total review:300803today:15
ようこそ!ゲストさん
無料会員登録
ログイン
ログイン 無料会員登録
47/58(合計:580件)
水原とほる あじみね朔生
salome
ネタバレ
帯の台詞が良かったんです。兄弟なのに敬語って萌えました。 ドロドロであっても悪役らしいキャラは殆ど出なくて(しいて言えば本妻?)、兄弟の関係は最後まで誰にも知られません。 弟、とことんマイナス思考です。兄に愛されてるとは思わず「もしかして・・・」と予感しても期待を裏切られて悲しむのが怖いだなんて。でも読んでるほうは、兄ちゃんバリバリ嫉妬しまくりやんっ!とつっこみたい(笑) 結局、二人…
水原とほる 宮本佳野
水面下で5年間兄狂いし続けた弟、出来が良いという設定なだけになんでもない家具をSM具に仕立て上げる発想力があります。しかも兄の陰毛を赤ん坊みたいにさせちゃって面白い!やりたい放題って萌えますホント・・・。 そんなアブナイ弟が、兄と他の男との過去話をどんな思いで受け止めていたのかと考えると・・・・・・・・・怖い怖い怖い(・・;;) ただ、兄も弟を好きにはなるんだけど、後々まで兄弟であるこ…
水原とほる 葛西リカコ
むつこ
やっぱ愛すべきろくでなしを描かせたら上手いなぁと思わされた作品。 「いい人」を描く水原とほるさんも良いのですが、ろくでなしを描いてる水原とほるさんが一番好きです。 最初は無茶苦茶なんだけど、いや、後半も無茶苦茶なんだけど、その無茶苦茶さを「ハイハイ、分かった分かった」って感じで受けが受け流すようになってからがイイ。ひたすら可愛い。 二人旅を続ける中で逆転していく二人の関係がめちゃくちゃ面白かった。…
水原とほる いさき李果
『逃亡者』のスピンオフです。 攻めは50代妻子持ち、受けは20代でDV彼氏持ち。 全体的におセンチすぎるかなと思いました。 都会で、満たされない想いと孤独を抱える境遇の違う男ふたりが出会って恋をするわけですが、どうにも納得いかない。 「いいひと」である攻めが家族や仕事を捨てるに至る動機づけの面で、説得力に欠けてるような気がしました。重大な決断のはずなのに、なんか安易でメルヘンな感じ。 退路のすべ…
水原とほる 彩
しの
お話として普通に面白かったです。 このお話の醍醐味がSMだとは分かっているのですが、私はこのお話、SM無しでも(というか、むしろそのほうが)楽しめました。 そのくらい、ストーリー展開がハラハラドキドキで、両極端な攻め2人との恋の駆け引きや事件そのものが、とてもバランスよく展開していて、読みやすかったです。 陵辱とか虐待とかSMは基本嫌いなんですが、結構きつめだと思えるこのお話はちゃん…
水原とほる 稲荷家房之介
たまねぎ頭巾
この話はフィクションですが、 「ドメスティックバイオレンス怖いなー」と思いながら読みました。 弟は学生のくせにやたら偉そうだし、 お兄ちゃんはやたらうじうじしていると感じましたが、 兄弟モノや痛い話は、比較的好きなので、楽しめました。 最期は「二人で堕ちました」的結末で、 なんだかんだいって二人とも楽しそうでよかったです。
水原とほる 高緒拾
ヤクザものです。 名作『唐梅のつばら』を彷彿とさせる三角関係のお話でした。 正直、作品としての完成度は『唐梅~』のほうが何倍も上だと思います。 ただこっちのほうが、水原とほるさんの書きたかったものや趣味嗜好などがダイレクトに伝わってくる分かりやすいお話になってるなと思いました。 黒い権力によってはからずも引き裂かれた恋人たちのお話…なんだけど、そういう言葉から想像する「悲劇の恋物語」みたいなもの…
munch
東京に憧れ上京しフリーターとしてその日暮らしを送る祐二(受)は恋人の健介から暴力を受ける毎日。酔いが冷めた後は祐二に謝り、優しく抱いてくれる恋人。健介に対する恋心などとうの昔になくなっているが、慣れない都会で一人で過ごす寂しさを埋める為、惰性で関係を続ける冷めた若者が主役のお話。 ある日恋人の暴力から逃げる様に家を飛び出した祐二ですが、財布も携帯も忘れた事に気付く。恋人の酔いが覚めるまで家に…
水原とほる 高階佑
久江羽
ただひたすら恩義ある組長・桂の役に立つために生きてきた義仁は、桂が高齢になったことを機に、極道の世界から二人して引退しようと考えていたのですが、準備が整わないうちに桂が急死してしまって・・・ 傍若無人な年下の男・矢島の背景があまりはっきりしないままお話が進むので、どうして矢島がこうも義仁に執着するのかが分かりづらかったのですが、二代目を巡るあれこれや、義仁の背景などの展開が面白かったので、萌…
茶鬼
1月に出た『逃亡者』の主人公・朋彦の、男と駆け落ちしたという父親サイドの物語。 いや、まさかそれが読めるとは思ってもいませんでした! しかも最初の出会いが50歳代、ラストは『逃亡者』のラストとリンクしてその10年後ということになりますから60歳代なんですね。 木原作品の『箱の外』もラストは高齢でしたから、究極のMLの仲間入りといったところでしょうか。 その朋彦の父、晃一が実に穏やかで優…