水原とほるさんのレビュー一覧

唐梅のつばら 小説

水原とほる  山本タカト 

水原とほるさんの入魂っぷりがビシバシ伝わってきました。とにかくスゲェ

痛い水原とほる節満載の一冊でした。作者の入魂っぷりが伝わってきます。「凌辱BLの大河ドラマ」みたいなコピーをつけたくなりました。

まず登場するのが、養子の(実は売られてきた)若い受けに執着するキモキモのヒヒジジイです。こいつがまじでキモいのだ。糖尿病で勃起しないんだけど、受けをネチネチといたぶるの。一人エッチさせたり、オモチャ突っ込んで遊んだり。『オエッ!キモいんじゃ、早ょ死ね耄碌ジジイめ』と思…

34

愛の奴隷 小説

水原とほる  水名瀬雅良 

焦れったいyo

足の悪いケナゲ受けと、ヤクザの息子の無口攻めの、十年愛です。
二人は中学時代からの友人。イジメられてる受けを攻めが助けたことから、親しくなります。
高校時代にはじめて身体を重ね、以来ずっと、たまに会っては夕飯を食べセックスする、静かな関係が長ーく続いている。
でも、二人はお互いの心を分かってません。

受けがニブすぎるし、攻めが無口すぎるんだけど、苦手なニブさではなく、すれ違ってしまう心の焦れった…

2

徒花(アダバナ) 小説

水原とほる  水名瀬雅良 

愛し続けるが勝ち

高校の初恋の相手(男)に偶然再会するも、彼はヤクザになっていた。
痛かったです。精神的にというより肉体的に。
ヤクザものなんで拳銃とか傷を負ったりとかは予想できましたが、受けの和彦がレイプされてるシーンは痛かったですね。
特にフィストファック(*に指ではなく手を入れる行為)が個人的にキツかったです;最後まではしてませんが「やめてー!」って思いながら読んでました(´;∀;`)

とにかく和…

5

異母兄のいる庭 小説

水原とほる  あじみね朔生 

陵辱か、近親愛か絞って欲しかった

なんだか読み応えはあったのですが、いまひとつ入れ込みきれなかったので中立評価になりました。
皆さん「神」評価されていたので、期待しすぎたのもあるかもしれません。

母を亡くした志乃は、本妻と異母兄のいる父の家に引き取られるのですが、兄に陵辱される日々が続きます。
それでも、小さい頃の優しかった兄の記憶と、冷たい家庭の中のただ一つの温かさである兄に抱かれるときであるからか、志乃は兄に恋情を抱…

8

青の疑惑 小説

水原とほる   

ドM受ってどうよ

ヤクザと刑事二人に口説かれ続ける整体師の話です。

事件に巻き込まれて、AVビデオとられたり、言葉攻、SM。
そこだけとってみれば、かなりハードコアなネタが詰まっているような感じもしますが、受が超がつくほどのドMなので、妙にその痛さを感じません( ̄∀ ̄)
むしろ、引くくらい攻めたてられないと感じない身体に調教されてしまっているようす。
凄いな(苦笑

ただ、求められるSMというのも新…

5

ただ、優しくしたいだけ 小説

水原とほる  山田ユギ 

不器用な大人

叔父に無理矢理押し付けられた恋人(アズ、イタリア人のハーフ、見た目は幼いが実は19歳)の面倒を、2ヶ月という約束で見るハメになった隆次。
最初は鬱陶しがってたのに、一緒に暮らしているうちにだんだん惹かれていく。

主人公の隆次のキャラ設定がかなり好きですねー。
最初はかなりイヤなやつです。
遊び人で、なにもかも器用にこなせる。
なのに、愛することに対してはとことん不器用。30越えてるのに一度も恋し…

2

青の疑惑 小説

水原とほる   

SMです、支配してるのはMの側

「俺は半端なことじゃイケませんよ。容赦なく泣かせる自信があるんですか?」

いやー、ゾクゾクしましたw
『イヤ、ダメ、ヤメテ…』で支配されていくマゾじゃなく、凌辱され泣かされながらも場の支配権はマゾの側が握っているというSMプレイに。
好みの分かれるところだと思いますが、私はこーゆうの好きです。
カッコイイんですよ、このマゾ男が。強くて弱い。優しさも誇りも持ち、さらに過去のトラウマまで持ってるとい…

6

陰猫 小説

水原とほる  草間さかえ 

『いいひと』すぎて…

珍しく、痛くない水原とほるでした。
ストーリーの骨格そのものは好きです。
雰囲気も好きだし、文章も好き。
ただ、登場人物が好きになれなかった。

主人公は30歳過ぎのリーマン。性格はおだやかな『いいひと』です。
婚約者にお金を持ち逃げされ、その婚約者の弟と出会い、彼女の行方を一緒に探すことになる。
弟はゲイで、主人公を口説き、主人公もその弟に惹かれていく。

主人公が本当にいいひとなんですよ。人を…

5

異母兄のいる庭 小説

水原とほる  あじみね朔生 

私好み!

異母兄弟の近親相姦モノですが、意外なほどハマりました。
相変わらず痛いシーンが何ヵ所かありますし、そのうちの何ヵ所かは削ってもいいんじゃないかなと思ったりもしたんですが、まあこれは水原とほるさん作品の個性なのでw

政治家の愛人であった母が死に、本宅にひきとられた志乃(受)。
本宅には一歳年上の義理の兄、慎一郎(攻)がいた。
慎一郎はある日、志乃をレイプします。その関係がしばらく続く。志乃はいつし…

11

異母兄のいる庭 小説

水原とほる  あじみね朔生 

タイトルに惹かれました

私も大好きです!
異母兄弟なので、本妻の子と愛人の子です。
弟が抱く背徳心など兄はまったく気が付かない。
愛人の子、という立場上、兄を諌めることができなくて怯える弟。
兄が抱く思春期の性への好奇心が、そこに居た弟で実践された…と思わせぶりなストーリーの進み具合にも、引き付けられてしまいました。
あんなことや、こんな道具で、ちょっとかわいそうな弟ですが、泣いてるところすら萌えてしまいました…

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