神奈木智さんのレビュー一覧

恋人がなぜか多すぎる 小説

神奈木智  高星麻子 

最後の最後まで

犯人、ならぬ恋人ならぬ好きな人(?)がだれかわからないような作品でした。
読み物としては人格入れ替わりからの推理もので結構面白かったです。
もちろんのことながら挿絵だけを見てもだれが当人かわからないようになってますし自身が贔屓にしている人が入れ替わった中身であれ!!って思ってたりしていたのですが結局そこなの!!?と最後の最後に思わせられたり読んでいて楽しかったです。
ただ、BLとしての読み物…

0

その瞳が僕をダメにする 小説

神奈木智  榊空也 

主人公達を好きになれれば…

高校生の晃一はその美貌から、女性達に貢がれ、数々の年上女性と付き合ってきた。
そんな付き合いばかりしてきたせいで、一部の人間からは悪い噂が後を絶たず、陰口を叩かれてきた晃一。
良くない噂が逆に女性を引き寄せ、こぞってお金を晃一に使いたがる。
そこへ五十万あげるからクリスマスまでの期間限定の恋人になってと晃一に告白してきたまゆら。
お金とタイムリミット絡む晃一とまゆらの恋人ごっこは、さてどう…

4

チンピラ犬とヤクザ猫 小説

神奈木智  三池ろむこ 

ヤクザとチンピラ

猫科の猛獣のようなヤクザ・藤波は、小さいながらも一家を率いる組長。
そんな藤波に密かに憧れていた陽太は、同じ傘下ながらも敵対する組のチンピラ。
ある日、陽太は怪我した藤波を匿うことになり、、、

恋は人を強くする!?

それまでフラフラとチンピラ生活に甘んじていた陽太は、ただ遠くから見て憧れていただけの藤波と生活している内に、この人のそばにいたいと覚悟を決めます。
一方藤波も、陽太と…

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黄昏にキスをはじめましょう 小説

神奈木智  金ひかる 

実は・・・

「真夜中にお会いしましょう」の続編。
今回は、ガチおぼっちゃまホストクラブの一番年上、元超エリートサラリーマンだった山吹と、ご近所のホストクラブのナンバーワンホスト立花涼のお話。
借金にも目処が付き、ホストクラブの経営もなんとなく落ち着いて、少しは先のことも考える余裕ができた山吹ですが、やはり、ちょっとピントがずれていて、そんな話し合いの最中にやってきた涼に、いつものようにちゃかされて、つい暴…

2

マーブル模様のロマンス 小説

神奈木智  北沢きょう 

想像とは・・・

あらすじから読んでからの自分の想像とは違うものでした(;^ω^)
なんか不幸受けを助けて・・・かと思いきや違ってました!

受け様は母親の先払いする入院費を
立て替えてくれた人にお礼を言いに渡された名刺の会社へと行ったのですが
そこで会った入院費を立て替えてくれた人だと思い込んで
攻め様に対面しますが、攻め様はそんなこと知らないと
冷たい対応・・・受け様もションボリ・・・かと思いきや…

2

世界でいちばん愛しい翼 小説

神奈木智  桃月はるか 

まあまあだけれど、ダメ教師が地雷な人は注意。

神奈木先生の作品は適度にいかにもにドラマチックで、甘くて……
ツボど真ん中とか感動して涙……とかじゃあないのだけれど、
少女漫画を楽しむような感覚で、はずれなく読めるので時々読みたくなる。

今回も古本屋でみつけて、そんな感じで気軽に手に取ってみた。
設定は先生と生徒。

ハンサムでなんでもそつなく出来て、ちょっとズルい男の有沢が
映画館で偶然助けた生徒の夏那に惹かれていく話なんだ…

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守護者がつむぐ輪廻の鎖 守護者がめざめる逢魔が時(3) 小説

神奈木智  みずかねりょう 

加護の正体とは


「守護者がめざめる逢魔が時」シリーズ第3段。

今回は、「住んだ人間が全員死んでいる」という、非常にいわくのあるアパートの一室から物語が始まります・・。

前回の事件から、清芽はあらゆる霊的干渉から自分を守ってくれる「加護」を自由に使いこなせるようになりたいと思う一方で、
逆に凱斗は「加護」は諸刃の剣であり、いつか清芽を食い潰すのではないかと心配し、加護の正体を見付ける為、清芽の実家…

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真夜中にお会いしましょう 小説

神奈木智  金ひかる 

おぼっちゃまホストがエスコート

10年以上前のノベルス版を文庫化ということで、
なかなか、甘甘。

借金を残して親達が海外逃亡したため、残された子ども達が力を合わせてホストクラブを始めるお話。

でも、この残された子ども達っていうのが、没落した財閥の本家の御曹司とその従兄弟達。
分家の従兄弟達の方は、まだしも世俗に対して適応力があるけれど、本家の御曹司・藍は、超深窓の御曹司過ぎて、ちょっと?、いや、かなり世間からは、…

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狼と金平糖 小説

神奈木智  榊空也 

ちょっと散らかってるかも・・・

自身のチェロの才能に限界を感じ
音大進学の夢をあきらめた高校3年生・梢(受)。
バイトを探す彼の前に
亡き祖父の命の恩人だという男・颯真(攻)が現れる。
颯真は、狼のミミとシッポをもつ獣人で
種の存続のため、人間の嫁を探していて…。


颯真は梢に、嫁が見つかるまでの「繋ぎ」として
うちの館でハウスキーパーとして働け!と命じる。

何様!?だけどこれは照れ隠しで
本当は梢の…

4

あの空が眠る頃 小説

神奈木智  六芦かえで 

思い続ければ

いつか必ず再会できる。

そんな、ロマンティック過ぎる程ロマンティックな20年ラブ?

表題作は、10年以上前に雑誌「コバルト」誌に掲載された作品。
閉店が決まった地方デパートの、忘れ去られたような屋上遊園で出会う高校生の二人。
夕焼けの空、
もどかしい面影、
曖昧なキス。
無力な子どもだった二人は、お互いの想いがなんであるのかはっきりさせることができないまま離れてしまいます。

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