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12/39(合計:383件)
杉原理生 三池ろむこ
マキヲ
ネタバレ
杉原理生さんの作品は5~6冊は読んでいて、相性の合わない作品が続いたのですが前回読んだものが良かったので、懲りずに今作を手に取りました。結果は…残念ながら前回読んだものが奇跡的にハマっただけだったのかも、という感じでした。 物語は主人公・真野の一人称で進むのですが、モノローグでは「ぼく」なのに台詞中は「俺」って言ってるところにまず混乱しました。別の作家さんでも同じ表現の作品がありましたが、何…
杉原理生 テクノサマタ
とおるる
お話は、受けの主人公が目覚めた場面から。 目が覚めたものの、受けには目覚める前の記憶がない。かすかに覚えているのは、優しい儚げな少年と、彼に撫でられている黒猫のこと。 人型+猫耳猫しっぽ付きの“あやかしの猫”になっていることに気づいた受けは、自分はきっとあの黒猫だったのだろうと思うものの、外見はあの少年の姿だし、猫にはなれないしと色々と変で……?というお話。 主人公の受けは何者なのか、一…
杉原理生 小椋ムク
雀影
義理兄弟が「愛になるまで」のお話。 これは、ネタバレしてもかまわない設定だと思うので書いちゃうけど、もともと相思相愛だった二人が、お兄ちゃんの方は、幼い頃からと、弟ができてからの、まあ、あれやこれやの心のアレがあって、なんとかギリギリのバランスで、愛を認めないっていうか、必死で普通の兄弟にしておこうとするのを、義弟の方が追いつめていくのだけど、この追いつめ方が、暴力でも、病み系でもなく、静に…
杉原理生 サマミヤアカザ
超立体
最近この作者さんにハマってしまい、電子版を買い漁っています。 結果、新しいものとファンタジーものは非常に面白かった。 作者さんと嗜好がバッチリ合うみたいです。 あとがきに『自分の好きなものを詰め込んだ』とあると大当たりでした。 不器用ながらも精一杯愛情を注ぐ攻め、すごくいい! もっともっと評価されて欲しいなぁと願う作者さんです。 作品中で残念だったのは、一冊では無理があったので…
杉原理生 yoco
ユウヒ
不器用だけど優しい堅物と天然だけど真面目な不思議ちゃんのボケ×ボケカップリング、何気に新鮮でとても可愛い。 二人のツッコミ不在なやりとりは読んでて思わずニヤニヤしてしまう。 全体的にはBL作品というより童話風の異世界ファンタジーに近い感じというべきだろうか。 緻密に練られた設定や壮大な世界観がすごく魅力的で、散りばめられた伏線もきちんと回収されてすっきりした。 錬金術師や竜の話の比重が多い…
ちゅんちゅん
義兄弟ものです。レビュー難しいです。両想いなのに、じれじれします。上手く描けないのですが感想だけ。 兄の光里(受け)は生い立ちのせいもあって、必要とされないといけない、与えられた役割をこなさなければ愛されない傍にいてもらえないという思いが根底にあります。だから義弟の瑛斗(攻め)のことが好きなのに兄という役割を演じなければ家族が壊れてしまうからと踏み込めない。好きだという気持ちが溢れ出ないよう…
roseーlily
杉原理生先生の最新作。 実は先月はじめに読みました。 あ~杉原先生の世界だなぁ~、としみじみ思う世界観。 しかし、レビューが難しかった…。 悩んでいるうちに、あっという間に一月たってしまいました。 私が読んだ杉原先生のお話はどれも、静かにゆっくり変化が起きます。 派手さや激しさはあまり無いですが、心の中の熱量は半端なくて。 今回の主人公である光里も瑛斗も、表面的には低体温過ぎるく…
義兄弟か恋人か、家族と恋愛の間に揺れる煩悩や葛藤が繊細に描かれた話だった。 惹かれあいながら、なかなか一線を越えられない二人がとてももどかしくて切ない。 家庭環境の不運ゆえに心に枷をかけて自分の感情を抑えている受を、見守りつつしっかりと支える攻は好感度高い。 女性キャラの描写は良くも悪くも生々しくて不快感が拭えない。 最後モヤモヤが残る感じのラストは賛否分かれるかもしれないけど、私はこれで…
杉原理生 木下けい子
あーちゃん2016
けいこ先生の挿絵狙いでget。 いざレビュー書くべと思い、今までのお姉さま方のレビューを 参照させていただいたら まあなんと2009年4月からレビューが、 途切れず、ぽつぽつ継続してあるじゃないですか。 長年にわたって愛される 名作 なのかなあ。 私は表紙にべたぼれ。 お話の方は、「じれっっっっっったいっ」の一言・・・ いや、わかるんですよ、大切に大切に大切に絶対失うことが…
ヤマヒロ
義理の兄弟モノです。お兄ちゃん大好きな弟×臆病な兄。兄視点です。 弟は強く前向きですが、兄は色々な事に雁字搦めな為に逃げ腰です。この二人の、ギリギリでなんとか均衡を保っているような危うい関係、親への罪悪感、それでもなお、どうしても抑える事の出来ない気持ち、そして刹那的な衝動。そんな兄弟モノとしての醍醐味をぞんぶんに味わえる作品でした。このあたりが最近の作品ではアッサリしていて、ガチ兄弟でも割と簡…