total review:280907today:34
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1/4(合計:37件)
西条公威 小菅久実
しらあえ
内容については、ある意味常軌を逸していて、共感するには難しい作品かと思います。 読んでいる最中、重苦しいし、愛なんてかけらもないし、色んな意味で縛られてしまう。 ただ…何でしょうか、なんとも言えない、執着のようなものに自分自身が囚われて、私はこの本を2回手放し2回買い直しました。 もういい、もう読まないと思って手放すのですが、なぜかまた買う。 3回目手放そうと思った時、無駄な抵抗かと思い、…
西条公威 初田しうこ
ふばば
ネタバレ
1996年発表の短編集。 良くも悪くも、今の小説とは全く異なる味わい。 重く、救いがなく、恋もなく。 BL小説というよりも、傷だらけの心を乾いたタッチで描く純文学系に近い。そこに男を犯す男や男に犯される男が出てくる、という感覚。 「ザ・ホイール」 母が父を裏切り、母の男は隠れて姉を犯している。 だから友也は今日も家に入れない。犯されている姉の声がするから。 下の階の男が部屋に入れ…
西条公威 茶屋町勝呂
まぎぃ
これは読めなかった。 痛い、というレベルではなく、人間としてあり得ないような一線を超えてしまっています。気分が悪くて読むことができませんでした。 特に、幼児への虐待を超えた非人道的行為や、腐敗し肉体が溶解する中での性行為など、とてもではありませんが一人の人間として受け入れることができない内容でした。
ヨヨンド
執筆当時22ならしょうがないのかもしれませんが、内容以前に文章が自分に酔過ぎてて受け付けませんでした。作者の思い入れや意気込みが強すぎるんじゃないでしょうが。見ていて白けます。自信があるのか不安なのかわからない後書きもそうです 内容、文章ともに深みを出そうとして、またそういう方向性のものに似せようとして逆に底の浅さがさらけ出されているんじゃないでしょうか。 内容はわかってて読んだので文句はあり…
みみみ。
滅多に手を出さない小説ですが、運命的に出会えましたね、西条公威さん。 あらすじからの期待を裏切らないグロテスクな表現やBLとして読むには幾分厳しい性描写が頻出しますので誰もにオススメという訳にはいきませんが、埋もれてしまっては勿体無い作品だと思いました。 「壊れた身体」を撮るカメラマン〔スペル・イー・エス〕の目を通して切り取られているのは、バランスを崩しながらも愛を尽くしたい人間達の様々な…
bonny
五編収録されていますが、「ザ・ホイール」は『夜は凍る道』に続編が収録されています。個人的には『夜は~』よりも、こちらの短編集の方が断然好み。てくてく歩いていたら、突然道が消えて不意に落下するみたいな、読後感の放り出され方がクセになる。そして初田(鹿乃)しうこ先生の挿絵が素晴らし過ぎます。 「ザ・ホイール」 入退去が激しい古いアパートの一室に、母、姉、母親の愛人と暮らす中学生の友也。階下…
西条公威 有藤せな
M+M
表題作と後日談ショートの2作品とも雅哉(受け)の視点です。 両親に捨てられて幼い弟との生活費のために身体を売る羽目になり、そこで和範(攻め)の家に行くという話です。 自分勝手な父親に振り回される雅哉が気の毒で、健気に頑張ろうとする心情に流されて切ない気持ちになって、ショート「おかえり。」で一緒に暮らして幸せそうな姿にほっとして読み終えたものの…冷静に考えるとんん?って思ってしまった作品…
表題作「恋をするのはおうちの事情2」は雅哉(受け)の視点、後日談ショート「散歩をしよう」は和範(攻め)の視点です。 とにかく不安が残る二人でした。 雅哉がメンタル不安定で自信がないのに、和範はそんな雅哉を丸ごと受け止めはしますが芯が強い相手ではありません。優しいと優柔不断は紙一重という人物だと思いました。 雅哉も和範から逃げては複数男にレイプされることになり、今回は本人が願ったもので…
西条公威
さぼ
電子書籍版を購入。 丸ごと1つの話です。 挿絵なし、あとがきなし。 軽い感じで、すぐに読み終わります。 あらすじには、「アブナイ☆恍惚ラブ実験!!」ってありますが、そのまんま。 モルが、松村くんにひたすら、ラブ実験される話です。 本当にそのまま。 でもね、それでいいのです。 十分、楽しめます。 西条作品おなじみの狂気や痛さはありません。 いや、すみません。 間違えまし…
西条公威 神葉理世
電子書籍版を購入。 「鋼鉄都市破壊指令」「もっと。壊れるくらい。」「暴虐ノ夜」「夜には凍る道」が収録された短編集です。 挿絵なし、あとがきなし。 この作家様の作品は、『造花の解体』を途中でリタイアしてしまい、もう、2度と手に取ることはない と思っていました。 (痛い作品にかなり耐性があるはずだったのですが、世界観にどうしてもついていけなかった……) 何となくこの作品が目にとまり…