杉原理生さんのレビュー一覧

恋を綴るひと 小説

杉原理生  葛西リカコ 

和久井に萌えました。

挿絵の葛西リカコさんが大好きで購入したものの、積んでいました。
最近、小説に手を出し始めたので読んでみたのですが

何故、今まで読まなかったんだ?私よ!

個人的には、今年で最大ヒットきました!去年の作品だけど!(笑)

大学時代の友達同士が、想いを自覚して恋人になる話です。
とにかく受けの和久井が分かり辛い子なのですが、後半の和久井視点で納得。
全てをうちにしまい込んでしまう子…

5

神獣と騎士 小説

杉原理生  サマミヤアカザ 

心踊る設定なれど……

異世界ファンタジー。

高校生の類は、古の時代から伝わる『神代記』を護る一族の末裔、
祖母の死によって類は継承者となり……

お相手は、継承者に仕える神獣の騎士、麗しのクイン。
唯一無二のパートナーの二人、
類が呼べばいつでもクインは現れ、共に危険や敵に立ち向かう……


かなり厚めの本で、作り込んだ設定ではあるのだが
説明調が多くて、正直世界観に入り込むのに時間がかかった。…

7

親友の距離 小説

杉原理生  穂波ゆきね 

読み始めたら夢中に・・・

杉原先生の作品を読むのは二作目になります。

親友、長年の片想い、リーマン同士・・・と、大好きな萌え要素が満載そうな作品なのに、何故か最近まで読む機会を逸していた作品でした。

そして、今回ようやく読む機会を得たのですが、なんでもっと早く出会っておかなかったんだぁ~(><)と、叫びたくなるぐらいツボにはまる作品でした。

ひたすら、2人の世界です。でも、決して閉鎖的ではなく、サラリーマ…

4

サンダイヤル―日時計 小説

杉原理生  宮本佳野 

幻想的な夏

ひと夏2週間の出来事を描いた作品。
都会から離れた別荘、それもひと夏という限定された時間と真夏の雰囲気がよく出ていて、こういう刹那的な作品はとても好きです。

夏休みを叔父の別荘で過ごす事になった高校生、佑一と、同じくそこに滞在中の高校生、晶、叔父の息子であり佑一の従兄弟にあたる宏昭の微妙な関係が描かれていて、ちょっと鬱々したところもある作品ですが、綺麗で純粋な恋心も描かれています。

4

薔薇と接吻 小説

杉原理生  高星麻子 

アンバランスな吸血鬼。

幼い頃、律也は父とある青年と三人で暮らしていた。
病気だという彼──櫂は、庭に咲く薔薇からエキスを抽出して飲んでいる。
これは俺の体に近い飲み物だから、と。
櫂からはいつも薔薇の香りがして、律也は櫂に包まれてその匂いを嗅ぐことが好きだった。
ずっと一緒にいれると思っていた。
けれど、突然櫂は目の前から姿を消してしまう。
数年後、父の死をきっかけに再会するもまた姿を消そうとした櫂に、連れ…

3

神獣と騎士 小説

杉原理生  サマミヤアカザ 

異世界の物語のプロローグ?

杉原理生さんのファンタジー大好きです♡
独特な世界観が今回も余すところなく繰り広げられています。

母が行方知れずとなり、父親も失踪してしまってから四年
弟の由羽と類(受)は叔父の家に引き取られて暮らしていました。

昔から、自分の居場所にしっくりこない違和感を感じ、誰にも伝えられない孤独感を抱えていたせいか、類には空想上の友人がいました。
クイン(攻)ー 類が夢の中で創り出した守…

6

神獣と騎士 小説

杉原理生  サマミヤアカザ 

壮大な異世界ファンタジー

異世界の騎士と高校生の、RPG要素を含む(?)ラブストーリーです。380ページと分厚く、読み応えたっぷりです。分厚いけど、先がどうなるのか気になって、ドキドキしながら一気に読みました。

主人公の類は、祖母の死の際に、高坂家に代々伝わる不思議な本と子供の頃に欲しがった剣の形をしたペーパーナイフを受け継ぎます。そこから始まる不思議な日常と、逃れられない運命の歯車に類は巻き込まれていきます。
そ…

11

猫の国へようこそ 小説

杉原理生  テクノサマタ 

可愛いのてんこ盛り

すごい可愛い。初心な透耶の反応がいちいち可愛い。にゃあにゃあいうのも可愛いし、ミミズクにキスされて「ふーっ、ふーっ」と威嚇するのも可愛い。猫の姿で夏来秋生とじゃれあうのも可愛い。とにかく可愛いのてんこ盛り。
そして紀理はひたすら優しい。紀理だけでなくてミミズクや鈴、工藤さんもみんな優しい。
透耶があやかし猫になった経緯はせつないけど、そのせつなささえスパイスと感じるぐらい、可愛くて優しい。

4

世界が終わるまできみと 小説

杉原理生  高星麻子 

もうちょっと細かいところまで

 主人公の速水有理は、母親が入院中のため、父親と3人で生活をしていた。
 ところが、母親の入院費など、徐々に生活費に困るようになり、やがて3人は、父親の友人である高宮の家に身を寄せることになる。
 そこには、有理と同い年の怜人という息子がいた。
 怜人には怜人の複雑な事情があり、二人は互いに惹かれ合っていく。
 けれど、有理の母親が息を引き取ったことで、その歪な同居生活も終わりを告げる。

1

いとしさを追いかける 小説

杉原理生  麻々原絵里依 

過去→未来の2部構成

前半「テレビの夜」と後半「いとしさを追いかける」の2編からなる1冊。
過去に途切れた関係を修復させる、再開ものです。

杉原さんの御本はそんなに多く読んだわけではありませんが、どれを読んでも作者象がぶれていない稀有な方だと思います。いつでも思ったとおりのイメージをくれる作家さんです。

「テレビの夜」
1歳差の先輩と後輩のお話。
主人公の杜国は母子家庭で育ち、入学した高校に母親が愛人…

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