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杉原理生 木下けい子
絵夢
ネタバレ
高校からの友達、矢萩智彦と水森秋人。 社会人になっても親しい友達同士。 水森にゲイだと告白した後も「安心しろよ。お前だけは絶対に好きにならないから」と好きで好きで好きでたまらないくせに矢萩は水森を失いたくないばかりに普通の友達でいようとします。 忍耐強い矢萩ですがどうやら周囲にはバレバレの様子。 共通の友達、木田や水森の後輩の堀田(どうやら水森のことが好きらしい)をやきもきさせています。 …
杉原理生 三池ろむこ
友達から親友へ、さらにもう少し近づいた距離感。 高校生から大学生へと時も移り気持ちも距離も変わっていく。 その過程が全ての人にあるのだけれどとてもせつなく伝わってきます。 真野、高東、栗田、3人の思いあふれる終盤は涙がでました。 あの時、こうしていれば、こうしていたら、生きている限りそれの繰り返し・・・。 ひとり欠けてしまったけれどその思いも抱きしめて生き続けてほしいと思いました。 見…
杉原理生 宝井理人
フリーの映画ライター水原英之は、偶然観たフイルムコンテストの応募作品からかつてひと月だけ一緒に暮らした笹塚遼と再会します。 一瞬でしたが過去を共有したふたり。 過去と現在を行ったり来たりしながら静かに話が進んでいきます。 「遼 壊れないものはないんだよ」英之のその一言がとても印象に残りました。 誰も好きにならないと心を閉ざしながらも子供の頃からずっと英之を思っていた遼の心を解き放ったの…
主要登場人物は、楡崎圭吾、早坂蒼、富田康之の3人。 う~ん、しかし、誰が主役だったの?というくらい散漫な印象でした。 ドロドロな家族設定や閉じられた世界の閉塞感はあるのですが、それぞれの執着心がなんか甘い(ラブラブという意味ではありません)過去の事件も最後にとってつけた感ありでした。 いっそ彼が殺人犯でそれでも・・・という刹那的な話でも良かったような気がします。 作者が悪者になりきれなかっ…
杉原理生 北畠あけ乃
タイトルにふさわしく熱をはらんだ読後感でした。 学生の頃に関係を持っていた野田と若杉は10年振りに再会します。 再会してしまったことで否応なしに野田はあの頃のことを考えます。 別居中の妻、若杉の若い恋人。 そして、野田が若杉と生きることを認めたとき共通の友、堀越から若杉の本を見せられます。 「変わってほしい・・・要するに、そう願ってしまうほど、僕は彼のことが好きだった」若杉が書いた言葉が…
杉原理生 高星麻子
薔薇と接吻の続編。 夜の種族、櫂と結ばれた律也。序盤あまりにも自己中な行動が多くて疲れました。 櫂の伴侶になったのにどうして敵対する種族に相談をもちかけるかな? どうして櫂本人に向かっていかないのかな? 敵対する種族に係わることで大切な櫂に迷惑が及ぶことも想像できないかな? 誰からも大切にされ必要とされている律也の傲慢さが残念。 後半、フォローしてくれる「語り部の石」アニーが出てきて、…
「夜の種族」吸血鬼とか狼男とか狩人とか・・・カバーや挿絵が世界観とマッチしていて怪しい美しさ(拍手♪) 幼い頃から一緒に暮らしていた櫂(のちに吸血鬼になりますが)と律也の約束。 「律也が櫂を忘れていなければ20歳の誕生日に迎えに来る(嫁にする・笑)」 律也の誕生日の前に色々と邪魔が入りドタバタありますがBLなので安心です(笑) 律也の父は吸血鬼と契約をした者、叔父は狼男、友達の東條は狩人、…
roseーlily
買って2ヶ月の間に、五回以上読み返しています。 それくらいハマりました。 非常に深い…。 何も大きな事件はありません。 いつもの電話、いつもの酒の場、いつもの友人、いつもの会話…。 リーマンたちの、ちょっとお疲れな日常風景。 でも、同じような毎日の小さな積み重ねで、新しい世界が広がるんだなぁ、と思いました。 鈍感な水森の心に、毎日少しづつ少しづつ染み込んでくるもの。 いつも…
杉原理生 高久尚子
幼馴染みの再会もの・・・なんですが、小さな頃は、小柄で女の子みたいに可愛らしかった方が、背が伸びちゃって無愛想になっていたというお話。 思春期に立場逆転というのはあるある。 というわけで、そのあたりは良かったのですが、シェアハウスで暮らす4人+2人。 登場人物が多く、それぞれに個性はあるけど際だってこない。 思わせぶりなエピソードばかりでいまいちわかりづらい。 せっかく可愛い幼馴染みカッ…
名倉和希 杉原理生 木原音瀬
名倉さん、杉原さん、木原さんの「ねこねこ」合同誌。 当初、名倉さんと木原さんの間では「おやじねこねこ」で盛り上がったとか(笑) 杉原さんのところで「おやじ」がとれて「ねこねこ」になったらしいです。 杉原さんは、本物の猫というか化け猫の不思議世界? 木原さんは、当初の予定通り「おやじねこねこ」でさすがというか、木原さんカラーがしっかりと出でいました。 名倉さんのお話は切実でせつない。 私…