水名瀬雅良さんのレビュー一覧

empty heart ~偽りの恋だから~ コミック

水名瀬雅良 

一途に恋して

「empty heart」
主人公は、高校生の梶原拓巳。
彼が密かに恋しているのは新任美術教師の宇佐美。宇佐美は拓巳の兄・龍太の同級生で…
宇佐美と龍太が高校生の時、うたた寝をしている龍太にキスした宇佐美を目撃してから宇佐美を意識し始めた拓巳。
そんな時龍太の結婚が決まり、宇佐美の気持ちに全く気付いていない龍太はウキウキと宇佐美を含めた友人達に報告する。傷つきヤケ酒の宇佐美に全て分かった上…

2

太陽の雫 小説

高岡ミズミ  水名瀬雅良 

思いっきりネタバレです。

なんともまぁ……肩透かしというか、なんいうか……
前作の続き、というか、スピンオフなんですが、それにしてもお粗末。

前回生き延びた昴顕とか、旅に出ている月花とか、
いくらでも話は膨らませられたろうに!

てか、続編のためのあの振りだったんじゃないんだ?

どんな展開になるんだろうと、ワクワクと手にしたのに、
え?! これで終わり?……って、
思わずページ数確認しちゃいました…

4

太陽と月の背徳〈下〉 小説

高岡ミズミ  水名瀬雅良 

読みやすいファンタジー設定

後半はドラマチックな展開も散りばめられ、
新しくちょっと出てきたキャラクターもいい味出してる。
(三葉とか美鈴とか安坐とか)

プロットとは違うエンドにしたと、あとがきには書かれてありましたが、
私はこの終わり方はとても納得できて、腑に落ちました。
月花の心中をどう収めるのかなと思っていたので。
でも、続編があると分かっていたので納得できたのかも。

素直に物語として面白く読みま…

3

太陽と月の背徳〈上〉 小説

高岡ミズミ  水名瀬雅良 

くっ、王様の呼び名がどれも読めない……!

ファンタジーというと、どうしてもTLが連想されてしまうのですが、
いや、なかなか面白かったですよ!
元々グ○ンサーガとか、ア○スラーンとか王道ものは通ってきているので、
私的には全く違和感なく読めました。

ファンタジーのカタカナ名前が読みづらいという声に配慮してあるのか、
キャラクター名が漢字なのが、反対に違和感。
王様の名前とか、ファンタジーなの?中華系なの?とツッコミたくなって…

1

シンデレラ プロット 3 (完) コミック

水名瀬雅良 

シンデレラ・プロット完結巻

完結巻。
東原の部屋に入る理沙子を目撃してしまった碧。話をしたくても時間を取ってもらえない。
不安になった碧は若田部の部屋に行き……
酔いつぶれた碧を心配して東原に電話する若田部だが、東原は『俺には関係ない』なんて言う。
この辺は読者的にもかなり戸惑う展開です。
せっかく心が通じ合って結ばれた東原と碧なのに、どうして?と理由が見えない。
それなのに連ドラの脚本は碧のために書いたと言う。…

0

シンデレラ プロット 2 コミック

水名瀬雅良 

進展+波乱

3巻ものの2巻目。
演技指導ということで東原と同居することになった碧ですが、真面目に取り組む碧は実際に演技がうまくなってきました。
東原が高校時代に家庭に問題があって自分の告白を受けなかったことを知り、また昔の恋心が戻ってきて…
碧の最終収録後、東原との2人だけの打ち上げで東原が言葉の戯れを仕掛けてくるんだけど、こういう読んでて赤面する駆け引きの感じ、好きですね!
余裕綽々の東原だけど、一…

0

シンデレラ プロット 1 コミック

水名瀬雅良 

導入部

3巻ものです。内容は芸能界もの。
主人公は、人気上昇中の俳優・榊原碧(あお)。
初めてドラマで大役を務めることになり、若手の注目株の脚本家・東原昴、事務所の先輩俳優・若田部孝介と交友?していくが…という導入。
本作は1巻目なので、この3人の関係性の説明が主になっています。

以下、ネタバレ。
脚本家・東原は実は碧の高校の先輩で、高1の時碧が告白した憧れのひと。
それをからかいまじりに…

1

嘘つきなキミの虜 下 コミック

水名瀬雅良 

綺麗なお兄さんを守りたいですか

下巻です。
上巻にて駒は全て出揃って、さて亮輔、悠希、由基の関係はどうなるのか。
下巻も、物語の流れや人物の表情で語らせる部分など非常に巧みで、読者はスムースに作品世界に入り込めます。
初恋のひと由基が現れ、復縁を迫られて揺れ、涙する悠希。
悠希に振り回されながら、放っておけない。そこから由兄には渡さない、に変わっていく亮輔。
一度は別れた悠希に執着して、また自分に縛りつけようとして襲う…

0

嘘つきなキミの虜 上 コミック

水名瀬雅良 

振り回し方も魅力的

美しい絵柄、人物造形の作り込まれ方、近づくきっかけ、性格・行動のギャップ、過去の男、恋の始まり、そしてトラブルの予感……
もう、非常によく出来た物語で、読みやすく、入り込みやすく、上下巻の長さがあるため駆け足感もありません。
もしBL知らない人に何かBLらしい作品紹介して欲しいと言われたら、コレ最適かも。
何より、受けに女性的な傾向がないところが私は好きなんです。女の代用品じゃない。
正に…

1

渇望の部屋 小説

秀香穂里  水名瀬雅良 

華やかな業界BL

可もなく不可もなし……な定番BLといった感じの一冊です。先日、「他人同士」「恋人同士」シリーズを読んで、読み応えに唸ったばかりでしたので、そのレベルを求めてしまうと、及第点だよね……なんて偉そうな感想になってしまう。

文章は読みやすいし展開に無理もなく、官能的なシーンの描写も濃やかで素敵なんですよ。容貌に恵まれているけど中身が伴っていないモデルの主人公と、新進気鋭で天才的だけど、厳しいことを…

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