水貴はすのさんのレビュー一覧

天使の祝福 小説

花川戸菖蒲  水貴はすの 

『ビスクドールシリーズ』のスピンオフ

ビスクドールの攻め・陶山とバーベキュー大会に行った桃原のお話です。
実家が近所で、幼稚園から高校まで同じ学校に通い、ずっとお兄ちゃんと慕う桃原の後ばかりを追いかけてきたひかり。
そんなひかりが中学生の時、一緒に旅行に行き、海で遊んでいたときに恋心を自覚して以来、もう12年も片想いを続けているんです。
そんなひかりの気持ちには、全く気が付かない鈍感な桃原。桃原に彼女を紹介されても、辛い心をグッ…

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ビスクドール・ハネムーン 小説

花川戸菖蒲  水貴はすの 

『ビスクドール・シンドローム』の続編

前作では、男を落とすことを繰り返す小悪魔キャラだった夏樹でしたが、陶山という恋人を手に入れてからは、すっかり小悪魔キャラはなりを潜め、健気な奥さまぶりを発揮中。

陶山の会社で「バーベキュー大会をするから夏樹さんもおいで」と誘われ、ゲストとして参加します。
が、ゲストとして参加したのは夏樹だけでなく、他の社員の家族だとか女子高生・女子大生もいて、カッコイイ陶山や他にもいるカッコイイ同僚たちは…

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ビスクドール・シンドローム 小説

花川戸菖蒲  水貴はすの 

恋愛と向き合えるようになるために

初めてつき合った男に、わけもわからずいきなり捨てられてしまったという過去をいまだに引きずっている夏樹。
付き合っていなければ別れもない、捨てられることもないと思いこんでいるんです。
そして、美貌と相手の好みのキャラになることで、複数の男性と付き合っているんです。
が、本人はそんなつもりではないという、ちょっと壊れたキャラです。

そして、取引先の営業・陶山と知り合い、お弁当で彼を落とすの…

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ささやきのエクスタシー 小説

水島忍  水貴はすの 

切なく揺れる心

似たタイプの学園物が多い水島忍さんですが、大学生設定の受けが出てくるこの話はひと味違います!
数多く読んでいますが、水島忍さんの傑作本の一つだと思います。
六年前に行方不明になった恋人をいまでも思っている健気な受けが出てきます。

人気ボーカル・月島一哉 硬派攻め×大学生・河坂直基 健気一途受け
直基は、いまでも六年前に行方不明になった恋人の章司の生存を信じている。
友達の紹介でツア…

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砂漠の従順 小説

檜原まり子  水貴はすの 

アラブの王子様がオタク?!

この本を手に取ったとき「へぇ~、檜原さんが砂漠ものかぁ~、珍しいなぁ」と思ったら案の定、あとがきに「世間よりだいぶ遅れて」とあるので、そうたくさん書かれているわけじゃなかったようです。
檜原さんが砂漠ものを書かれると、そうか、ちょっとコミカルになっちゃうのね~と思っちゃいました。
だってね、2つお話が入ってて、サブタイトルが『アキバ編』って、なんじゃこれ? でしたよ。砂漠ものなのになぜにアキバ…

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過激な恋の隠し味 小説

ななおあきら  水貴はすの 

うひゃー、男体盛りって…

エロシーンには引いてしまいました。
そもそもお刺身好きでイヤシイ私には、女体盛りのような、美味しいお魚をぬるく不味くしてしまうようなのは、萌える前に引いてしまうんですよ。ワカメ酒は…ぬる燗と思えば、まだいいかな(いいんかい)。
一流料理人が攻めで、そこで修行をする高校生が受けです。
不真面目で真面目に仕事をしない高校生に対して、おしおきと称してされる、女体盛りならぬ男体盛りにワカメ酒。

うーん、…

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KYOUHAN<共犯> 小説

中原一也  水貴はすの 

一行ごとに新しい発見

色々ありえなさすぎて数行ごとに新しい発見がある勢いでした。
これはこれで新鮮……か?

内装を見るために入ったラブホテルでなんだかいい感じになる二人。
そもそもどっちか(もしくは両方)がゲイだとか、そうでないにしても元々思いを寄せていたとかいうフラグ一切なしでの進展には本当にびっくりしました。
その後、同僚の藤瀬に脅迫された北川(受)に藤瀬を落としてこいと命じる國武。
えええ、なにそれ…

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恋々と情熱のフーガ 小説

桂生青依  水貴はすの 

間違いメールから始まる恋

官僚同士の恋なんですが、そんな要素は匂いだけです。
大人同士の甘いカップルのエピソードを安心して読める話です。

財務省勤務・東堂和樹(32、3)包容力大な攻め×外務省・咲坂優(22)意地っ張り淫乱受け
似ている英字の所為で省の名前を間違え、偶然にも同姓同名の男に、別れの理由をつきつめるメールを送ってしまった。
それが原因でデートをする羽目になって、つきまとわれることに。

攻めによ…

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復讐という名の熱情 小説

早瀬響子  水貴はすの 

下剋上な年下攻め

年下で慕ってくれていたはずの男からの冷淡な仕打ち、悠里の家族への毒殺事件や会社の美容液の異物混入の謎。
どうしてそうなったのかが物語として気になる読み応え抜群の話です。
年下攻めで鬼畜エロに加えて、年上美人受けの芯の強さも見応えがありました。

専務・和田将吾(俺様鬼畜攻め)×新社長・桜井悠里(芯が強い健気受け) 年下攻め
父の会社のローションに天然ではない人口香料が混入されていたことか…

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愚か者の純愛 小説

早瀬響子  水貴はすの 

想いあっているのに、切なくすれ違う

両想いなのに、切なく思いがすれ違ってしまうという早瀬さんお得意のものです。
気持ちが誤解されての鬼畜エロといい、芯の強い健気受けといい、非常にツボをついた話でした。
受けが攻め以外と過去に身体の経験があるのが苦手な方は、ご注意。

高校の時の同級生同士の再会で、4年前に父親が理由で亮を振っておきながら、父親の手術のお金が足りなくて、借金を申し込みにやってきます。
お金を払う代わりに奴隷に…

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