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夜光花 水名瀬雅良
あらひ
ネタバレ
ふたりで死ぬことと、ふたりの想いを殺して生きること。 それが目に見えない「想い」だとしても、もしも、「生きてるかぎり、殺し続ける」道を進んでしまったら、尚吾はいずれ、母の薫に似ていったのじゃないかなあ。 とりとめもなく、そんなことを思いました。 快楽殺人に狂った母・薫の手から逃れ、それでもなお、自分の中に色濃く残る暗い影響をじっと見つめながら生きていた幼い尚吾が、父と後妻とのあい…
椎崎夕 水名瀬雅良
あおぅ。
椎崎作品のパターンをしっかりと踏襲しています。 好き嫌いがわかれると思うんですが、椎崎パターンが好きな 私は3冊かけて椎崎世界を読むことができて幸せでした。 "受けがぐるぐる余計なことを悩んだ挙句に逆ギレ告白or失踪" は杉原黄金パターン! それでも一緒にいたいと押した受けの強さも立派なパターンです。 その受けの強さにいつの時点で攻めが気づくことができるか …
えちのバリエーションがハンパないです(ノ´∀`*) そのうえ、終わっても終わりじゃないわんこそば状態のえちなので、「兄さん落ち着けよ…」と思いつつも、内心「もっとやってもいいのよ」と絶倫攻め兄を煽ってやりたくなる(笑) というか、誠くんがそうとう、無自覚(?)ながらも兄さんを煽っているかなあ。 うっかり例の香りを嗅いでしまえば、まんまと媚薬入り状態でのえちだし、 うっかり女装してし…
高岡ミズミ 水名瀬雅良
あむり
さらっと読んでしまいました。 う~ん。血がつながっていないけれど、 兄弟のように育った2人のお話。 幸弘は、事故で両親の兄を亡くしてしまい、 引き取られた家で、将臣と出会う。 事故の後遺症があったり、心も開けない幸弘に 常に優しく、見守るように大切にされるのですが、 そりゃ、そんなに大切にされたら、好きになっちゃうよ!!!!! と突っ込んでしまうような甘やかされっぷりでした…
水名瀬雅良
kirara
う~ん、正直ストーリーは王道そのままでちょっと物足りないかな、という感じです。ただ、もう絵がホントに綺麗なので、とにかく読みやすいですし、それだけでも結構満足感はあります。 表題作と、もう1つ短編『言葉よりも饒舌に』が入っていますが、私はこの短編よりも、その分表題をまるまる1冊分読めた方がよかったですね。これがあまり好みの作品ではなかったというのもありますが、BL漫画の読み切り短編自体が苦…
表題作は、とにかく隼人(攻)が無神経というか、言葉も思いやりも足りなさすぎると思いましたね。潤(受)は、自分はあくまでも基(高校時代の隼人の恋人)の身代わりだと信じているのでまだしも、隼人は潤を『恋人』だと思ってるにしては、携帯の番号以外なにも(住所もバイト先も)知らないってありえねぇよ!と唖然としました。 指輪もいきなりすぎて、逆に盛り下がりました。指輪より先にする(言う)べきことがあるだろ…
私、BL漫画の短編集はあまり好きではありません。短いページにラブもHもとなると、なんとも中途半端で物足りないんですよ。 こちらはなんと、1冊に8編(うち1編は、描き下ろしの後日談)が入ってます。だいたい1編20数ページかな。駆け足過ぎてなんとも言いようがないですね。 もともと私、『年下攻』も『下剋上』もあまり興味ないので、その2つを集めたというこちらの作品集は、どうにも楽しみようが…
『兄弟もの』なんですが、かなりややこしいんですよ。 達也(攻)とハル(受)は、親の離婚で長い間離れ離れになっていた兄弟なんですが、弟・ハルは、達也が兄であることを知った上で憧れていたんですね。ところが、達也はまったく気づかないままハルを誘い寝てしまうんです。 ハルは、自分たちが血のつながらない兄弟で、自分が父の実の子でなかったことが離婚の原因だと知っているんですが、達也は離婚のいき…
高岡さんは、『可愛いひと。』シリーズの新装版以外読んだことがなかったんですが、今回これを読んで思ったのは『・・・普通』でした。それ以外に言いようがないです。 私は『淡々とした日常の地味~なストーリー』はかなり好みです。特に事件が起こるわけでもなく、たいした起伏も意外性もないストーリーでも、それ自体はまったく気にもなりません。そこでキャラクターが『生きて』いればそれだけでいいんです。 …
とても楽しく読みました。 とある僻地の、過疎しきった村の因習が、この作品にミステリーともホラーとも言える要素を打ち出してきます。 とはいえ、自分が予想していたほどには、その因習にどっぷり、という感じではなかったかなあ…。 ありがちなストーリーしか想像できなくてあれなんですが、「忌避していた故郷の村へ仕方なく帰省した兄弟が、村からふたたび出ることを許されずにうんぬん」みたいな、出るに出られ…