須賀邦彦さんのレビュー一覧

センターコート(3) 小説

松岡なつき  須賀邦彦 

とにかく作品の熱量がすごい

FRESH&BLOODは未読なのですが、あの大作を長年書かれている先生はやはり実力がすごいんだなと思わされました。
10年以上前の本作、3冊に渡り作品の熱量が高く、とても読み応えがありました。
面白かったです。

ついにウィンブルドンに出場する2人。
2人のテニスパートナーとしての通じ合ってる感、
トモ(受け)の熱い一途な恋心、
そして起きた衝撃的な展開とブライアン(攻め)の…

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センターコート(2) 小説

松岡なつき  須賀邦彦 

少しずつ進展する2人の物語

プロテニスプレーヤーたちが熱く繰り広げるテニスと恋愛の物語。
2巻目で2人の仲が少し進展しましたー!(少し)

ただ1冊完結じゃなく、3冊かけてじっくりと2人の物語が展開していくのが良いなぁと思うのです。恋愛パートもテニスパートも。

受けに片想い中の親友が来訪し、攻めにバッチバチにライバル心燃やしていく2巻。
攻めと親友の間で揺れ動く受け。
結局、受けが選んだのは…。

攻めは…

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センターコート(1) 小説

松岡なつき  須賀邦彦 

本格スポーツBL!熱い…!

すごい。
昔の作品ですが、さすが松岡先生ですね。
BLでは珍しいスポーツもの。しっかりガッツリのプロテニスプレーヤーたちのお話です。

海外の翻訳ロマンスのような雰囲気で、読み応え抜群。

1巻ではまだ2人の関係はダブルスのパートナーとして始まったばかり。攻めとの実力差が大きいために散々お荷物扱いされた受けがきつい練習を経てパートナーとしてやっと認められ始めたところです。

でも夢…

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情牙の爪痕 小説

義月粧子  須賀邦彦 

スーツの金融ヤクザと着流しの日本画家

unlimitでなければ、読もうと思わなかったかも・・。


① 破滅の爪痕  2009年3月  梁瀬 大西組 x 遠山 画家
⓶ 情牙の爪痕 2009/09月  遠山x梁瀬x一乗寺

この作品は二冊で一つ、の内容。

「破壊の・・」
鋭い美貌をもつ梁瀬は、策謀を胸に秘め、大西組の投資会社で働く。
梁瀬は寡作で有名な日本画家・遠山に新作を描かせろ、と組に命じられる。
・・遠山…

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オーナー指定の予約席 小説

  須賀邦彦 

健気受けと頼りないスパダリ

薄幸な受けが、裕福な年上男性に見初められ…的な身分差BL。

主人公は、シェフ志望でイタリアンレストランで働く久哉。
今は一人暮らしで生活も落ち着いているけれど、母親が「女」である自分を最優先する毒親。子供の頃から何度も置いてきぼり、何度もネグレクト。
だから久哉は大切な人は去っていく…という諦念を持って生きていた。
そんな彼が密かに想っているのが、レストランオーナーの鳴瀬。
しかし、…

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機械仕掛けのくちびる 小説

  須賀邦彦 

もっとザマァを!

2005年発表作品。

前半〜終盤まで、かなり好きな展開!
学生時代からの片想い。
恋が終わったら飽きられて離れるしかない、だから恋人よりも頼り頼られる相棒/参謀でいたい…だからこの心は押し殺す。
そんな受けの鋼のようなメンタル。
対して攻めはカリスマ性のある魅力的でリーダーシップのある風間。
勿論恋の相手は途切れなく、男も女も問わず。
今、受けの相沢は風間の後を追って入社した玩具…

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溺れる彼の恋心 小説

義月粧子  須賀邦彦 

意外とたくましい

主人公の一哉(受)の視点で進んでいきます。テーマは「自分は二番目で、一番にはなれない」。

リンク作の「アリバイ」は読んでいませんが、特に支障ありませんでした。冒頭で主人公の一哉をフッた酷い男・亨の恋人として、佑季の名前がわざわざ登場したのが解せないくらいでした。亨のように後半出てくるわけじゃないので。

中華料理屋オーナー兼店長の竜二(攻)に、大学生の一哉が、セフレでもいいからと切ない片…

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運命を統べるとき 小説

義月粧子  須賀邦彦 

面白いけど、惜しい。

電子書籍版を購入。
電子版には作品情報にある「キャラクター相関図」は収録されていませんでした。
残念。

さて、感想ですが、面白い。けど、オシイ。
なんだろう。
前作の時も感じたのだけど、好みの設定で面白いのに、最後の最後で消化不良。
例えるなら、最後の数ページがなくて、いきなり結末になったような感じ。
クライマックスでCMが入って、続きを待ってたらいきなりエンドロールが流れはじめ…

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オーナー指定の予約席 小説

  須賀邦彦 

苦労性な受けが可愛い

表題作と続編の中編2作品が収録されています。

どちらも久哉(受)の視点で進みます。
久哉は過去の経験から「連絡なしに捨てられる」ことに慣れており、成瀬(攻)の言動を信じきれないし、頼るという考えがありません。

成瀬がそう言ったわけでもないのに、結婚している青木の身代わりだと「知っている」と断言したり、名前で読んで欲しいという成瀬の要望に「青木が名前で呼んでいたから」と思う心情が切なか…

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恋の片鱗 記憶の欠片 小説

火崎勇  須賀邦彦 

前世ものだけど、運命ものではない!

電子書籍で購入。
表題作と、攻めの黒城視点の「恋の序章」が収録されています。
挿し絵なし、あとがきあり。

今、自分の中で「前世、輪廻」強化月間?で、
有名どころや検索でヒットしたものを読みあさっています。
本作も、その流れで手に取りました。

同じ「前世、輪廻」というテーマでも、アプローチが作家様によって違って、なかなか楽しい。
中でも、本作は他の作品と趣がかなり違って良かった…

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