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水城せとな
藤棚
同じ音大に通う二年生の高畑極と井澤円慈は、高校の頃から密かに付き合っていました。 太陽のように明るく人気者の極に、まるで下僕のように従う円慈。 少し歪んだ関係ではあったが、それなりに上手くやっていた二人。 そんな彼らの前にある日、天才ヴァイオリニスト桐原が現れて、 極と円慈の危ういバランスが崩されます。 桐原に見出され、オドオドと極の影に隠れていた円慈が輝きはじめ、 それに相反…
むつこ
まるでロミオとジュリエット。 なんて言えばいいんだろう、水城せとなさんの作品は、心臓を抉られるような結末が多いです。この作品もその一つです。 言葉は少ないのに、心理が変化していく様子がひしひしと伝わってきて、でも、悲劇へと向かっていくしかないのが分かって。感情移入させるだけさせといて…。 絵が古くて最初顔の見分けしにくいのが欠点ですね。
ラストがプチSFで、ツッコミどころが多かった。 いやいや、最後わざわざ手を掴む必要ないやん…と。 手を掴まないことで、そして掴まなかった理由を理解しあうことで、じゅうぶん愛を確認しあえるんじゃないか!と。 そうしないからこそ愛が昇華されたというのもよく分かるんだけど。 悲しい物語です。
これは…ハッピーエンドなのかアンハッピーエンドなのか、分からない。結末を見れば、ハッピーエンドなんだろうと思う。 でも、あまりにも切なくて切なくて、鬱になって、読み終えたあと自殺したくなった。 なぜ会えないのか。水城せとなさんは、なぜ二人を再会させてあげなかったのだろう。 でも、そういう安易な結末を用意しなかったことで、この物語がより美しくなったのは間違いないと思う。
ミドリ
ここのサイトで皆様のレビューを見て購入。 表紙の絵にも題名にも全くもって興味をそそられなかったのですが… なんだよなんだよコレ!! こんな素晴らしい作品があったなんて知らなかったですよ!! ほんと皆様がおっしゃる通り、ほんとムカつくくらい流され侍な恭一。 その彼を一途に思い続ける今ヶ瀬。 …ねぇ今ヶ瀬、ほんとにコイツでいいのかよ…と思ったのが正直な感想。 恭一に腹を立てつつ読…
同じ音大に通う高畑極と井澤円慈。 何でもそつなく器用にこなせるので、自分を特別な人間だと思っていたかりそめの天才極。 彼はずっと自分の影を演じてきた円慈に本物の才能を見せつけられ、打ちのめされます。 才能のある相手への嫉妬。好きなのに傷つけあうような関係。 光と影の逆転劇がドラマティックに描かれていて、最後に泣かせます。 二人の恋と葛藤を側でずっと見てきた女性キャラるりも素敵で、…
もこ
好きな人を忘れる為に・・・ラクになりたいなんて私は思ったこと無いですなぁ。そんな恋が私の元には一度くらいは訪れるんでしょうか・・・・皆さんは一度くらいは体験されてるんでしょうかね?? ハイレベルBLに私はやられてます・・・・(´ω`。) というか、BLというジャンルを逃避して、感動を覚えました。 この作品凄い。 そもそも、なんだっけ・・なんだかのランキングで常に一位を保持していたんです。読…
十架
主人公・恭一の後輩でゲイの今々瀬に脅され、思わぬ彼からの告白に流され、絆されていくのですが、この今々瀬が不思議なキャラなんですね。 普段は悠々と構えているのに恭一の事となると喜怒哀楽を全面に出してくる姿が可愛くて、とても共感しました。主人公はダメ男で女の子大好きです。。。 ノーマルである恭一が今々瀬の想いを受け止める事が出来ず苦しみ、今々瀬もそれを知りつつ恭一をひたすら求めていく様は泣けて泣け…
@とら@
こんなに興奮した漫画久々でした! 優柔不断なの恭一が大学の後輩だった今ケ瀬にゆすられるとこから話が始まるんですけど、今ケ瀬の一途さに心がわしずかみされました! 読んでて胸きゅん間違いなしです!