菅野彰さんのレビュー一覧

成仏する気はないですか? 小説

菅野彰  田丸マミタ 

生き残る人たち

charaさんフェアで「コミカルかな?」と思って購入したのですが、ひゃあ重かった。ホラー系は苦手なのですが、当作はおどろおどろしいものがなく、大丈夫でした。とにかくせつないお話が好きな方で、事件ものが絡んでも大丈夫な方にお勧めします。せつないのは大好きなのですが、ちょっと愛が重すぎたので萌にしました。本編のみ320Pほど+先生のあとがき。

お話はある病院に、圭吾が大地を探しにくるシーンから始…

0

色悪作家と校正者の不貞 小説

菅野彰  麻々原絵里依 

小説が人生にもたらすものについて書いていると思うんですよね

電子書籍で読了。挿絵、あとがきあり。

出版関係のお話を書くと菅野さんのお話はとても面白いです。
これはやはり、菅野さん自身が小説家というご自分の仕事をすごく好きで、誇りを持っていらっしゃるからだろうと思うのです。

華やかな家族から浮いてしまって、愛されているのに孤独を感じて来た校正者が、やはり孤独を感じざるを得ない生育歴を持った小説家の作品に惹かれ、延いてはその本人にも惹かれていく過…

7

Chara BIRTHDAY FAIR 2018 C キャラ文庫創刊21周年記念バースデーフェア小冊子 グッズ

パブリックスクールファンには嬉しいのでは

2018年のCharaバースデーフェアーでもらえる小冊子。
(既刊のCharaレーベル小説を買うと4種類の中から購入した冊数分選べる)
こちらは以下3編(全て8Pずつ)入っています。
3が個人的に金メダル贈呈したいぐらいなお話でした。先生有難うございます(涙)

1.「毎日晴天!」番外編
   相変わらず喧嘩してます。りっぱな痴話喧嘩。
   本当に割烹着きたお母さんがお玉もって、旦那さんに怒って…

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色悪作家と校正者の弟の帰宅後「色悪作家と校正者の貞節」ご購入者特典・書き下ろしペーパー グッズ

弟帰宅後のバトル

A5サイズで4段にわたってびっしり・・・SSは好きだけど、ルーペが欲しいと思ってしまう文字サイズ。
そして本編より5割増しぐらい、難解な二人の心の動きw。「あーめんどくさいこの二人」とやっぱり思ってしまったので萌。本編で正祐の弟が正祐宅にかくまわれていたお話の後日談です。

大吾の家の窓辺で、正祐は「高瀬舟」、大吾は「舞姫」を読んでます。心に染み入って涙ぐむ正祐を見て、大吾は「そんなにも弟というも…

1

色悪作家と校正者の貞節 小説

菅野彰  麻々原絵里依 

夫婦漫才?

色悪作家と校正者の不貞に続く2作目。面白い。BLとしての恋愛面とか色っぽさとかで評価すると?な部分もあるかもしれませんが、とにかく二人の心の通わせ方、紡ぐ言葉が盛大にツボに入っていて、また麻々原先生が描かれる攻め受けがこれまたぴったり過ぎて神。俺様傾向が1作目より弱めになったようなイケメン小説家と歴史考証専門の会社に勤める校正者のお話です。今回は、別の作家さん(こいつが非常に面白い!大好き!)と1…

6

夜を走り抜ける 1 コミック

湖水きよ  菅野彰 

読ませるBL

湖水先生だったので作家買いしました。
湖水先生が描かれているから、絵も綺麗で話も面白い。
そして小説家の方が原作をしている漫画は、やはりストーリー重視ですね。
今後の展開を期待しないわけがない!としか言いようがありません。

まだ1巻だから 《BLになりそうな雰囲気がある》 BL作品と言う感じです。
エロは無いです。
ただ如月さんが全裸には結構なっております。
話が進むにつれて与謝…

2

色悪作家と校正者の不貞 小説

菅野彰  麻々原絵里依 

文章が合わなかった

菅野さん、お名前はよく拝見していましたが、たぶん初読み作家さんです。
最初の数ページであまりに文章が合わずにびっくりしました。ここまでの拒絶反応は初めてでとても貴重な体験だったので、なぜ合わないのかを自分なりに分析してみました。

まず目が滑るように感じ始めたとき、登場人物の名前だけが妙に目につきました。書かなくても伝わる文章にも主語を付けている、なので一ページ内で同じ名前を読む回数が他では…

4

おまえが望む世界の終わりは 小説

菅野彰  草間さかえ 

萌えた!というより 響いた!!

2人の出会いとはじまりを描くことが当たり前になっているBL作品の中で、終わりと別れに真摯に向き合った稀有な作品です。

もちろん、メインの2人がくっつくまでをしっかり描いているので、そこは安心して読んでください!

ですが、この作品の主題は、受けと攻めがそれぞれ、自分の今までの恋人と向き合うこと、そして自分の過去と向き合うことにあると思いました。
そのことによってメインの2人の関係は少し…

3

成仏する気はないですか? 小説

菅野彰  田丸マミタ 

ゴースト

BLのLも色っぽ話もはなかなか出てきません。
幽霊含めて3Pとかもありません。

学生時代に出会った3人。
やがてその中の二人が付き合い始めて恋人同士となり、もう一人も好きだったけれど言い出せないまま友人としてそばに居続けたという3人目の男としては非常に切ない苦しいお話でした。

3人目の男 尾崎が、言葉が足らなかったせいで誤解され好きだった相手に嫌われていると思ったままそれを正すこと…

1

色悪作家と校正者の不貞 小説

菅野彰  麻々原絵里依 

文学作品がいっぱい

校正者の正祐(受け)は自分が担当している作家・東堂大吾(攻め)の作品で大好きだったキャラクターが死んだことを悼んで一人飲み屋で通夜をしていた時、当の作家が「試しに一人殺してみた」と話しているのを聞き、我慢できずに声をかけてしまいます。その時から飲み屋で会うたびに言い合う関係になります。
正祐の校正は重箱の隅をつつくように細かく、大吾には不評だったのですが、ある日とうとう正祐の書き込みに怒った大吾…

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