水瀬結月さんのレビュー一覧

花嫁は緋色に囚われる 小説

水瀬結月  一馬友巳 

憎しみが愛情に変わるとき

シリーズ第一部が10巻で2013年に終わったばかりの作品の1作目
骨董や旧家に伝わる伝説めいた題材を受け様とその伴侶の攻め様が
時には一緒に解き明かし時には攻め様が謎を仕掛けるように色に纏わる
どこか優美な雰囲気がある骨董品が出てくるシリーズです。

しかしながらこの1作目はこの先10年続くなど作家とて初めから解る
訳でもないでしょうし、単純に曰くある旧家の攻め様に利用され罠に嵌り

4

花嫁は深紅に愛される 小説

水瀬結月  一馬友巳 

赤で始まり

緋色から始まったこのシリーズですが、一部完結は深紅 と 赤で始まり、赤で終わった(一部完結)今作。
一冊目を読んだ時にすっかりハマってしまい、ずっと読み続けていた作品だけに、一部完結とは…。

攻め様は 香港の資産家で、肉食獣系オレ様
受け様は 芯の強い骨董鑑定士、美人な調教師。
という、王道なカップルでした。

攻め様の 肉食獣系オレ様なのに無意識の受け様に躾けられていく姿
受け…

0

花嫁は深紅に愛される 小説

水瀬結月  一馬友巳 

シリーズ第一部完結だったのですね

この「花嫁シリーズ」今回が8冊目の1部完結になり、作者の10周年作品でもあり、
1冊目から愛読してきた者として、こちらも感慨深いものがあります。
1作目を読んだときは普通に面白いと思う程度だった作品が、作品が出るたびに
骨董品の謎解きや、タイトルにいつも色を入れていて、妙に惹かれるのですよ。

初めは監禁まがいで始まった二人、傲岸不遜でオレ様なのに、恋愛は不器用なんて言葉が
遠く感じる…

3

秘め恋結び 小説

水瀬結月  端縁子 

ちょっと・・・

悪縁切りの神社の神主の巡(めぐる)と、良縁結びの神社の神主の逢坂。
2人は幼馴染だったのですが、逢坂に事情があって子供の頃に一度、別れています。大学で再会してから今まで、巡は逢坂にちょかいをかけられていて・・・。
もういいかげんにして欲しいと巡が言ったところ、逢坂がある賭けをしようと言い出します。

巡のキャラクターが、イマイチ合わなかったです。
個人的には京都弁とはいえ、もう少し男っ…

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秘め恋結び 小説

水瀬結月  端縁子 

案外シリアスな面も

神主同士の恋愛。
関西弁の登場人物は苦手だったのですが、
今回は、受が京都弁だったのですが、作品の雰囲気と合っていて、
違和感なく読むことができました。

縁結びの神社と悪縁切りの神社の跡取りの物語で、
幼馴染の再会ものです。
悪縁切り神社の巡は、縁結び神社の逢坂が軟派に自分を
口説いてくることに怒りを感じていた。
幼いころは仲良く遊んでいたのですが、逢坂が家庭の事情で
引っ越…

1

恋の半分はハートでできています 小説

水瀬結月  Ciel 

これはヒドい…。

3Pに一人足して4Pモノ…。
すごい地雷を踏んだ気分であります。憤死寸前です!!!!

そもそもこの作者さん、マットウに1対1の関係から書いたほうがいいと思うんだが…。
文章のまとまりがなさすぎで設定も展開もチャチいことこの上ないです。
ハートの形をした惚れ薬って(苦笑)なんすかそのドラえもんのような世界はっ!
まぁ、そのファンシーさが売りなのかもしれないけど…。

4人出てくるの…

6

秘め恋結び 小説

水瀬結月  端縁子 

はんなりしつつも強気

受け様の京都弁がはんなりしつつも毒を吐いてる感じがなにやら良いと感じてしまう。
関西系でも京都独自の言い回しが、作品のスパイスになっている気がします。
同じ鎮守の森に相反するような神社、一つは縁結び、一つが縁切り、そこにそれぞれ
跡継ぎ的な息子で同じ神学校を共に出ている神主二人、その二人の出会いと別れ、
そして再会してから、過去の子供心のわだかまりを昇華しつつ、思いが通じ合う。
神社の未…

2

花嫁なんかになるもんか 小説

水瀬結月  御景椿 

後日談のお話が最高!

水瀬さんの本は、前に一度読んでみて好みに合わなかったので、大丈夫かなぁ?と思ってたのですが、この本はとても良かったです。
天然ブラコン兄弟とその親友のどたばたストーリーでした。

兄である三郷とその親友、甲斐の会話を聞いてしまった千里。
大好きな兄を守るため、甲斐に兄の代わりに自分にしろと、お願いをしにいって・・・というお話。

本編の方は、千里視点で進みます。
大好きなお兄ちゃんの…

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花嫁なんかになるもんか 小説

水瀬結月  御景椿 

甘~い、甘~い。

あらすじ通りに始まって
最終的には可愛い(甘~い)お話でした。

前半読んでた時は私も千里と同じように
甲斐は兄の事が大好きなんだと勘違いしてました(^^;)
だけど本当は千里の事が好きで
兄からは千里に手を出すな!と釘を刺されてた状態。
だから本編はあまり甲斐から千里への想いは
そこまで感じられなかったです。

が、

後半のお話で、今までの我慢炸裂って感じ!!(笑)

2

しらさぎ城で逢いましょう 小説

水瀬結月  高星麻子 

うーん…。

ちょっと中立寄りの萌かな。
表題作だけだったら中立だったかも。

まさかBLのタイトルで国宝が使われるなんて(笑)
ま、私が最初に松本城を知ったのは「炎の蜃気楼」でしたから同じようなもの?
歴女はタイトル聞いた時から気になってはいたんですが…。

お話はかわいいというかなんかあっさりくっついたな感が非常に強くて。
それぞれに中学時代からの想いがあったからなんだろうけど、それにしても…

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