水原とほるさんのレビュー一覧

金銀花の杜の巫女 小説

水原とほる  葛西リカコ 

言葉で説明ばかり、退屈でした

この著者の他の作品も読んだことはあります。
今回は「痛くない」です。
またこの作品は違う作風へのチャレンジであったようです。
でもこの話、わたしには面白くなかった…。

一応ネタバレ有りにチェックをいれておきます、
読み始めてかなり早くから、
山岸涼子の「時じくの香の木の実」って漫画をおもいだしてました
 それでわかる方にはネタバレになると思うので。

話がうごかず、モノローグ…

4

プラチナBOOK 02 プラチナフェア2012 グッズ

「されどご主人様」番外編の感想のみ

プラチナ文庫セレクトフェア2012の購入特典小冊子です。

収録作品は以下のとおり↓
椹野道流『されどご主人様』番外編「釣りに行こう」
水原とおる『愛の呼ぶほうへ』番外編「愛のある場所」

『されどご主人様』のみ本編既読なので、この作品の番外編だけ読みました。

『されどご主人様』番外編「釣りに行こう」
本編の後日談。ある朝、カレルの家にロテールの使役である鷲が籐編みのバスケット…

0

二本の赤い糸 小説

水原とほる  金ひかる 

三つ巴注意

 主人公は、平凡な会社員である一実。
 彼は実は、人には言えない秘密を持っている。
 それは、高校時代の友人と便宜上で呼んでいる2人から、抱かれ続けている事である。
 大学を卒業後も大学院に進み、そのまま大学に残り研究を続けている理知的な英章。
 傍若無人だけれども、やる事はきちんとやる大企業の御曹司・克彦。
 そんな才能溢れる人間がどうして、自分を抱くのかと疑問を覚えながらも自らその関…

1

唐梅のつばら 小説

水原とほる  山本タカト 

私の好みが幅広ければ「萌×2」でした。

評判に違わぬ、よく練られた読み応えのある本ですが、残念ながら、甘み不足により、私にとってはこれが最大限の評価です。

初乃と花村の部分は、障害があるからこその、甘くせつない描写を楽しめたのですが、そこ以外の大部分が痛々しすぎて、私には合いませんでした。

読む前から、こういう傾向の話であることは、こちらの情報で分かっていました。
「やめておけ」という天使の忠告があったにもかかわらず、今、…

2

彼氏とカレシ 小説

水原とほる  十月絵子 

評価が難しい・・・

(ちょっとだけDV・レイプ表現があるので苦手な方は注意!!)

10年間付き合っている2人の中にもう一人攻めが入ってくるお話。
ですが途中から入ってくる攻めの昌弘君がどうしてもペットというか、2人に愛されている子供みたいに見えてあんまり私は萌えれませんでした。すいません(^^;)
昌弘君一途で可愛いキャラのはずなんですが、なんか展開が進むごとに途中で可哀相に思えてきてしまいました。でも本人…

1

青水無月 小説

水原とほる  稲荷家房之介 

壊れていくとはこういう事か・・・

無理やりの近親相姦から始まる関係・・・。

DVが多々あり、輪姦あり、ピアスあり・・・ガチ兄弟だからこそのこれが二人で壊れて落ちていくということなんですね!!

頬を打たれたり、踏みつけられたり、達也の友人たちにレイプされたり、ゴルフボール入れられたり、もう睦実が可哀相でした。DV怖い・・・(;;)

それでも二人だけの『兄弟』だからこその睦実の達也を思う気持ち。歪んでるけど兄弟じゃな…

3

「仕立て屋の恋」ご購入特典書き下ろしペーパー グッズ

思いがけない喜び

フランスの商工会議所が開催するガラパーティーに三木汽船の社長に誘われて参加した清見。
待ち合わせ相手はまだ来ず、手持無沙汰にしているとフランス人の男性に声を掛けられた。
相手が同じ「美」を仕事にする仕事で話しが盛り上がってくると、気が付くとフランス人に囲まれている清見。
そこへやってきたのは恭介だった。
昨晩逢ったばかりなのに、今夜は父親のはずなのに?
清見が心配で、秘書に頼んで父親に無…

0

仕立て屋の恋 小説

水原とほる  あじみね朔生 

親子のような愛

とても静かで健気な恋の話でした。
受け視点で進行していくので、攻めの境遇や性格設定もあり若干そちらが弱い感じを受けるのですが、きっとこれが攻め視点だと…と考えた時に、決して彼は存在感も性格も弱くないということが見えてきました。
二人の愛情は、主人公である受けは後に「母性」のように見えるそれを否定して「互いに寂しかった同士が惹き寄せた」と言っておりますが、それはまるで子供を見守り影で支える親と、…

5

仕立て屋の恋 小説

水原とほる  あじみね朔生 

苦労人の恋は母性愛から?

切なくて苦しくて精神的には痛い系に属するタイプの大人の恋でしょうか。
オートクチュール専門で固定客オンリーでアトリエを開いている清見はかなりの苦労人
唯一の母親を亡くし、パリで差別的な状況の中でも頑張り貫き、一食の糧の為に
身体を差し出してしまったこともある程ですが、誰かの後ろ盾もないものの
職人としての腕はピカイチで世界に顧客を持つのですが、その気持ちは謙虚そのもの。

そして攻めに…

3

愛と贖罪 小説

水原とほる  葛西リカコ 

一種、哲学的なタブーもの?

水原とほる作品はこれが何度目か…いや、いつも思うんだけど、
細かい描写はかなりいいんだよね。
しかし、趣味にのっていかない、いや、乗れないといったらいいのか。

エキセントリックな仏文学者の叔父と18歳の大学生・歩
きました近親相姦!ウヒョー!と喜ぶ間もなく、叔父がやけに哲学的なことを
語り始める。かなり言ってることはマトモで説得力もあるんだけど。
しかし、まっとうなこと言われたから…

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