水原とほるさんのレビュー一覧

夜へと急ぐ二人 小説

水原とほる  葛西リカコ 

あったかい水原作品。


とにかく受けの翠がまっすぐで健気で頑張り屋で、気持ちのイイ奴でした。
なんと言うか…、若いんだけど考え方がもうしっかりとした大人なんですよね。

とにかく、母親を大切に思う気持ちや行動に、涙が出そうになるんです。
本当はいつ病気が悪化するか、先立たれるか、不安で仕方ないんだけど、母親の前ではそんな顔は絶対見せないし、なにより翠の覚悟自体が全然悲観的じゃなくて前向きなんです。
とにかく…

8

金色の龍を抱け 小説

水原とほる  高階佑 

「格闘技系」ワクワクしました♪

 登場人物の生い立ちや横浜中華街の近場の町名や名所など、現実に傍にあるので、興味津々で読み進めました。
主人公・洪 姿慧(ホン ツゥフェイ)をはじめ、簗(リャン)や鄭(ジェン)、陸(ロウ)老師・・どれも男らしいキャラで気持ち良いです。

 ストーリーです。
中華街の飲食店で働く姿慧(ツゥフェイ)は、入院中の母の治療費を稼ぐため、祖父から学んだ拳法を使い賭け格闘技に参戦していたが、その興行主…

3

迷い恋 小説

水原とほる  いさき李果 

初恋ってのは萌えるんだ、初恋ってのは

「逃亡者」からの続編。
男と逃避行してしまった父のお話ですね~。
どっちかっていうと、逃亡者を読む前からこっちのほうが気になって
ワックワクしてたんだけど、それだけに妙に期待はずれでした。
なんだろこの焦燥感(´A`★ゝ)

受は田舎から上京してきて孤独な祐二くん。
恋人と同棲はしているものの、カメラマンをしている恋人は最近変わってしまった。
恋しいと思っていた感情もいまは惰性にな…

2

逃亡者 小説

水原とほる  いさき李果 

たどり着く場所

アメリカ帰りのトップアスリートトレーナーと、大手企業の次男坊。
若い二人の熱い愛!!!なお話。
そもそも、ワタクシ水原さんて痛い作品!てイメージが常に付きまとってるんですが、最近一概にそうでもないのかな~と思わせてくれる作品にあたります。
もともとのイメージが酷すぎたゆえなのだろうか。
肉体的に痛いイメージ・・・久々に痛いのも読みたいです先生っw
簡潔に言えば面白かった。
愛に溺れるの…

2

義を継ぐ者 小説

水原とほる  高階佑 

ヤクザのスーツを高階さんに描かせたらヤバイっしょ!

鼻血吹きすぎて貧血になるっつーのっ!
なんじゃこの色気!駄目でしょ!

まあ、それはさておき。
こういう極道ものもあるんですね。
跡目争いとか抗争とか薬とか、わりとよく見かけますが、極道に生きる人たちそれぞれの道の選び方や考え方に重きを置いた作品って、そういえばあまり読んだことないな、と思いました。

確かに話の本筋は、跡目争いと新組長襲名後のゴタゴタなんですが、そこに絡んでくる人間…

2

夜間診療所 小説

水原とほる  新藤まゆり 

どっちもイイ男★

橋場敬(ジャーナリストを目指す大学生)×上嶋(35歳の外科医)で
最終落ち着くのですが、上嶋の元彼の敦彦がイイ男で...
彼は上嶋の5歳下だから敬よりはもちろん年上で、
大人の余裕で敬をあしらうわけです。
でも、上嶋はもう敬のことが好きになっていて、自分に見向きもしない。
思うようにいかない敦彦は脅しをかけて無理矢理上嶋を抱いて
敬から奪おうとする。

ここだけピックアップしてみる…

1

春の泥 小説

水原とほる  宮本佳野 

水原さんにしてはぬるいかなー

近親物大好き人間としてはガチ兄弟物ときたらそりゃもう読まねば!ですよ!
弟攻、兄受で監禁陵辱物ですが水原さんにしては暴力表現や痛さは控えめというかぬるめ。

元々は出来が良かった兄は中学受験で躓き、以来少し投げやりになりやや素行不良気味ですが酷くレールを外れるという事はなく2流大学生で、親の期待通りにはならなかったもののまあ現代っ子というところ。
対して弟は順調に良い中学、高校と進学し親の…

0

夜へと急ぐ二人 小説

水原とほる  葛西リカコ 

意外にあっさり風味

水原作品といえば執着攻めとか耐える受けのイメージだったのが、最近すごく変わってきましたよね。
ポジティブな感じで、割と困難な設定があるにも関わらずうまくきれいにまとまるというか。
あとがきを読んで納得しました。
何でも「純愛」がキーワードだとか。
これが純愛かと言われるとどうなのかな?と思いますが、受けも攻めも色んな過去を背負いながらも真っ直ぐに明るい道を生きている。
そして、真っ向から…

6

青の疑惑 小説

水原とほる   

新感覚!!

こんな受け見たことねぇ!!と、興奮しまくりました。
表はクールなのに裏の顔はかなりのM!!鞭で打たれたら
嫌々言うのが普通だと思うのに、恭はもっと打って~っというじゃないですか!ええええ!?と思いました。
そして寂しがりなところも可愛いと思いました。

三角関係は、ドロドロなイメージがあったんですけど、そうでもなく
むしろちょっと爽やかなイメージすらありました。

この小説は心の交…

1

アシメトリー 小説

水原とほる  高緒拾 

水原さん&高緒さんだー!

水原とほるさんと高緒拾さんのコンビ再び!って感じで喜びいさんで読みましたー。

木原さん作品にも登場しますが陰嚢が1つしかないという所謂片玉です。
どうもこの設定を見ると有名芸人コンビの片方の方を連想してしまってイマイチ深刻度が…。
うーん女性には分からないけど実際は凄いコンプレックスなんだろうなあ、きっと。

まあともかく学生時代に心を許した先輩に裏切られたショックもあって香津美は己…

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