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杉原理生 穂波ゆきね
すみれ0401
ネタバレ
杉原先生の作品を読むのは二作目になります。 親友、長年の片想い、リーマン同士・・・と、大好きな萌え要素が満載そうな作品なのに、何故か最近まで読む機会を逸していた作品でした。 そして、今回ようやく読む機会を得たのですが、なんでもっと早く出会っておかなかったんだぁ~(><)と、叫びたくなるぐらいツボにはまる作品でした。 ひたすら、2人の世界です。でも、決して閉鎖的ではなく、サラリーマ…
杉原理生 宮本佳野
こにしそる
ひと夏2週間の出来事を描いた作品。 都会から離れた別荘、それもひと夏という限定された時間と真夏の雰囲気がよく出ていて、こういう刹那的な作品はとても好きです。 夏休みを叔父の別荘で過ごす事になった高校生、佑一と、同じくそこに滞在中の高校生、晶、叔父の息子であり佑一の従兄弟にあたる宏昭の微妙な関係が描かれていて、ちょっと鬱々したところもある作品ですが、綺麗で純粋な恋心も描かれています。 …
杉原理生 高星麻子
gamis
幼い頃、律也は父とある青年と三人で暮らしていた。 病気だという彼──櫂は、庭に咲く薔薇からエキスを抽出して飲んでいる。 これは俺の体に近い飲み物だから、と。 櫂からはいつも薔薇の香りがして、律也は櫂に包まれてその匂いを嗅ぐことが好きだった。 ずっと一緒にいれると思っていた。 けれど、突然櫂は目の前から姿を消してしまう。 数年後、父の死をきっかけに再会するもまた姿を消そうとした櫂に、連れ…
杉原理生 サマミヤアカザ
縞馬
杉原理生さんのファンタジー大好きです♡ 独特な世界観が今回も余すところなく繰り広げられています。 母が行方知れずとなり、父親も失踪してしまってから四年 弟の由羽と類(受)は叔父の家に引き取られて暮らしていました。 昔から、自分の居場所にしっくりこない違和感を感じ、誰にも伝えられない孤独感を抱えていたせいか、類には空想上の友人がいました。 クイン(攻)ー 類が夢の中で創り出した守…
拓海
異世界の騎士と高校生の、RPG要素を含む(?)ラブストーリーです。380ページと分厚く、読み応えたっぷりです。分厚いけど、先がどうなるのか気になって、ドキドキしながら一気に読みました。 主人公の類は、祖母の死の際に、高坂家に代々伝わる不思議な本と子供の頃に欲しがった剣の形をしたペーパーナイフを受け継ぎます。そこから始まる不思議な日常と、逃れられない運命の歯車に類は巻き込まれていきます。 そ…
杉原理生 テクノサマタ
ふーさん
すごい可愛い。初心な透耶の反応がいちいち可愛い。にゃあにゃあいうのも可愛いし、ミミズクにキスされて「ふーっ、ふーっ」と威嚇するのも可愛い。猫の姿で夏来秋生とじゃれあうのも可愛い。とにかく可愛いのてんこ盛り。 そして紀理はひたすら優しい。紀理だけでなくてミミズクや鈴、工藤さんもみんな優しい。 透耶があやかし猫になった経緯はせつないけど、そのせつなささえスパイスと感じるぐらい、可愛くて優しい。
M
主人公の速水有理は、母親が入院中のため、父親と3人で生活をしていた。 ところが、母親の入院費など、徐々に生活費に困るようになり、やがて3人は、父親の友人である高宮の家に身を寄せることになる。 そこには、有理と同い年の怜人という息子がいた。 怜人には怜人の複雑な事情があり、二人は互いに惹かれ合っていく。 けれど、有理の母親が息を引き取ったことで、その歪な同居生活も終わりを告げる。 …
杉原理生 麻々原絵里依
前半「テレビの夜」と後半「いとしさを追いかける」の2編からなる1冊。 過去に途切れた関係を修復させる、再開ものです。 杉原さんの御本はそんなに多く読んだわけではありませんが、どれを読んでも作者象がぶれていない稀有な方だと思います。いつでも思ったとおりのイメージをくれる作家さんです。 「テレビの夜」 1歳差の先輩と後輩のお話。 主人公の杜国は母子家庭で育ち、入学した高校に母親が愛人…
ココナッツ
テクノサマタさんの可愛らしい表紙がそそられる、杉原さんのファンタジー作品。 と言っても元は現実世界にいた受けが死んで?猫の国へやってきたというお話なため、全くの異世界ファンタジーではありません。 そのため、ファンタジーが苦手な方も読みやすいと思います。 ********************** 受けの透耶は、猫としての生を終え、猫の国の住人となったあやかし猫。 人でいうなら高校生…
杉原理生 木下けい子
タイトル通り、ほんとにスローペースな恋のお話。 本書が始まるずっと以前から二人の関係は始まっていて、それが非常にスローです。長い間親友で、何も変わっていないし、これで完結しているとも言える、この先も変わらないであろう関係を長年続けています。 それを変えるには物語的には、何か大きな外からの圧力か、内面の圧力…もう我慢できない!みたいな気持ちの高まりが必要に思えますが、これといって大きな事件は…