水名瀬雅良さんのレビュー一覧

融愛~Melt Down~ 小説

沙野風結子  水名瀬雅良 

説得力あるガチ兄弟もの

2007年のノベルスに
書き下ろし短編「凪の夜」を加えた文庫版。


夫の死後、男に依存し子供に暴力を振るうようになった母。
兄の海理は、母の暴力から弟を庇い
弟の翼久は、夜の闇に怯える兄を抱き締め守っていました。

肩を寄せ合って生きる幼い二人の姿はいじらしく
そしてエロい!!!
9歳と11歳が、戯れに脚を絡ませ
欲情し合っているシーンの背徳感にドキドキしました。

そ…

10

prelude 前奏曲 小説

愁堂れな  水名瀬雅良 

どこから読んでも受難受。

毎回何らかの苦難を味わうことが既にテンプレとなっている長瀬ですが、
今日も今日とて、またもや大変な目に遭っております。
刺されはしないものの、散々です。長瀬、かわいそうな子…。
ほよんと優しげなので、善からぬ輩(性的な事に関わらず)を惹きつけてしまうのかな。
もはやそれがこの作品のコンセプトなのかもしれませんが。

新キャラが登場します。外見はナイスガイだけどツンとして対人スキルの低い…

5

この美しき世界のまにまに 小説

花房マミ  水名瀬雅良 

天使とクズのほのぼのラブ

花房マミさんの書かれる「クズ男」受ってどんなだ?
と興味津々で読んでみたら
なんだ、普通にいい奴じゃないか!
幼少期のトラウマで自分に自信が持てず
適当な恋愛しかしてこなかった受が
優しく男前な年下の彼氏に甘やかされ幸せになるまでを
丁寧に描いた作品です。


顔はいいが女癖は悪い大学生・清良(受)は
彼女との別れ話を
アパートの隣に越してきた一年生・泰幸(攻)に
聞かれて…

6

ココだけCOMICフォーカス!! EXTRA 2006 グッズ

贅沢な予告編集

雪舟さんの描く『FLESH&BLOOD』のコミカライズが載っているということで入手。
お目当ての作品は、まるで予告編のようにちょこっと(笑)

というより、この本のコンセプトがそうなのだ。
「キャラ文庫のココの部分を漫画で読みた〜い」というリクエストを
その小説の絵師さんが漫画化してみました……
というのがこの冊子。


全部で11作品、ちょっと古い冊子ということもあって…

2

神花異聞 小説

夜光花  水名瀬雅良 

兄のキャラがインパクト強かった

やはり読み進むにつれ、面白くなりました。ゆっくりとお話が転がり始めるので、それまでは忍耐。転がりだしたら存分に楽しむ作品だと思いました。

もともと好きなのもあって、ファンタジー設定がツボにはまり、途中からはラブそっちのけになりました。受けがものすごーく変わったキャラで、言葉尻もどこかおかしいし最後まで不思議ちゃんだったのに、だんだん可愛くなってくるから不思議。周りの人たちに愛されるのも分かる…

2

鬼花異聞 小説

夜光花  水名瀬雅良 

完結巻まで読まないとわからない

花シリーズのスピンオフ。といっても、なじみのあるキャラが出るわけでもなく、隣村の別の兄弟のお話でした。あまり関わりはなく、鬼食い草の設定くらいでしょうか。

冒頭は弟視点からの状況説明に始まり、その後はずっと兄視点、最後にまた弟視点に戻ります。
兄視点なのですが、この兄のキャラがつかみにくかった!非常に知能が高く天才児だった6歳の時に神隠しに遭い、1年後保護されたときには知能も低く天真爛漫な…

2

ラヴァーズ・ポジション コミック

水名瀬雅良 

どっちの受けも可哀想

■ラヴァーズ・ポジション■
■one-side love■
隼人(サラリーマン)×潤(学生?) ※高校の時の先輩×後輩

高校時代の憧れの先輩・隼人の失恋に乗じて、彼の恋人の座に納まった潤。
付き合っていても「あの人の代わりになれているのかな?」と不安な気持ちでいっぱい。
そんな時、隼人がかっての恋人・基と連絡を取り合っていることを知って…。

潤が可哀想です。。。
本当にもう……

6

恋獄の囚人 小説

バーバラ片桐  水名瀬雅良 

年号に何か不思議な気持ちになりました

ミラクル刑務所…www
拘束衣とか出てきますよーヽ(´▽`)/

それにしても200X年って!!!
つい最近設定ですねー。
20XX年とかってよく見かけますが…何だか不思議な気分です。
発売当初はともかく…200X年過ぎ去っていますw

復讐相手の行方、『ディンゴ』の秘密が明かされる辺りまでは面白かったです。
ただ…陰謀解決篇(恋獄の愛人)があっさりしすぎて…展開早っ(´Д`)!…

1

クランクイン 小説

水壬楓子  水名瀬雅良 

このシリーズの魅力は依光!

『ラブシーンシリーズ』の三作目。
一作目のカップルの二年後となります。
このシリーズでは、わたしはこのカップルのお話が好きです。
ただ、あまりに一作目がセンセーショナルで度肝を抜かれた作品だったので、ちょっと今回は地味かなあ。


受けの千波は一話目の事件後アメリカへ渡り、今はハリウッドで俳優としてキャリアを積んでいる途中です。

攻めは、日本で千波と同居していた恋人の依光。
千…

1

闇の花 小説

夜光花  水名瀬雅良 

続き物は全部読んでこそ

堕ちる花を読んだときに、読み切るのがつらくてもうこのシリーズは読まないつもりでいたのですが、なんとなく気になってここまで読んだら・・・面白かった・・・。
そうだよね!三部作だもんね!全部読まなきゃ面白さはわからないね!と自分の愚かさにあきれてしまいました。謎解きするところまで読まないと、そりゃ面白くないですね。ごめんなさい。

で、ちゃんと読んだら面白かったですよ!
お母さんがイっちゃって…

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