはあの作品やこの作品を思い浮かべな…

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騎士堂倶楽部(2) コミック

西村しゅうこ 

1巻とは別人の人として読みたかった

1巻で主人公2人が想い合っているのは傍目からも明らかだったのに、その2人の間に割って入ってなんて無粋なことをするのだと思っていたキャラが今回の主人公らしいです(笑)。
前巻ではもうご老人でしたが、この本では昭和22年の戦後間もない頃、並木がまだ若い頃のお話です。
並木は元華族の次男という良家の出身なんですが、華族制度が廃止されて家の経済も厳しくなり、下男一人だけを手元に置き暮らしています。

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騎士堂倶楽部 コミック

西村しゅうこ 

鬼畜でも優しい

西村さんの作品は今まで何冊か読んできましたが、この方が描かれる攻め様は鬼畜でも受け様に対する執着や優しさが垣間見れるのが好きです。
受け様はとことん健気で、攻め様の知らない所で攻め様に対する一途な愛情を注いでいるのに攻め様はそれには気づいていない、というのが切ないです。
主人公達は武闘家なのですが、攻め様がとても男らしい。
受け様は性格がちょっと優しすぎるのが個人的には気になるところです。

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幸福のカテゴリー コミック

西村しゅうこ 

王道な歳の差設定

西村しゅうこさんのデビュー単行本らしいのですが、初単行本から絵がすごく綺麗です。内容は歳の差ものなのですが、いい意味でも悪い意味でもとてもBLっぽい内容だと思いました。

事件を追う記者だった土屋は、自分の記事のせいで自殺してしまった男性の息子・征久を罪悪感からひきとります。
征久はひねた猫のようなキャラクターなのですが、次第に土屋の傍を自分の居場所だと感じるようになっていく様子は丁寧でよか…

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嘘を見つけて 小説

火崎勇  西村しゅうこ 

嘘つきとケダモノ

「彼を思う場所はベッドでしかない」という帯に惹かれて購入しました。

1冊丸ごと表題作です。…とはいえ、表題は「嘘を見つけて」なのですが、目次の題名は「嘘をみつけて」でした。作者様のあとがきでは「見つけて」だったので、そちらが正しいのかな。

小沢の目線でストーリーは進んでいきます。

小沢(受け)は他人の女であろうが誘われたら手を出す館山(攻め)に反感を抱いていました。でもそれは、中…

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月下の檻 コミック

西村しゅうこ 

孤島という檻

沖縄地方の孤島を舞台にしたお話。

主人公・里村は沖縄地方の孤島で原油研究にいそしんでますが、資金困難から撤退を余儀なくされます。島長の息子の平良から「自分のものになるなら金を出してやる」と言われ身体を差し出すのですが、学生時代の同期で海外で章をとるほどの天才研究者・飯塚が里村に会いにやってくる…というストーリー。

ストーリーがしっかりあって、細かい設定がある分楽しめました。
だけどち…

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この次は、もっと 小説

綺月陣  西村しゅうこ 

ホントはすごく嫌なんだ!…って言ってるんですが

タイトルや表紙の雰囲気、あらすじから重めのシリアスかと思って読みすすめたんですが…これはコメディ?と気づいたら楽しくてたまらなくなりました。

会社でライバル関係にある大蔵と速水。速水がゲイで上司と不倫関係にあると知った大蔵は、それをネタに速水をゆすり身体の関係を迫る…という割とありそう?なストーリーなんですが…
速水は不倫関係にある上司を本気で愛してると訴えるのに、上司からは関係を清算しよ…

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嘘と蜜月 小説

谷崎泉  西村しゅうこ 

なんと言ったらいいのか・・・

読みながら『いったいどんな嘘が?』と心配なのか楽しみなのかよくわからないままに、それでも結構期待しつつ読んでたら・・・何これ?肩透かしというか期待外れというか。

特別な事件も起伏もなく、何気ない日常の描写がダラダラ続きますが、それは別にいいんです。

なんというか、前半のほのぼのしたトーンは結構よかったと思うので、それがいきなり断ち切られたというかまるで別の話になっちゃったように感じたん…

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