水名瀬雅良さんのレビュー一覧

野良犬を追う男 小説

中原一也  水名瀬雅良 

野良犬は誰だ

あらすじから「野良犬を追う男」って須田のことだと思って読み進めたのですが(野良犬=冤罪の真犯人で、組織を超えて手を組んだ二人が冤罪を晴らすお話?)…全く違いました。野良犬=須田で、タイトルは新垣のことを指しているようです。

かなりハードボイルド色の濃い作品でした。二人が置かれている状況や組織のタフさと新垣に惹かれる気持ちに抗えない須田の弱さの対比が、切なくもあり、悲しくもあり。須田は極道らし…

4

愛の奴隷 小説

水原とほる  水名瀬雅良 

十年も何をやっていたんだ君達は

十年以上、恋人ではないけれど肉体関係はあるという曖昧な距離を保ち続けている二人のお話。

この本、結構分厚いんですよ。しかも一話だけで構成されています。なのにあまり印象に残らない内容で、読んでいて疲れました。

こういう設定は、受がもっと男らしく強かで表面上だけでも強気なタイプなら恋愛のシーソーゲーム的な緊張感が生まれてくると思うのですが、宏樹はまさに「日陰の女」(本人はそれで満足)という…

4

堕ちる花 小説

夜光花  水名瀬雅良 

ほの暗い兄弟もの

ひんやりしたお話…とあとがきに書かれていましたが、ほんとにその通りで、ラストのほうは怖くてドキドキしました。
でもそのドキドキ感は恋愛ものと同時進行のサスペンス要素に対して、なので恋愛としてのストーリー性はちょっと薄いかな?とも思います。

兄弟ものが大好きなので、こういう執着系の兄弟は恋愛メインで読みたい気もしますが、ストーリーはストーリーとしてとてもよかったです。
日本のホラー映画で本…

1

偽りのコントラスト 小説

ふゆの仁子  水名瀬雅良 

会話しようよ…

余裕ある年上の男・阿南と、生意気ワンコっぽい年下の男・瀬下。その二人から求められる主人公・岡崎ですが、相手を理解したいと言っては情事を重ねる三人の心理状態が理解できませんでした。いや…大人なんだからまずは会話しようよ?まだ肉欲だけに溺れて3Pでもやってくれたほうが分かりやすかったと思います。

そもそも阿南と瀬下の一番強い感情(not 恋愛感情)はお互いに向いていて、岡崎は二人の複雑な衝突の触…

1

夏、恋は兆す 小説

小川いら  水名瀬雅良 

ちょっと物足りない…

スピンオフ作品なのですが、わたしはこちらしかまだ読んでおりません。
後書きによりますと、どうやら前作で今回の受けが不憫だというお声があったとか。
どうやら前作の攻めの元カレだったようです。
うーん、確かに元カレちょっとデリカシーに欠ける気も…

**********************
受けの尚は年齢よりもそうとう若く見られ、大学時代からバイトをしていたカフェバーに勤める26歳。

2

intermezzo 間奏曲 小説

愁堂れな  水名瀬雅良 

いちゃつき全開

うーん、田中によろめきそうになるのはちょっと^_^;昼ドラ突入か?!とヒヤヒヤしました。田中くん本当良い子…(ホロリ)
他のお話はなんか新婚ホヤホヤな感じでいいですね。これがサイトで公開されてたのかぁ。太っ腹〜と思います。
しかし、なんつーか、ラブっぷりがフジミ(他先生作ですが)を思うこの溺愛っぷり。日常話大好きだから大歓迎ですけどね!
ゴルフは全くやらないのでゴルフについては????ですが…

0

Concerto 協奏曲 小説

愁堂れな  水名瀬雅良 

やばい、はまってきた

あぁ、確かにラブラブカップルののろけ話を延々と読んでる感じって同感です(笑)
ドラマCDで田中は一人から回って活躍しないままだったと言われてましたが、かっこよかったよ田中くん!
やっぱラガーマンは逞しいね!

桐生が一人先走って突っ走って惚れまくってた関係が、長瀬も恋愛の一番良い時期(笑)まで恋愛進んだなぁって感じ(*^_^*)
ドラマCDから入ったんですが仕事のできる攻めが受けの事好き…

0

シェフは強欲につき 小説

秀香穂里  水名瀬雅良 

ページの割りには充実

丸ごと1冊、表題作です。
文庫218ページのせいか、展開が早いです。
キスが30ページ、トイレで悪戯されるのが53ページ、81ページでは馴らされて、飯塚の友人・諏訪への嫉妬をはさんで、120ページ目からは二人の初エッチです。御園、飯塚の押しになし崩しです(笑)

老舗レストラン「ロゼ・ノワール」の新開拓、料理長である石井と飯塚の関係の良好化が織り込まれていて、仕事ものとしての読み応えもあり…

3

LOVE TARGET~恋の弾丸~ 小説

妃川螢  水名瀬雅良 

正装は正義(w*

細かい事は置いといて。
正装、白手袋でプロポーズに来た攻め様に激しく萌えました(*´ω`*)
制服好きにはたまらないシチュエーションですね。
守ってくれそうな安心感のある人っていうのも読んでてたまりませんでした。
と言って、受けの遼がなよなよしてるわけでもなく。
男前なところも多々ありで良かったです。
子連れものとかそんなに好んで読む方ではないのですが、遼の子供、奏が可愛かったです(*…

2

じゃじゃ馬花嫁 小説

秀香穂里  水名瀬雅良 

結婚式をすっぽかした妹の身代わりに・・・

私は実は花嫁ものにあまり慣れ親しんでいません。

花嫁になる過程によっては萌えたりもするのですが(私も無理矢理、とか家の為に嫌々・・・とか、何かこう受け様が抵抗したり、攻め様に強引さのある展開だと凄く好きです)、割とただただ甘いだけ・・・とか、受け様が可愛すぎてちょっと・・・とかという作品も多くて、勝手な苦手意識みたいのがありまして・・・、つい「花嫁」というタイトルが付いていると食指が動かなか…

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