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杉原理生 テクノサマタ
雀影
高校生の男の子の、夏服の白シャツって、いいよね ぺなぺなしたシャツの中で、細いからだが泳ぐ感じ 自転車をこぐ後ろ姿、 どこまでも続くような青空に はためくような白いシャツ 先輩のたくましい腕 なんだか、恥ずかしいくらいの、ド直球で爽やか 「高1のクリスマスは忘れられない」 って ここまで臆面もなく、かわいいのって!! この二人には、おとぎ話のように、末永くむつまじく…
久江羽
ネタバレ
本編と番外編4作収録されています。 実はなかなかハードなお話と平行読みしていて、あまりに落差が激しいので、逆によりいっそうこちらの爽やかなキュンキュン少年のお話がキラキラして見えました。 いつもは学生同士(それも、高校生)にはあまり入れ込めないんですが、これは良かったです。 イラストもピッタリだったので、神評価にしちゃおう。 本編は、高校生の頃から付き合っていて只今同棲中のカップルの、…
茶鬼
こんな青い季節、もう遙か彼方の昔のことと懐かしく(?)新鮮に感じました。 それにしても、このワンコぶり、尻尾と耳が本当に見えるようだ。 一緒に暮らす社会人一年生の先輩・坂江と、就職活動中の真っただ中の大学4年の茅原の些細な喧嘩から、過去の回想を綴った形の物語です。 いつも行く朝のコンビニで気になった坂江、その背中を追いかけながら一生懸命な茅原。 その情景描写が、青春にふさわしい坂道…
トオコ
先輩×後輩。 可愛いお話でした。 『いとしさを追いかける』が好きな人は気に入ると思います。 そんな感じの雰囲気ですね。 同時収録4編は続編(といっても時系列は表題作が後ろから2番目)です。 就職活動中の大学生・茅原は、高校の時の先輩である坂江と一緒に暮らしている。 すれ違いからケンカとなり、気まずくて朝帰りした電車の中で、過去の坂江を彷彿とさせる高校生を見つける。 そして6年…
杉原理生 宮本佳野
むつこ
杉原節が冴えわたってました。素晴らしかったです。 いままで読んだ杉原さんの本のなかでは、『37゜C』の次に好きでした。 しかしなんという文体の美しさ。うっとり酔っ払いそうでした。 杉原さんの文章は、ずーっと読んでいたい感覚になってしまう。ほんとに好きです。 もうさー、杉原さんの文章ならどんなストーリーだっていいって気分なんだけどw、ストーリーじたいも本当に良かった。 少年の傷ついた心が流麗な文章…
杉原理生 亀井高秀
かにゃこ
親の再婚で義理の兄弟になった後、離婚・・・音信不通 そして再会したというお話なんです。 まあ・・・杉原節ですから 最初からお互いの好きという気持ちは駄々漏れ。 弟の気持ちを悟った上で兄から弟に手を出します。 合意なんだろうけど 弟を完全な“被害者”にしたいために 兄しか触っちゃダメ!プレイ・・・どんだけ拷問w なんか弟のためとかいいつつも、ものすごい棘を刺して 姿を消してしま…
杉原理生 三池ろむこ
菊乃
杉原さんの作品っていつもそうなんですが 激しい熱のようなものはなくて わりとモノトーンのように淡々と物語が進んでいくのに 何故か常にじわじわと微熱に犯されていくような感じがします。 この作品も 冒頭のプロローグ部分でいきなり核心に触れるくだりがあって それ以降は、その事実に向かってただ進んでいくだけ。 でも、ちょっとずつ登場人物たちの世界に引き込まれて行っているんですよ。 …
杉原理生 麻々原絵里依
トモナ
『テレビの夜』と『いとしさを追いかける』の2編が収録されています。 読んでいてもう、なんて言うか「掛井、あんたやさしすぎるよ」と、奴のために泣いてやりたいような気分になります。 いや、なかばうさんくささを感じるほどやさしいです。 ラストに杜国はどんでん返しを喰らうかもしれないと、かすかに思ってしまったくらいです。 なかったですが。 杜国も、別に悪いやつじゃないんですけどね。 やっぱ…
。・゚・(*/□\*)・゚・。 どーしようっ大好きっ。 杉原さんの作品ってページめくったときから お互いの『好き』っていう気持ちは駄々漏れなんですよ。 じゃあどうしてふたりは恋人じゃないの? と、いう理由を少しずつ紐解くじれったさv 先輩後輩同士、再会モノ。 本妻の息子と、愛人の息子、血縁関係はナシ。 攻めの「~しなさいよ」口調とか 何しても受けを好きでいてくれるとこ…
杉原理生 山田ユギ
幼なじみ従兄弟再会モノ。 お互いの気持ちは駄々漏れ。 相手の好意が、まる見えなのに 確信が持てないまま、生ぬるくやり過ごすという。 再会したふたりは、封印したはずの“恋の記憶”を呼び覚まし ふたたび恋をするわけですが ずっーとお互い相手に執着してたわけでもなく がーっと恋心に火がついたわけでもなく ゆるゆるとくっつき、ぐずぐずと悩む。 ドラマティックな展開はないけど …