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杉原理生 麻々原絵里依
あお
物語はスリルを孕んで始まります。 傷つけた人を追いかけて上京する杜国。詰られるかも無視されるかもと思いつつ接していっても、相手の掛井は昔と同じ態度だし。 本心ではどう思っているんだろう?という杜国のもやもやと、掛井のひょうひょうとした態度にとってもドキドキしてしまいました。いつ地雷を踏むのか。いつ爆発するのか。 じれた杜国が「怒ってないんですか?」と疑問を投げかけると掛井は「怒ってるよ」…
杉原理生 亀井高秀
むつこ
杉原理生さんの小説は、文章が大好きなので、もうそれだけで、どんなストーリーでもどんなキャラでも、うっとりと、海の中でプカプカたゆたっているような気持ちで読むことができます。稀有な才能だなと思います。 義兄弟モノで再会モノです。 主人公は翻訳家の兄。 両親の結婚によって義理の兄弟となり、離婚によって離ればなれになった義理の弟と、10年ぶりに再会します。 かつて自分より小さかった弟は、立派な青年に成…
うえお
鷲尾孝之(出版社編集部勤務 実家はいくつもの会社を経営)×名瀬圭一(フリーの翻訳者 ゲイ 母親が孝之の父と再婚し一度義兄となるも、両親は再度離婚) 圭一は仕事の納品先の翻訳事務所で元・義弟の孝之に十年振りに再会します。親の結婚により一度は義兄弟になる二人ですが、両親の離婚により圭一と母親が鷲尾の家を出てからは、二度と孝之に連絡を取ることはありませんでした。再会後親交を深めていく二人でしたが、…
ひさき
楽しみだった新刊!! 杉原さんにしては珍しく年下攻め。 連れ子同士の親の再婚で義兄弟になった二人が10年ぶりに再会する話~ お互いのことが好きすぎて好きすぎておかしくなってますねーこの兄弟は!! 束縛というか依存度が半端ないです。笑 受けは相変わらずあれこれ悩んでネガティブちゃん… 杉原さんの文章好きだけど、今回はまだるっこしさいつもの三割増し、って感じでしたーwww
杉原理生 木下けい子
藤棚
ゲイであることをカミングアウトしたうえで 「お前だけは好きにならない」と宣言し、 大本命に予防線を張った矢萩。 そんな矢萩の言葉を正面から受け取り、 親友として十二年間付き合ってきた水森。 心の機微に疎く、鈍い水森ですが。 十二年間も付き合ってきた親友の気持ちに対しては、 流石に思うところがある様子。でもあえて、動かない。 相手が大切で失いたくない。ずっと側にいたいと願うか…
杉原理生 三池ろむこ
真野・栗田・高東の微妙なトライアングル。 高校時代の恋に近い友情というか、相手への執着心。 自分が一番の友達だと思っていた相手に、 仲の良い友人が出現し、やきもちを焼いたり。 「友達をとられた」と思う、子供っぽい独占欲。 己の学生時代を思い返し、ああ、こういう気持ち、あったなぁ。 判るなぁと、甘酸っぱい気分になりました。 真野が恋を自覚するまでが長いです。 やはり相手が男で仲の…
祐希
受けの自覚が遅いかな。まあ恋って知らず知らずのうちだからいいのかもw 真野は親友の栗田に紹介された高東が苦手で、奇妙なまま3人で過ごしていくんですが、真野は独占欲が強いのでしょう。栗田をとられたと思ってしまい、高東とはあまり話さないんです。真野の独占欲にはちょっとびっくりでしたが、それが原因でもあり3人の関係がまたもや微妙に... 3人がともに大学生になったときも関係がまた変わっていき…
スローリズムは焦れったリズム。 同じ場所でぐるぐる悩む、もどかしい恋愛です。 マイナス思考かつ鈍感すぎる性格の主人公って、鼻につくからあんまり好きじゃないんだけど、杉原さんの文章力のおかげか、何故かあんまり気にならないのが不思議です。 そう、杉原さんって本当に素敵な文章を書かれますよね。言葉の選び方が最高です。まったく同じストーリーなら杉原さんの文章で読みたいと思えるほど、好きな文体です。 簡単…
杉原理生 山田ユギ
雀影
杉原作品の基本 自分の心の中にある「恋心」の存在に、気づいて、受け入れるまで、延々と悩む主人公 のお話 今回の主人公、お相手は、親戚。 同い年の従兄弟。 このハードルの高さは、親友だと思っていた同級生や、幼なじみどころじゃない、 告白されても、周りのことばかり考えてしまう。 それでも、何となく、キスして、手で触れあって、でも、繋がり合うところまでは踏み出せなくて、それでも、離れ…
杉原理生 北畠あけ乃
はる
木原先生との合同誌に書かれた作品ですが、合同誌の条件は「オヤジ」 木原先生のオヤジスキーの影響で、仕方なしに書いたオヤジですが・・美中年とつぶやき続けて書いただけあり、美しいオヤジに仕上がっています。 30代半ばオヤジですが、作中で「学生の時と同じく肌も白くつややかだ」と言わせて、少しでもオヤジ臭さから脱却しようとあがいているところが、なんとも杉原先生のかわいらしい所です。。 実は同人誌では…