水名瀬雅良さんのレビュー一覧

クランクイン 小説

水壬楓子  水名瀬雅良 

シリーズ3作目・『ラブシーン』CPの続編です。

『ラブシーン』は、たぶん好みの別れる作品でしょうね。私は好きですが。

こちらはその続編、傷心の千波(受)のその後、そしてもちろん依光(攻)との関係も。

1編目『ロケーション』は、前作の事件後渡米した千波が、端役から始めてハリウッド俳優としてステップアップして行く様子を追っています。

特に前半は、『ラブストーリー』としてはかなり横に逸れたと言えなくもないですが、千波が前作の事件…

3

ファイナルカット 小説

水壬楓子  水名瀬雅良 

このオヤジはダメだった・・・


『ラブシーン』からの俳優さんシリーズ2作目。前作にも登場した映画監督・木佐(攻)と人気俳優・野田のCPです。

私、このシリーズは好きなんですが、こちらのCPがいちばん好みじゃないんです。これがいちばん好き、という方は多そうですが(相変わらず少数派だな・・・)。

とにかく、ひとことで言って木佐監督がどうも好きになれません。もともとオヤジ趣味はないので、水壬さんとはそこだけが合わな…

2

ラブシーン 小説

水壬楓子  水名瀬雅良 

痛さてんこ盛り・・・でも私にとっては『痛い作品』ではない。

私の感想としては、ある意味レビュータイトルがすべてと言えるかもしれません。

私はとにかく『痛い』作品が苦手です。読む前にわかれば確実に回避します。ただ、『痛い』と言われる作品を読む(私からしたらそうではないように思えるので読んでみる)たびに感じるのですが、私の『痛い作品』の捉え方は、一般的なもの(それこそレビューなど)とはどうも違うようです。

これもそうです。『痛さ』は山盛りです。…

10

叶わない、恋をしている 小説

凪良ゆう  水名瀬雅良 

叶わない

叶わないって言うより、
生きている限りは、どうしたって絶対、
死んでしまった人には敵わないって話だよね。

弱くて狡い大人を好きになっちゃった、長男くんのお話。
両親をいっぺんになくして、弟3人抱えて、生活するのも大変。
その上辛い恋まで背負い込んで、それでもがんばり過ぎちゃう長男気質。
そんな彼が、更に、愛の力で、壊れかけの大人まで治しちゃうんだ。
なんて、健気なんだ。

子…

2

sonata 奏鳴曲 小説

愁堂れな  水名瀬雅良 

恋敵sが女々しすぎる

このシリーズはすごく好きなので基本は萌×2なのですが、そろそろ方向転換してもらいたいという気持ちで今回は中立。
もう、何というか、苛々します。個人的には本作で苛々がそこそこ頂点に達しそうになっております。作者さん、いい加減にしてくれませんかと言いたくなる。
(好きな方、ごめんなさい。私も決して嫌いではありません、今のループ展開が嫌なだけで。)

毎回毎回長瀬は踏んだり蹴ったりばかり。そろそ…

4

姦淫の花 小説

夜光花  水名瀬雅良 

執着攻めがお好きな方に

前作がサスペンスで読者を引き込む作品であれば、こちらは作者さんが思いっきりHを楽しんだような作品です。
しかもそのバリエーションが広くて、何度も出てくるHシーンに飽きることがありませんでした(笑)。
省吾の誠に対する執着度がどんどん増していくのが分かって、本作中でも省吾自身が思っていることなのですが、一体どこまで行くのか怖くなってきます。
まぁ、私は攻めが受けに執着するほど萌えるので、もっと…

0

愛執 コミック

水名瀬雅良 

王道

全部で2つのストーリー入り。
その2つは、全然つながりのないものでした。

内容は・・・ものすごーく王道のオレサマ攻め・・・ってとこでしょうか。
普通に面白かったです。

色々複雑な内容でもなく、
攻め様がとってもオレサマで、モテまくるタイプの人。
受け様は、自分だけを愛して欲しいけど、色んな人と
すぐにやっちゃう攻め様と一緒にいるのが辛くて逃げる。
そして見つかってまた戻る・…

4

大嫌いなアイツ! コミック

水名瀬雅良 

攻め様とその兄がおもしろすぎるw

御曹司でエリートビジネスマン × バイトでハウスキーパーをしている小劇団の役者。

えー、水名瀬さんの書く役者というと、水壬先生のラブシーンシリーズを思い出し
ふと惹かれて読んでみました。
奇麗な絵に騙されて読んでいたんだけれど、途中からアレアレ?これってコメディなのw?

うーんと、クールな黒髪眼鏡のお坊っちゃまエリート攻めは、最初嫌みな奴だったのですが
実は天然で純情、ハウスキー…

2

Take Over Zone 2 コミック

水名瀬雅良 

陸上競技をしている男子を堪能するマンガ

1・2巻をまとめて。
お話は、あまり意外性がない王道路線で、安心して読めるかなってところです。
が、
このマンガの真の価値は、
「陸上競技をしている最中の男子の姿態は、ひっじょーに美しい!!」
と再認識できるマンガだということです。
とにかく水名瀬さんの絵が上手い、美麗。
その上手い絵で、「カモシカのような躍動感」ある動きの身体を描かれたら、もう目が、目がぁ…、美味しすぎて満腹です。…

4

堕ちる花 小説

夜光花  水名瀬雅良 

流石です・・・読ませますね

最近になってこの作家さんの作品を読み始めました。
初めて読んだ時もそうでしたが、BLだけにとどまらない世界をお持ちですね、この作家さんは。
ミステリーとかちょっとホラーっぽいものに一層の魅力を感じます。
この作品も兄弟間の禁断愛という要素の他にミステリー感も一杯で、その謎を追いたくてお話に入り込んでいきました。
BLの要素ももちろん魅力的なのですが、日本的なちょっと背筋がひんやりする怖いお…

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