水城せとなさんのレビュー一覧

同棲愛 (7)(新装版) コミック

水城せとな 

それぞれが、一歩前へ踏み出し始める

前巻では、幸太郎が自立し始めた千里にイライラしマホリンとよりを戻す、薫は椿と向きあることに決めた、といったラストで終わりましたが、今回はいきなり皆がそれぞれの扉を開いて一歩踏み出そうかという展開になりました。
S発動して、彼等の態度と気持ちの余りのワガママ加減に自分もイライラが募っていた時だけに、この展開はビックリです!

前半では自分がイイ人を演じることに自己満足を覚えるマホリンが光太郎と…

1

俎上の鯉は二度跳ねる コミック

水城せとな 

流され侍の漂流地点はやっぱり今ヶ瀬

「窮鼠~」よりもこの巻の方が断然読むのつらかったです。
たまきが性格良すぎる、最後の最後まで...
別れたとはいえ、「ずっと待ってます」ってセリフがなんともねぇ~
ハッピーエンドのはずなのに、何かモヤモヤが残ってしまった気分です。
BLにありがちなイヤな女と思われようと、もう少したまきを醜い女に
して欲しかったなぁ~
そしたらもっとスッキリした気分で読み終えられたはずなんですが...

3

窮鼠はチーズの夢を見る 新装版 コミック

水城せとな 

流され侍、どこまで流される!?

女性とのカラミが多くて、フラフラ流されまくり侍の攻(受)が出るって
話を聞いてたので手を出すのをためらってたんですが、本屋で表紙を見て
しまったら、もう買わずにおれませんでした。
読んだこともないのに「流され侍」って言葉だけは知ってて、
一時マイブームのようにことあるごとに「私って流され侍やから」
ってのが口癖になり、腐友の見分け方としてボソッとつぶやいて
カマかけてみたり、まぁ友達は…

4

窮鼠はチーズの夢を見る 新装版 コミック

水城せとな 

これはヤバイです!

リアルなお話です
現実に無くは無いかな…みたいな

だから、甘甘が好きな人、ほのぼのは好きな人、またBLにおいて浮気は許せない人には好かれないかもしれませんが
シリアス、切ないのが好きな人には是非読んで欲しいです

最初はあらすじの通りで、「ベタだなー」とか思っていましたが、一気に加速するととりあえず息を呑みます。
心情が細やかで、表情や小物でもう涙腺崩壊しそうになります(意味分から…

3

同棲愛(6)(新装版) コミック

水城せとな 

みんな自分がかわいいんだ!

いよいよ後半に突入しましたが、なお一層混迷模様の主人公達。
5巻のラストで光太郎は菊池と再会したのに、この巻では菊池のキの字も出てきません。(かわいそうに、、また登場するのかな?)
読むにつれて、この作品の登場人物、誰ひとり好きでない事に改めて気がつきました。
みな、自分がかわいい、自分が大事。
若さもあるのかもしれないけれど、人を考えるよりまだまだ自分で手いっぱいなんで、独りよがりになっ…

3

俎上の鯉は二度跳ねる コミック

水城せとな 

この作品はすごくリアルな場面が多いと思います。同性同士には確たるものがないから今ヶ瀬は不安になるし、恭一さんはノンケだし。そんな男同士の「形のない」深い愛を見事に描かれていると思います。

水城さんの描かれるBLは悲しいです。片方は友情としての愛だったり、愛し合っているけど、形としてはバッドエンドだったり…
でも、この「俎上の~」は今までの水城さん作品と少し違う気がします。明るい、未来、が選…

1

同棲愛 (5)(新装版) コミック

水城せとな 

自分勝手

ぼちぼち、薫と椿の関係にムカムカしてきたこの5巻。
結局のところ、彼等が変遷を重ねる男関係は
マホリン、光太郎、薫、椿、それぞれが、それぞれに関係があって、更に今回、光太郎の過去の男・菊池が登場することによって、まるで「ビバヒル」か「男女7人」か、仲間内でそれぞれ関係しちゃっていて、みたいなグルグルの糸がもつれた状態になってきました~

やはり何といっても、それらの関係を乱しているのが薫と…

4

スリィピングビューティ コミック

水城せとな 

未だ忘れられない衝撃のラスト。

 「禁断の」という文句がまだ普通に付いていた頃の、BLなんて言葉が無かった頃の作品。
 今の水城さんに通ずる部分も、見え隠れする…確か「センシティブ」なんて冠が付いていたような記憶があるのですが、当時。

 世間から隔離された学生寮の中で、若さ故の情熱と勢いで惹かれ合い身体を繋ぐ主人公二人。
 それは、学園内ではタブーだった。
 二人は、特殊な方法で裁かれることになる…。

 二人は、お互いに好き…

3

同棲愛 (4)(新装版) コミック

水城せとな 

自分探しの旅はまだまだ続く

3巻で、千里が学校を辞めて光太郎と同棲生活に入り、椿と薫は高崎から上京し共同生活を始めました。
前回は出番がなかったマホリンこと馬堀が今回は主人公として出ています。
今回は、薫の欲望が明らかになっていく過程が見えてきて、切なさというものはなく、早く認めてしまえ!とじれったく思うことしきりでした。

イイ人、いつも困っている人を再生させて、そして自分には見返りがなく、彼等は去っていってしまう…

0

俎上の鯉は二度跳ねる コミック

水城せとな 

奥深く考えさせられる作品

ここまでのレビュー数60ですか~。
すごいですね。
いかに皆さんがこの作品に興味を持ち、
そして読後の感想を伝えてみたくなったのかがわかりますよね。
私の言いたかったことも、もはや全て出尽くして重なってしまうとは思いますが
あえて強く思ったことなど書き連ねてみます。

・読み応えはたっぷりでした!この作品に出会えて良かったです。大満足!
・けど読むのにかなりの力を要します^^;読後…

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