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水原とほる 稲荷家房之介
乱菊
メインの2人の関係は、腹違いとか種違いとか親同士が再婚とか・・・そのような甘いものではなくガチで兄弟であった。 何とか読み切ったものの、やはり近親相姦に私のツボはないと確信した。 ものすごく現実味のないストーリー(と、脳が感じようとしている?)で、全てが心を上滑りしてゆくようだった。 やはり最低限、他人でヨロシク!なのである。 そうは言いつつも、みっちり全部読みきったわけだが、特に納得…
はる
DVものです。大学生の弟は、兄や母親に捨てられたというトラウマから、再びめぐり合って同居し始めた兄に、弟がいままで与えられなかった愛情をもとめてすがりつくのですが、些細な出来事、言葉尻の中からでも、かすかな裏切りを感じたら、人が変わったように暴力を振るいます。 一度手を離してしまった弟だからと、今度こそ力になってやりたいと、すがりつく弟と一緒に溺れていきます。どうしようもなく・・溺死しそうです。…
さこ
正直禁じられた兄弟愛どころではない。 お話は、幼い頃両親の離婚をきっかけに離ればなれになってしまった兄弟が、父親の死をきっかけに再開し、再び一緒に暮らすというもの。だがそれだけではない、DVあり輪姦ありの、もがけばもがく程嵌っていくと言う泥沼状態での近親モノでした。 弟の兄に対する執着は並々ならぬものであり、“異常”という言葉も当てはまるが既に“狂気”と化してるそれには雄々しく惚れるモノがある…
もこ
のっけからレイプ・・・近親相姦・・・暴力。 何でも有ですか ( -`Д´-;A)ヒヤヒヤ 後半は本当に壊れた弟と壊れた兄のコラボで読者の脳まで壊れそうな作品でした。 あとがきに「本人がよければいいのかも」なんて感じの言葉がかかれてましたが、本当にな・・と心底思いました。 どうもこうも・・・・私はまだ理性のある兄ちゃんが好きでした。゚(゚´Д`゚)゚。 文章の書き方も上手いので読ん…
水原とほる 高緒拾
つかさ
『夏陰』の続編です。 前回同様、いや前回以上にハードなプレイの連続でした。 『夏陰』では、嫌がりながらも岡林の狂気に溺れていく雪洋でした。 こちらの作品では、さらに岡林の愛情は歪んでいきます。 セックスの最中をわざと世話係の恩田に見せたり、偶然一緒に歩いていただけの先輩に、異常な嫉妬心で雪洋を攻めたり…。 道具も使えば毛も剃っちゃう! お互いに愛し合っているはずなのに、恐怖と絶対的…
バーでバイトしていた雪洋は、顔立ちのキレイさがあだになり、岡林というヤクザに見初められてしまいます。 暴力とレイプで始まった岡林との出会いが、雪洋を平凡な大学生から一転、ヤクザの伴侶(囲われ者)になります。 脅迫、暴力、恥辱など、次々と雪洋を苦しめる岡林との生活。 どんなに抵抗しても、冷血で非情なヤクザを前に凡人の常識は通用せず、恐怖と緊張とセックスで縛られる日々を送るのですが。 もと…
水原とほる 有馬かつみ
むつこ
トチ狂ったエロジジイがキモくて怖かったです。 作品全体から大正とか昭和初期ぐらいのセピアな雰囲気が漂ってきます。もちろん携帯電話とかが出てくるから時代は現代なんだけど、水原とほるさんはわざとそういう空気感を演出してるんだと思う。妙に淫靡な雰囲気です。 杉原とほるさんにしては珍しく痛い度も低い。 主人公は日本画の大家のところで内弟子をしている紗希。還暦をこえた日本画の大家とは、体の関係がある。 こ…
病的です。 近親相姦モノです。 水原とほるさんは、共依存の関係をゴールにすえることが多いんだけど、この作品はまさにそうです。 男女の関係でもよくあるけど、「暴力的な夫から離れられない妻」みたいの。よくよく関係を見てみると、夫だけじゃなく妻にも問題があって、実は妻側がそういう関係を求めてたりする、みたいな。 これを念頭において読むと、この小説のゴール地点なんて、まさにそうだと思う。 普通は共依存関…
「あなたに抱かれるたび、俺の体まで血に染まる気がするよ…」 もう、すげぇとしか言いようのない作品でした。 これがノベルスデビュー作らしいですが、水原ワールドはこれ一冊で十分に分かります。今後の作品に繋がるものがすべて詰まってます。レイプ、残虐なセックス、支配、少しずつ囚われてゆく心、生まれる共依存関係。 笑えないです。 主人公はかなり可哀想です。 が、水原とほるさんの作品に慣れてからこのデビュ…
いやー、スゴイ話です。 『夏陰』との二部作ですが、熱狂的なファンがいるであろうことを確信しました。私はそこまで熱狂的ではないですが、熱狂的にスキという方の感想を読んでみたくなった。 対等に愛し合うこととか、惚れてたら優しくすべきだとか、そういう当たり前の価値観にたち戻ろうとしなかったところが潔くて好きです。 過酷です。無茶苦茶です。 私が雪洋なら岡林の寝込みおそって刺してます。過呼吸起こしてるの…