水原とほるさんのレビュー一覧

Chara BIRTHDAY FAIR2009 創刊12周年記念 グッズ

キャラバースディフェア2009 小冊子

3作品の番外編になります。既読なのは『その指だけが知っている』のみでした。

神奈木智『その指だけが知っている』
渉が大学生になり、裕壱と同居をしています。金曜日の飲み会を毎回パスする渉に彼女がいるんじゃないかと、大学の友人達が二人のマンションを訪れたことで、お話が始まります。
食事をしながらイチャイチャしていたところをジャマされた裕壱は、すこぶる機嫌が悪くなります。でも、渉が飲み会に参加…

0

夜夜の月 小説

水原とほる  町田九里 

君の才能に惚れました

水原とほるさんといえば、この作品が最初に思い浮かぶくらいに大好きな話です。

才能を買った画商の攻めと画家の受けが出てきます。
攻めが作者特有の鬼畜なプレイや言葉責めの数々を披露してくれて
心が折れそうになるんですが、こういうの嫌いじゃないですw
むしろ受けをボロボロにしていく酷い攻め(ただし愛はある、生まれるに限る)は大変萌えるので、もっとやれ!と受けにはむごいことを考えてしまいました…

2

金銀花の杜の巫女 小説

水原とほる  葛西リカコ 

マイナス×マイナス=プラス



 この物語はファンタジーというには少々生ぐさく、かといって土俗と因習のドロドロを描き切ったというほどの凄まじさも感じられません。(坂東眞砂子さんとか岩井志麻子さんのような粘りつく怨念系の怖さがない)あえて分類するならサイコサスペンス?でも皆様おっしゃってるように、途中でわりと簡単にネタバレするので、作者の水原さんも、それほど必死こいて手の裡を隠そうとしてるわけでもないみたい。
 
 …

2

女郎蜘蛛の牙 小説

水原とほる  高緒拾 

曲者同士の恋

一匹狼の刑事・五十嵐(攻め)は
ある日乗り込んだヤクザ事務所で
組長代理の奥泉(受け)と出会う。
数日後、組長が何者かに殺害され
組員に疑いをかけられた奥泉は逃亡。
五十嵐は自宅で奥泉を匿い……。


自宅でジョロウグモを飼う五十嵐。
禍々しいものを飼い慣らしたいという支配欲と、その生き物にいつか自分が喰われるのではないかという恐怖(フィア)を快感としている、少しアブノーマルな嗜…

3

女郎蜘蛛の牙 小説

水原とほる  高緒拾 

悪党同士の組み合せ でも魅力的なキャラです

最初から、重いです。
薄暗いです。
悪党同士の組み合わせ、でも憎めずに魅かれてしまう。
蓮見さん 刑事なのに 悪党です。
「おぞましくて、美しいものが好き」
ヤクザと刑事。敵対関係にありながら、
お互い魅かれていた。
奥泉の危機に、さっそうと助けにはいり
刑事としては、許されなくても、奥泉の秘密を共有する。

奥泉くんは、頭脳派の悪党君。
向上心はあまりなさそうなのに、ほしい…

3

司法の男 小説

水原とほる  兼守美行 

仕事ができるのに、恋愛べたが魅力

「防人の男」の続編ですね。
「防人の男」の時は、上からの圧力で、「礼一」は左遷されました。
一時は、自棄になりましたが、機密漏洩の事件で成果を上げ
「司法の男」では、 栄転になり。本庁に返り咲きます。
 仕事では、尊敬する先輩に認められ、引き上げられてたし
仲間からも認められ エリート路線に復帰。

今回の問題はプライベート。
左遷先で、出会った「大守」と離れたくない。
「大守」…

7

雨とハイエナ 小説

水原とほる  乃一ミクロ 

弁護士VS悪徳金融業者のせめぎ合いが見たかった

「青の疑惑」を読んで、テンポの良い展開が好きだったので作家買い。
雰囲気のある表紙絵にも、背中を押されました。
ただ、読後の感想としては、「青の~」ほどキレの良さを感じなかった・・・水原さんの作品ということで、期待しすぎたのもあるかもしれませんが。

主人公は、小さな町金業者を経営する雉村令(33歳)。はっと息を呑むほどの美貌の持ち主です。
義父に性的虐待を受けて15歳で家出して以降、売…

3

雨とハイエナ 小説

水原とほる  乃一ミクロ 

大好きな水原さんの新作

買いましたー!水原とほるさんの作品は受けが痛くて可哀想な話でないとなぜか物足りないんです。好きなので全部買いたいんですが、多作な作家さんなのでちるちるレビューや作品あらすじを読み、それっぽいお話から買うことにしています(なんて性格だ)

これは間違いなく痛い方の水原作品。でも主人公の年齢が30歳すぎなので色々人生を悟って本当の心を隠しながら生きる術を心得ています。幼い時から性的虐待に合うなど辛…

4

雨とハイエナ 小説

水原とほる  乃一ミクロ 

遅れてきたモラトリアム

ヤクザや政財界のトップをパトロンに持つ
美貌の取り立て屋・令(33)は
借金の取り立て先で、弁護士の網淵(32)と出会う。
真面目で人の良い網淵に惹かれ、取引として身体の関係を
持ちかけるが…。


令がこれまでの自分を省み、変わろうとする様を
淡々と描いた作品。
網淵との恋愛は(大きな転機だけど)あくまで物語の一部
という感じでした。
絡みも、網淵とのシーンとパトロンたちと…

7

青の疑惑 小説

水原とほる   

ただれてますが、何か?

ツワモノM受けの登場!
SMに人並み以上に耐性を持つ・・・というより、ぶっちゃけSMじゃないとイケないお方です。
元恋人の裏切りと、その恋人のせいで失った夢、そして彼に刻み込まれた、ディープなSMの快感――もう普通の恋なんかできない。
そんな心と体の傷をひきずりながら、新しい恋に目を向けようともせず、整体師として枯れた生活を送る青山恭(きょう 29歳)と、恭を狙うライバル、刑事の九鬼尚道(3…

6
PAGE TOP