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杉原理生 テクノサマタ
ふーさん
すごい可愛い。初心な透耶の反応がいちいち可愛い。にゃあにゃあいうのも可愛いし、ミミズクにキスされて「ふーっ、ふーっ」と威嚇するのも可愛い。猫の姿で夏来秋生とじゃれあうのも可愛い。とにかく可愛いのてんこ盛り。 そして紀理はひたすら優しい。紀理だけでなくてミミズクや鈴、工藤さんもみんな優しい。 透耶があやかし猫になった経緯はせつないけど、そのせつなささえスパイスと感じるぐらい、可愛くて優しい。
杉原理生 高星麻子
M
ネタバレ
主人公の速水有理は、母親が入院中のため、父親と3人で生活をしていた。 ところが、母親の入院費など、徐々に生活費に困るようになり、やがて3人は、父親の友人である高宮の家に身を寄せることになる。 そこには、有理と同い年の怜人という息子がいた。 怜人には怜人の複雑な事情があり、二人は互いに惹かれ合っていく。 けれど、有理の母親が息を引き取ったことで、その歪な同居生活も終わりを告げる。 …
杉原理生 麻々原絵里依
こにしそる
前半「テレビの夜」と後半「いとしさを追いかける」の2編からなる1冊。 過去に途切れた関係を修復させる、再開ものです。 杉原さんの御本はそんなに多く読んだわけではありませんが、どれを読んでも作者象がぶれていない稀有な方だと思います。いつでも思ったとおりのイメージをくれる作家さんです。 「テレビの夜」 1歳差の先輩と後輩のお話。 主人公の杜国は母子家庭で育ち、入学した高校に母親が愛人…
ココナッツ
テクノサマタさんの可愛らしい表紙がそそられる、杉原さんのファンタジー作品。 と言っても元は現実世界にいた受けが死んで?猫の国へやってきたというお話なため、全くの異世界ファンタジーではありません。 そのため、ファンタジーが苦手な方も読みやすいと思います。 ********************** 受けの透耶は、猫としての生を終え、猫の国の住人となったあやかし猫。 人でいうなら高校生…
杉原理生 木下けい子
タイトル通り、ほんとにスローペースな恋のお話。 本書が始まるずっと以前から二人の関係は始まっていて、それが非常にスローです。長い間親友で、何も変わっていないし、これで完結しているとも言える、この先も変わらないであろう関係を長年続けています。 それを変えるには物語的には、何か大きな外からの圧力か、内面の圧力…もう我慢できない!みたいな気持ちの高まりが必要に思えますが、これといって大きな事件は…
杉原理生 北畠あけ乃
迷ったけどやっぱりすばらしい作品だと思ったので神評価で! 大人になってから、学生時代、体の関係だけ持った友人と再会するお話。 主人公の野田は屈折した性格で理解しがたく、非常に面白いです。 最初は若杉のほうが変わったキャラクターなのかと思いますが、読んでると次第に野田がどれだけ面倒なキャラかわかってきます…。 大人になって再会し、いろいろあって、学生のころのあれは恋だったと今更ながら…
siragiku
不思議な話でした。 記憶を無くした「透耶」が気が付いたのは「あやかし猫の住む猫の国」 とぎれとぎれの 記憶をたどっていく。 かわいい子猫の夏来と秋生に癒され、 助けてくれた紀理に魅かれながら、 猫の国を過ごしていく。 記憶のなかの自分に、不安と疑惑を感じながらも 猫の国を過ごしていく。 「闇の狐」に襲われ人間界に戻ったことで、真実が 明らかになった。 すこし悲しい事実を…
雀影
杉原先生にしては珍しいファンタジー。 先日でたChara文庫の「星に願いをかけながら」が定番のじれじれ杉原節に対して、こちらは「夜の種族」シリーズに通じる異世界と現世界、二つの世界を舞台にしたお話。 目覚めたら、自分がいたのは猫の国。 頭には猫の耳、お尻にしっぽも生えている。 でも、目覚める前のことはおぼろげにしか思い出せない。 自分の顔は、自分のことをかわいがってくれていた男の子の…
杉原理生 松尾マアタ
roseーlily
すごくシンプルで、緩やかで優しいお話でした。 好みはわかれそうですが、私にはかなりツボです! 昔から少し女の子っぽいところがあり、ゲイである慧(けい)。 慧の友人俊之の弟、無愛想でもの静かな海里(かいり)。 10年前に引っ越してしまった、お隣に住んでいた初恋相手の弟。 ツラい想い出の相手、あの頃いつもその隣にいた小さな弟。 慧は、仕事で訪れた喫茶店でアルバイトをする海里と偶然再…
東雲月虹
帯の「──もう無理だよ。 俺の気持ちを変えさせようだなんて、あきらめて?」で ずぎゃーんときてしまって 貪るように読ませていただきました!! 小さい頃、隣の家に住んでいた兄弟二人の両親が不仲で 慧の家がある意味休息所のような形で 過ごす時間も多かった当時、 兄は同い年の俊之、5歳下の弟は海里、 二人とも違うタイプの子供でした。 俊之は朗らかで優しくて慧の密かな想い人でしたが …