神奈木智さんのレビュー一覧

凛! -RIN- コミック

神奈木智  穂波ゆきね 

大好きです

BL作品を読み始めた頃に出会った作品です。
神奈木智さんと穂波ゆきねさんのお名前を知ったのもこの作品で、BLの魅力を教えてくれた、私にとっては印象深いお話でした。
正にタイトルの「凛!」が相応しく、作品全体に流れる清涼な空気、高校生の主人公たちの瑞々しさ、真っ直ぐなところがとても魅力的です。
弓道が取り上げられた作品は他にも読んでいるのですが、この作品ほど深く弓道を見つめたBL作品は珍しいん…

6

若きチェリストの憂鬱 小説

神奈木智  二宮悦巳 

あしながおじさんもの

久しぶりに読む神奈木さんの作品だったのですが、なかなか良かった!
所謂、あしながおじさんもの+音楽高校生ということで、
設定の相乗効果を生んでいたように思います。

両親を亡くし、それから会ったことも無い、あしながおじさんに
援助をしてもらいつつ生活している奏都は、
技術力があるが、感情表現ができないチェロ科の学生。

チェロと向き合えないことから、もうチェロを辞めてしまいたいと考…

3

若きチェリストの憂鬱 小説

神奈木智  二宮悦巳 

僕と チェロと あしながおじさん

幼い頃に事故で両親を亡くした天涯孤独の高校生、奏都。
篤志家の援助を受けながら、音大付属の高校でチェリストを目指していたが、
チェロを辞めると言い出す。

それを知った援助者は、選抜試験に合格して記念コンサートに参加するという条件を課す。
無愛想で口が悪い元ピアニスト・遥に特別レッスンを受けることになるが
「テクニックはあるけど感情表現ができない」という欠点を指摘され、反発し…

5

薄紅に仇花は燃ゆる 小説

神奈木智  穂波ゆきね 

そう!そこ!それなのよ(*´□`)<<ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛!!
第二巻であります。
前回は正直、事件がメインというか、ツボだかなんだかがメインといいますか
あんまり事件とか、搜索とか、探偵とか興味ないのよワシ・・
ってな勢いが8割を占めておりまして
花魁ものなら、もっとこぉ、相手にたいする背徳感とか
他の男に抱かせる(抱かれる)切なさとか描きなさいよ!そこが読みたいのよ!
な…

2

あんたの愛を、俺にちょうだい 小説

神奈木智  金ひかる 

受け様はタスマニアデビル!

親に捨てられ幼い時から養護施設で育った受け様は、ほんの少し前までかなりの
やんちゃをしていたのですが、ヤクザに勧誘されそうになったことから心機一転
やり直す為に地元ではないところにやって来て、そこでヤクザに絡まれている
攻め様を助ける為に4人を相手に大立ち回りをしてしまう。
そしてその攻め様を一目見た時から恋に落ちてしまうのです。

性格もやんちゃなのに素直で、気持ちがダダ漏れになる受…

2

彼の孤独を、飼い慣らせ。 小説

神奈木智  金ひかる 

シリーズ4作目・完結編。

1作目と同じ、室生(攻)と菜央(受)のCPですね。私は、やっぱりシリーズ中この2人が一番好きです。

今回、室生の元妻・夏美とその息子が出てきます。室生は、わけあってこの2人を菜央と暮らしているマンションに同居させるんですが、細かいことを気にしてないにしても(それ自体問題だと思いますけどね)、あまりにも無神経でハラ立ちました。まして、元妻に対して菜央を紹介するのに、言うに事欠いて『愛人』って…

1

君が、ひとりで泣く夜に。 小説

神奈木智  金ひかる 

シリーズ3作目。

私は1作目のメインCP(室生×菜央)がいちばん好きなんですが、こちらの2人もわりと好きです。なんというかピュア~な感じですね。

一ノ瀬組長男で、前巻の攻・響の双子の兄・彗(受)と、かつて菜央を何度も補導したこともある、少年課の熱血刑事の橘(攻)のCPです。彗が非常に病弱なんですが、心は強いんです。でも素直なんですよ。

今回は、シリーズで唯一直接『組』とは関係ない(彗は組長の息子です…

1

おまえは、愛を食う獣。 小説

神奈木智  金ひかる 

前巻CPの後日談として読みました(この巻のCPは好みじゃないので)。

私は、確かにこのシリーズが神奈木さんでは唯一好きなんですが、あくまでもメインCPの室生×菜央が好きなんですよ。これは、前巻(室生×菜央)とは別CP・室生が仕える次期組長・響(攻)と、室生の友人でもあるモグリの医者・優哉(受)がメインになります。

私は優哉(受)も別に好きではないんですが、とにかく響(攻)がダメでした。まったく受け付けません。
まあ、もともとヤクザものは好みではない上、年下…

0

やさしく殺して、僕の心を。 小説

神奈木智  金ひかる 

『ジゴロ』に違和感あって困った。

これは、私が神奈木さんで唯一好きな作品、というかシリーズです。

私は、とにかく菜央(受)のキャラクターが好きなんです。言ってしまえばそれだけなんですよね。もともとヤクザものはあまり好みではないですし。
だから、シリーズはCPを変えながら続きますが(最後・4作目でこちらのCPに戻ります)、私はこの室生(攻)×菜央がいちばん好きです。

作中、室生が菜央を指して『三流ジゴロ』を連発するん…

4

群青に仇花の咲く 小説

神奈木智  穂波ゆきね 

男花魁

遊郭、そして穂波さんの挿絵。
コラム~に引っ張られて衝動買いww
男花魁として、男に買われる身であることは他のものと変わらないのですが
器質的にナヨナヨせず、受受しくないのが好印象な作品でした(*´∀`*)
なんというか、男の子として男の客をとり、そして恋を知らなかった受が、初めて惹かれた相手、けれど自分の立場は
触れてくれない相手と~な展開は美味しかったです。
結局のところ、身請け云…

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