水壬楓子さんのレビュー一覧

森羅万象 水守の守 小説

水壬楓子  新藤まゆり 

河童の魅力を再発見

子供の頃から動物の霊などが見える高校生と、里からこっそり抜け出した河童の、可愛いラブストーリーです。
とにかく、河童のナギが可愛くて、河童の魅力を再発見って感じです。里から出たことがなくて、何も知らない様子もキュンとなるし。一生懸命、忍を叔母さんの意地悪から守ろうとする姿も萌えます。

部活の最中に川で流されてる犬を見付けた、高校生の忍。「助けて」と聞こえてきた声に導かれるように、川に飛び込…

2

ミステイク 小説

水壬楓子  佐々木久美子 

「俺がいいと言うまで……ダメだ」

旧刊既読のため、書き下ろしのため購入。
今回の書き下ろし「アーリー・モーニング」は、分量少なめ。
なんと! 延清がタコさんウィンナーだと!? 
毎度予想を斜め45度に裏切る延清であることよ。もっと書き下ろしに登場して欲しいです。

本編が加筆修正ということで、流れで本編も読みました。
加筆がどこなのかよくわかりませんでしたが、全体的に非常に読みやすくなっていました。
本編「ミステイク…

4

ネコより愛して キャットインフォーカス(表題作 キャットインフォーカス) 小説

水壬楓子  かすみ涼和 

タイプの違う二つの話

【※BL注意】

 部屋に落っこちてたから、拾って読んだ←
 まあ、大体そんな感じで生きてます。

 この本は、短編が3つ入ってる話です。
 作者さんが「短編集」って言ってるから、それでいいのかな? というわけで、短編集です。
 最初の話だけが主人公が違っていて、残りの二つが主人公が同じ、続きの作品です。

 タイトルはどちらかというと2作品入ってる後の2つの作品よりのタイトルか…

2

ミステイク 小説

水壬楓子  佐々木久美子 

女王様とワンコの安定感が最高

エスコートシリーズ、文庫版の第三冊目は、ヘタレワンコ×女王様の鉄板カプ。
シリーズの中でも個人的にかなり好きなカプです。

派遣会社「エスコート」のボディガード・真城(受け)は、警視庁SP時代の部下・清家(攻め)と仕事で再会。
当時真城にこっぴどくフられた清家は、真城を恨んでいる様子で…という話。

同人誌などでその後のラブラブな彼らに慣れてしまっていたので、
こちらの馴れ初め編はか…

2

コルセーア 完全版 下 コミック

水壬楓子  御園えりい 

圧巻の後半とピサール組、そして楽しいオマケつき

下巻は、前半が上巻の続き。
コルラダンに乗り込んだカナーレ達がアウラを救出し、
カナーレが過去に決着をつけて、気持ち新たにプレヴェーサに戻るまで。
名台詞「おまえは俺のために生まれてきたのだと思え、
俺に愛されるためにだ」は、何度読んでも痺れる。

後半は、ピサール組を主人公とした『盈月』。
小説では短いSSだったこの作品は、コミカライズに当たって大幅に膨らみ
ヤーニとセサーム様贔…

12

コルセーア 完全版 上 コミック

水壬楓子  御園えりい 

まとめて読める喜び

厚さ 3cm以上。
本編3冊+ピサール組の『盈月』の計4冊のコミックが
雑誌掲載分や書き下ろしを加えて上下2冊で新登場。
既読だし、分厚いし高いし、手を出すまいと思っていたのだけれど
新刊の『太陽の標 星の剣 ~コルセーア外伝~』を読んだら
弾みがついて、未読の雑誌掲載分や書き下ろしも読みたい!と、
つい手を出してしまった。

17世紀前後の地中海を思わせる架空世界を舞台にした大…

6

フィフス 小説

水壬楓子  佐々木久美子 

惚れたらコドモ

 このシリーズ、ほかは制覇したのですが、本作だけ洩れてました。主役はエスコートのオーナー榎本(受け)。某所で「なめ●じ」呼ばわりされていたほど、ある意味強烈な人を食った性格で、読者の好き嫌いもはっきり分かれそうなキャラではあります。ただ私自身は、自分が間違っても愛されキャラではないと重々自覚したうえで、それでもわが道をゆくしかない榎本のようなタイプ、嫌いじゃないです。

 エスコートの関係者に…

3

太陽の標 星の剣 ~コルセーア外伝~ 小説

水壬楓子  御園えりい 

ヤー二くんモッテモテの巻

コルセーアの新作はなんと大人のカップル編ということで表紙の絵からテンション上がりました。二人とも百合か?ってくらい綺麗だもの。三十路なのに(笑)ツンデレ・セサーム様のデレが終盤ではかなりたくさん見られたので嬉しかったです。美人のセサーム様には受けの方が似合ってると思います。

ヤー二くんは今回どうした?ってくらいモテまくってます。本人に自覚ないけど。さすが作者様からもへタレ扱いされてるだけのこ…

3

太陽の標 星の剣 ~コルセーア外伝~ 小説

水壬楓子  御園えりい 

ピサール組万歳!!

待ってました!!のコルセーアの新刊。
今回は、ピサール組のお話。

名作BLはあまたあれど、物語として魅力的で、
攻めも受けもツボ真ん中に的中で、カップルとしても好き、
という作品は、誰にとってもそう多くないのでは?と思う。
このピサール組は私にとってそんなカップルの一組。
(そこに文章自体の好みを加えると、さらに稀少になる……)


シャルク殲滅の為に出兵してから半年、

5

幽霊ときどきクマ。 小説

水壬楓子  サマミヤアカザ 

浮遊してついて行きたくなります

警察や極道物ばかりを読み続けてると(いや、それが本来好みなんですが)合間になんかファンタジックなものが読みたくなるみたいでw
タイトルに惹かれて読んでみました。だって、「幽霊ときどきクマ。」ですよ!なんだろーって思いますよね。
でもちゃんと?お相手は「刑事さん」で、そこはワタシ的お約束ってことで。

幽霊ってことは一応死んでるわけで、それでどうやって結ばれるのだろうと心配しつつ、そのまとめ…

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