水名瀬雅良さんのレビュー一覧

転げ落ちた先に 小説

真名あきら  水名瀬雅良 

見た目はくたびれていても女王様

エリート上司×見た目は冴えない部下という組み合わせの職場恋愛のお話です。
お仕事している描写もありますが、恋愛メイン、ベッドシーンが少し多めの大人の恋愛という感じでした。

少なくとも学生ならありえないような恋の始まりと展開の仕方です。
主人公の鈴木は有能ですが、昔大病をして入院してからガリガリの無精髭で髪もボサボサ、服にも頓着しないので誰にも注目されない、という人物。
しかしプライドが…

2

上司と俺のヒミツ コミック

水名瀬雅良 

鼻血を出すストーカースパダリ

美麗系作家様の水名瀬雅良先生の作品。
表紙や裏表紙の絵の雰囲気からコメディテイストの話かな、と思いましたが、読んでみるとストーカーじみた怖くてシリアスな話?っと思わせつつのやはりコメディっぽい空気でした。

地味で飲みの誘いにも乗らないリーマン・永戸大樹(ひろき)は、過去酒で大きな失敗をしていた。
気楽な大学生だった大樹は父親が急死し、負債のため生活が一変。面白おかしく付き合っていた彼女に…

1

叶わない、恋をしている 小説

凪良ゆう  水名瀬雅良 

アヒル要素は嬉しい

「叶わない恋をしている」読了
タイトルから切ない。内容もタイトルに裏切らないほど読んでいてつらい。こういう片思いにほんと弱いです…
タイ料理店に連れられて実は辛い物苦手なのに暁の好物だったらしいから平気なふりにスープを飲んだ志貴が愛おしい。
幸せになって本当に良かったです。

しかしわたしから見ると神谷さんは本当に最低なクズです。不倫の上にこうして人を利用して自己満足なことばかりしている…

2

優しい夜 小説

高岡ミズミ  水名瀬雅良 

平凡だからこその楽しみかた。

特にこれといった事件が起こるわけでもなく、
淡々と幸弘の日常が語られていくだけのストーリーなのですが、
繊細に細かくその心情が描かれていて、飽きずに最後まで読みきれました。
作者が意図していた、甘々は最後にトンと来る感じで。

こういういい意味でも、悪い意味でも平凡な話は、
作者の力量の試される一作だと思う。
そこを最後まで読ませてしまうのは、流石かなと。

でも、幸せな甘々には…

2

empty heart ~偽りの恋だから~ コミック

水名瀬雅良 

一途に恋して

「empty heart」
主人公は、高校生の梶原拓巳。
彼が密かに恋しているのは新任美術教師の宇佐美。宇佐美は拓巳の兄・龍太の同級生で…
宇佐美と龍太が高校生の時、うたた寝をしている龍太にキスした宇佐美を目撃してから宇佐美を意識し始めた拓巳。
そんな時龍太の結婚が決まり、宇佐美の気持ちに全く気付いていない龍太はウキウキと宇佐美を含めた友人達に報告する。傷つきヤケ酒の宇佐美に全て分かった上…

2

太陽の雫 小説

高岡ミズミ  水名瀬雅良 

思いっきりネタバレです。

なんともまぁ……肩透かしというか、なんいうか……
前作の続き、というか、スピンオフなんですが、それにしてもお粗末。

前回生き延びた昴顕とか、旅に出ている月花とか、
いくらでも話は膨らませられたろうに!

てか、続編のためのあの振りだったんじゃないんだ?

どんな展開になるんだろうと、ワクワクと手にしたのに、
え?! これで終わり?……って、
思わずページ数確認しちゃいました…

4

太陽と月の背徳〈下〉 小説

高岡ミズミ  水名瀬雅良 

読みやすいファンタジー設定

後半はドラマチックな展開も散りばめられ、
新しくちょっと出てきたキャラクターもいい味出してる。
(三葉とか美鈴とか安坐とか)

プロットとは違うエンドにしたと、あとがきには書かれてありましたが、
私はこの終わり方はとても納得できて、腑に落ちました。
月花の心中をどう収めるのかなと思っていたので。
でも、続編があると分かっていたので納得できたのかも。

素直に物語として面白く読みま…

3

太陽と月の背徳〈上〉 小説

高岡ミズミ  水名瀬雅良 

くっ、王様の呼び名がどれも読めない……!

ファンタジーというと、どうしてもTLが連想されてしまうのですが、
いや、なかなか面白かったですよ!
元々グ○ンサーガとか、ア○スラーンとか王道ものは通ってきているので、
私的には全く違和感なく読めました。

ファンタジーのカタカナ名前が読みづらいという声に配慮してあるのか、
キャラクター名が漢字なのが、反対に違和感。
王様の名前とか、ファンタジーなの?中華系なの?とツッコミたくなって…

1

シンデレラ プロット 3 (完) コミック

水名瀬雅良 

シンデレラ・プロット完結巻

完結巻。
東原の部屋に入る理沙子を目撃してしまった碧。話をしたくても時間を取ってもらえない。
不安になった碧は若田部の部屋に行き……
酔いつぶれた碧を心配して東原に電話する若田部だが、東原は『俺には関係ない』なんて言う。
この辺は読者的にもかなり戸惑う展開です。
せっかく心が通じ合って結ばれた東原と碧なのに、どうして?と理由が見えない。
それなのに連ドラの脚本は碧のために書いたと言う。…

0

シンデレラ プロット 2 コミック

水名瀬雅良 

進展+波乱

3巻ものの2巻目。
演技指導ということで東原と同居することになった碧ですが、真面目に取り組む碧は実際に演技がうまくなってきました。
東原が高校時代に家庭に問題があって自分の告白を受けなかったことを知り、また昔の恋心が戻ってきて…
碧の最終収録後、東原との2人だけの打ち上げで東原が言葉の戯れを仕掛けてくるんだけど、こういう読んでて赤面する駆け引きの感じ、好きですね!
余裕綽々の東原だけど、一…

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