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2/6(合計:54件)
須和雪里 佳嶋
marun
これは珍しいものを読んだと言うのが正直な感想です。 blackだとエロ系が断然濃い物が多いので多少びっくりします。 だって全然そのような場面が出ないのですもの(笑) お話はまさにフェアリーテール!妖精のお伽噺のような風合。 沢山の妖精が生まれた時に何らかの使命を持っていて その使命を行使する事で何らかの種が発生して妖精の糧になる。 その糧を沢山食べた者は同じ妖精でも特別な妖精に 百年…
茶鬼
ネタバレ
ええー!?これが花丸BLACK?と驚きを隠せない須和作品でした。 ひょっとしてBLACKは、何か新しい路線を目指しているのでしょうか? それにしても、佳嶋さんのイラストがステキですね~♪主人公は実は人間ではなく妖精なんです。 なんてピッタリの起用なんでしょう♪ ふんわりしたファンタジーの世界は妖精自体に性別がないせいか、BL?とも思うのですが、妖精によって結びつけられる人間が男同志なので、…
須和雪里 櫻井しゅしゅしゅ
クレタコ
表題作連作の他は、短編1本なので作品的には2作品の収録となってます。 自分はその短編「あやかしの恋」目当てに購入したんですが、表題作連作もかなりアホで楽しめました。 ピアスノベルズが一時期やっていた台詞入りの挿絵なんですが、この作品に関しては成功してます。 体育教師・相原[攻]が想いを寄せる越智[受]を何とか落とそうと努力します。 結局お互い両想いで、エロシーンに突入するんですが相…
須和雪里 西炯子
galoo
BLっていうよりも普通の小説の感覚で読みました。 萌という感じではないですが、どの話も話としておもしろいです。 以下3つの短編が同時収録です。 【サミア】 【影法師は泣いている】 【暗珠】 普通のハッピーエンドの話は一つもありません。 全体的にちょっと暗い感じです。 【サミア】と【影法師は泣いている】はファンタジーです。 【サミア】は高校生とエイリアンの話です。 かなり…
須和雪里 島田悠美
橘盾
須和先生の初期シリーズ3巻め。 何だろう?BLなのかな?コレ? 誰が読んでも構わない、誰もが感情移入できる主題の作品だと思いました。 【囚人たちの冬】 囚人って檻の中にいるって事で、主人公達に当て嵌めると、抜け出したい檻がそれぞれ有るんですね。 青池亮と水落聡にとっては、それが家。 亮は、祖父からのDVとそれに無干渉な父がいて、帰りたくない家庭。 聡は、自分を理解しようとしない家…
須和先生の初期作品シリーズの2巻めです。 【ミッドナイト・レベリー】 聡と一実のご馳走様なやりとりは1巻から続いています。 本の中でも「ごちそうさま」(にっこり)と高1の一実がやっている! 「先輩の生きが良いのかな、舌がしびれる」って、高1ながら見た目小学生の一実のセリフに、思わず赤面! そんな熱々な2人に隣室のクールビューティー・熾龍(しりゅう)が、恋人の亮が最近おかしいと相談に来…
1992年の本作、作者の初文庫化だそうです。 なのに、読み始めから「あ、須和雪里だ!」の文章でした。 口語体で軽く書かれていますが、ロケーションや心情の説明が純文学風で、悪く言えば“古い”、良く言えば“ノスタルジーを感じる” 須和先生の言い回しは、この頃から続いていたんですね。 表題作【激闘横恋慕】は、本筋話のちょっと脇話です。 主人公の寮同室カップル・青池亮×野崎熾龍(しりゅう)の…
須和雪里 門地かおり
わか竹
もう恋とか愛とかでいう言葉では追いつけないほどに― 思わず作中の言葉を借りてしまいましたが、表題作「サミア」を 読んでは、ふつふつと湧きいでる気持ちが上手く言葉になりません。 肉体という殻を取り払って、互いの存在、魂そのものを慈しみ合う 限られたひと時が、夏の日々に書かれています。 想い人がエイリアンという、ややもするとキワモノ設定が、 こうでなければ表現し得なかっただろう物語…
門地作画の新版より、全体的に暗め重めで、またずんと心に残る作品でした。【サミア】の他2編、辛かった・・・! 【影法師は泣いている】 主人公は霊体の過去を忘れた「おじさん」、憑いている「稔」も良い子で、そろそろ成仏出来そうな平和な日々だった。 でも、その稔が1年先輩の「明」に恋をしてしまった時から、おじさんや生きている稔と明の平穏な日常を壊していく。 明に憑いている「洋」には、おじさ…
≪サミア≫ 悲しいファンタジーです。 ド田舎に住む普通の高校生の、ひと夏だけの忘れ得ぬ恋。 美麗な外国人の姿を模したエイリアン「サミア」の目的は、彼を「不死」から解放できる唯一の存在「智則」。 途方も無く長い時間、寂寞と空虚の宇宙空間を1人ぼっちで智則だけを求めて来ました。 サミアとの交流の中、短い時間でも愛の交換をして、実って、なくてはならない存在になっていきます。 それなのに、相手…