total review:279073today:25
ようこそ!ゲストさん
無料会員登録
ログイン
ログイン 無料会員登録
23/38(合計:376件)
杉原理生 木下けい子
絵夢
ネタバレ
主要登場人物は、楡崎圭吾、早坂蒼、富田康之の3人。 う~ん、しかし、誰が主役だったの?というくらい散漫な印象でした。 ドロドロな家族設定や閉じられた世界の閉塞感はあるのですが、それぞれの執着心がなんか甘い(ラブラブという意味ではありません)過去の事件も最後にとってつけた感ありでした。 いっそ彼が殺人犯でそれでも・・・という刹那的な話でも良かったような気がします。 作者が悪者になりきれなかっ…
杉原理生 北畠あけ乃
タイトルにふさわしく熱をはらんだ読後感でした。 学生の頃に関係を持っていた野田と若杉は10年振りに再会します。 再会してしまったことで否応なしに野田はあの頃のことを考えます。 別居中の妻、若杉の若い恋人。 そして、野田が若杉と生きることを認めたとき共通の友、堀越から若杉の本を見せられます。 「変わってほしい・・・要するに、そう願ってしまうほど、僕は彼のことが好きだった」若杉が書いた言葉が…
杉原理生 高星麻子
薔薇と接吻の続編。 夜の種族、櫂と結ばれた律也。序盤あまりにも自己中な行動が多くて疲れました。 櫂の伴侶になったのにどうして敵対する種族に相談をもちかけるかな? どうして櫂本人に向かっていかないのかな? 敵対する種族に係わることで大切な櫂に迷惑が及ぶことも想像できないかな? 誰からも大切にされ必要とされている律也の傲慢さが残念。 後半、フォローしてくれる「語り部の石」アニーが出てきて、…
「夜の種族」吸血鬼とか狼男とか狩人とか・・・カバーや挿絵が世界観とマッチしていて怪しい美しさ(拍手♪) 幼い頃から一緒に暮らしていた櫂(のちに吸血鬼になりますが)と律也の約束。 「律也が櫂を忘れていなければ20歳の誕生日に迎えに来る(嫁にする・笑)」 律也の誕生日の前に色々と邪魔が入りドタバタありますがBLなので安心です(笑) 律也の父は吸血鬼と契約をした者、叔父は狼男、友達の東條は狩人、…
roseーlily
買って2ヶ月の間に、五回以上読み返しています。 それくらいハマりました。 非常に深い…。 何も大きな事件はありません。 いつもの電話、いつもの酒の場、いつもの友人、いつもの会話…。 リーマンたちの、ちょっとお疲れな日常風景。 でも、同じような毎日の小さな積み重ねで、新しい世界が広がるんだなぁ、と思いました。 鈍感な水森の心に、毎日少しづつ少しづつ染み込んでくるもの。 いつも…
杉原理生 高久尚子
幼馴染みの再会もの・・・なんですが、小さな頃は、小柄で女の子みたいに可愛らしかった方が、背が伸びちゃって無愛想になっていたというお話。 思春期に立場逆転というのはあるある。 というわけで、そのあたりは良かったのですが、シェアハウスで暮らす4人+2人。 登場人物が多く、それぞれに個性はあるけど際だってこない。 思わせぶりなエピソードばかりでいまいちわかりづらい。 せっかく可愛い幼馴染みカッ…
名倉和希 杉原理生 木原音瀬
名倉さん、杉原さん、木原さんの「ねこねこ」合同誌。 当初、名倉さんと木原さんの間では「おやじねこねこ」で盛り上がったとか(笑) 杉原さんのところで「おやじ」がとれて「ねこねこ」になったらしいです。 杉原さんは、本物の猫というか化け猫の不思議世界? 木原さんは、当初の予定通り「おやじねこねこ」でさすがというか、木原さんカラーがしっかりと出でいました。 名倉さんのお話は切実でせつない。 私…
杉原理生 麻々原絵里依
blacksima
攻めの掛井が凄く優しくて優しすぎて、切ないを通り越して疑ってしまうほど(笑)寛容でした。 そして何よりもしつこい・・ではなくて(笑)、一途!!こういう攻め・・大好きです!!でも相手がやさしすぎて、劣等感を感じてしまう主人公の気持ちも痛いほど伝わってきました。 お話は、主人公の杜国(受け)は、母のパトロンで数多くいる恋人の息子である掛井(攻め)を見てみたいと思う。何も知らずにお金持ちで、不自…
まい
久しぶりに感動した商業BL小説でした。 電子書籍で冒頭を立ち読みし、杉原理生先生の繊細な文体、想像していた物語と異なり気になり購入。 杉原先生の本は初めて読んだのですが、丁寧な心情描写、ロマンチズムを感じる比喩、子供の親を見る視点などとても繊細な文章で進むごとに重くなる話をまた繊細な文体で書くと余計に重さが増すのも良かったです。 あらすじは上記にあるので割愛。構成は過去と現在の二部構成。 …
fiona0109
木下さんの表紙に引き寄せられて読んだ作品です。 タイトル通り、ゆっくりと主人公2人の関係が進みます。 派手な展開はないんですが、特に受けの心情が丁寧に描かれていました。 ちょっとずつ、ちょっとずつ、気持ちに変化が表れていく様子がほんとにじれったいです(笑)。 唯一つ、ちょっと残念だと思ったのは、周囲の人間によって矢萩の気持ちが水森に知らされてしまったこと。ここはやはり、本人から最初に伝えて…