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33/38(合計:379件)
杉原理生 宮本佳野
むつこ
杉原節が冴えわたってました。素晴らしかったです。 いままで読んだ杉原さんの本のなかでは、『37゜C』の次に好きでした。 しかしなんという文体の美しさ。うっとり酔っ払いそうでした。 杉原さんの文章は、ずーっと読んでいたい感覚になってしまう。ほんとに好きです。 もうさー、杉原さんの文章ならどんなストーリーだっていいって気分なんだけどw、ストーリーじたいも本当に良かった。 少年の傷ついた心が流麗な文章…
杉原理生 亀井高秀
かにゃこ
ネタバレ
親の再婚で義理の兄弟になった後、離婚・・・音信不通 そして再会したというお話なんです。 まあ・・・杉原節ですから 最初からお互いの好きという気持ちは駄々漏れ。 弟の気持ちを悟った上で兄から弟に手を出します。 合意なんだろうけど 弟を完全な“被害者”にしたいために 兄しか触っちゃダメ!プレイ・・・どんだけ拷問w なんか弟のためとかいいつつも、ものすごい棘を刺して 姿を消してしま…
杉原理生 三池ろむこ
菊乃
杉原さんの作品っていつもそうなんですが 激しい熱のようなものはなくて わりとモノトーンのように淡々と物語が進んでいくのに 何故か常にじわじわと微熱に犯されていくような感じがします。 この作品も 冒頭のプロローグ部分でいきなり核心に触れるくだりがあって それ以降は、その事実に向かってただ進んでいくだけ。 でも、ちょっとずつ登場人物たちの世界に引き込まれて行っているんですよ。 …
杉原理生 麻々原絵里依
トモナ
『テレビの夜』と『いとしさを追いかける』の2編が収録されています。 読んでいてもう、なんて言うか「掛井、あんたやさしすぎるよ」と、奴のために泣いてやりたいような気分になります。 いや、なかばうさんくささを感じるほどやさしいです。 ラストに杜国はどんでん返しを喰らうかもしれないと、かすかに思ってしまったくらいです。 なかったですが。 杜国も、別に悪いやつじゃないんですけどね。 やっぱ…
。・゚・(*/□\*)・゚・。 どーしようっ大好きっ。 杉原さんの作品ってページめくったときから お互いの『好き』っていう気持ちは駄々漏れなんですよ。 じゃあどうしてふたりは恋人じゃないの? と、いう理由を少しずつ紐解くじれったさv 先輩後輩同士、再会モノ。 本妻の息子と、愛人の息子、血縁関係はナシ。 攻めの「~しなさいよ」口調とか 何しても受けを好きでいてくれるとこ…
杉原理生 山田ユギ
幼なじみ従兄弟再会モノ。 お互いの気持ちは駄々漏れ。 相手の好意が、まる見えなのに 確信が持てないまま、生ぬるくやり過ごすという。 再会したふたりは、封印したはずの“恋の記憶”を呼び覚まし ふたたび恋をするわけですが ずっーとお互い相手に執着してたわけでもなく がーっと恋心に火がついたわけでもなく ゆるゆるとくっつき、ぐずぐずと悩む。 ドラマティックな展開はないけど …
切なくてじれったくて優しくて恥ずかしくて 初めての恋愛ってこんなだよなぁ~、と 遠い目になりつつ読み終えました。 雑誌掲載時は『テレビの夜』だけだったらしいのですが けっこうあっさりとした終わり方で なにかやり残した事があるような不思議な感覚が残ってしまって もし私が雑誌掲載時に読んでいたら もやもやした気持ちを抱えたままだったかも。。。 でも、書き下ろしの「いとしさを追い…
杉原理生 木下けい子
あけみ
私、矢萩が言った「おまえだけは絶対に好きにならない」っていう言葉の真意が、途中までわからなくて。 水森じゃないけど、言葉そのまんまに受け取ってましたよ。 水森だって、そうとしか思ってなかったんです。 だから、12年間もつかず離れず、週2回もかかってくる電話だって、何の疑問も持たずに話してたんですよ。 でも、これって周りから見たら『付き合ってる』状態? 後輩である堀田も、友人の木田も、…
あお
思い出や、回想シーンが多く、センチメンタルなお話です。 穏やかに話は進んでいきます。 小さい頃は仲がよかった理也と高成。 なにがあったわけじゃないけどいつの間にか疎遠になっていた。 大人になって理也の姉の結婚式で再会したふたりが また友達のようなつきあいを始めていきます。 でもその関係はどこか以前とは違っていて・・・。 そんなふたりの日々の積み重ねで物語は進んで…
杉原理生 高星麻子
久江羽
CD聴いたので、過去のブログをひっくり返したら出てきた感想を転載します。 2008-6月 夕べの睡眠不足の原因です。 大人の事情の荒海で翻弄される木の葉のような少年たちのお話。 それにしても、何度も逆境に立たされてもへこたれない、有理君に脱帽。 高星氏の絵に合うようなお話にしたとのことですが、もっと人間臭い人の絵のほうが合うんじゃないかと思いました。 こんなに妖精っぽい儚げな少年じ…