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50/61(合計:608件)
真崎ひかる 高久尚子
茶鬼
ネタバレ
05年ノベルス版に同人作品と書き下ろしを1編入れた新装文庫版です。 ネグレクトで戸籍さえない少年が、偶然出会った医者に引き取られ育って行ったお話は、その境遇に、静かに実に日本的に進む言葉にしないすれ違いの愛に、時として涙腺を刺激されます。 父親の借金のカタにヤクザに売られそうになったところを、そこへ出入りしている開業医の鳴宮康宏に引き取られた一葉。 そのヤクザの組の揉め事に巻き込まれ康宏…
真崎ひかる 陵クミコ
satoki
八年越しの恋を実らせた加賀と水沢。 平穏な日々を送る二人だったが、水沢の店に雑誌の取材が入ったことにより急に店が忙しくなり二人は少しずつすれ違い始めた。 しかもその時取材にきたカメラマン、羽村に水沢が目を付けられてしまい…… 再会して、恋人同士になった二人の前に次々と現われる障害。 相変わらずのメロドラマっぷりですが、それがこのシリーズの醍醐味だと思います。 すねたり暴走したり、次第…
いつも友人達に囲まれている明るい高校生、佑真にはなかなか人には言えない事情がある。 一つはたった一人の家族である父親が入退院を繰り返していること。 そして、異性に興味を持てないこと。 自分の異質さを悟られないよう必要以上に明るくふるまう佑真のバイト先にやってきたのは二つ年下の後輩、武川。 年齢以上に大人びた武川に次第に引かれていくのを必死で隠そうとする佑真だったが…… 高一×高三の年…
真崎ひかる 小路龍流
てんてん
今回は造船から国際的な海運までこな大企業社長と 身体が弱く中卒後は外を知らずに暮らす青年のお話です。 受様の閉じられた生活にもたらされた 一人の少年の巻き起こした騒動の顛末を収録。 受様は母一人に 何かから隠れるように育てられますが 幼い頃に突然母から引き離されて ある洋館に連れてこられます。 以来 身体が弱かった受様はこの館で暮らし 中学の途中からは館から出るこ…
真崎ひかる 木下けい子
久江羽
ホテルマン(東堂)と花屋さん(尚紀)のお話です。 お話の導入部で、背中にあこがれるという設定はなんだか新鮮だったし、気持ちもよく分かるのでいいなと思ったのですが、そのあとはホテルに花を生けに行く花屋さんとホテルマンという、ほぼ王道な展開だったし、ちょっと強引にお話がすすむ場所もあったので、評価が低くなりました。 とにかくシャイで後ろ向きな尚紀と、カチンコチンな真面目青年に見える東堂なの…
真崎ひかる タカツキノボル
クレタコ
帯『……愛してるよ、子犬ちゃん』 もふもふな気分でもふもふ飢えしてゴロゴロもふもふさせろーー!!って気分だった時にタイトル買い&表紙買いしたです。 だってだって肉球マークの上に「~もふもふしないで~」ってあってわんこしっぽが(本物ワンコ含め)4本もふっさふさしてる表紙なんですよ!これはもふ飢えしてたら買うよ!買わずにいられるかって話ですよ! タイトルに偽り無し、もふもふっのもふもふで…
しの
なんか可愛いお話でした。 しっかり自分の仕事をしている大人のお話なのになんでだろ? 読み返しても別にかわゆい設定でもないんですが、なんとなく印象が「可愛いお話」だったんですよね。 お花屋さんという仕事と木下さんの挿絵の印象かもしれません。 恋にお仕事に一生懸命だし、登場する脇の人たちがすっごい良い奴らばっかりだったんで、楽しみました。 あちこち若干無理はある気がするんですが……。…
自分に自信がなくて遠慮がちで、ちょっとネガティブで恥ずかしがり屋で、 もう23歳にもなるのに、その自信のなさは一体どこから来るんだー!?と、ちょっとイライラを誘うかもしれない受けの性格なんですが、何故かその行動とリアクションにツボを押されて、キュンキュンしてしまった! そのアタフタが手に取るようにわかり、イヤンもうっ!ってニヤニヤして読んでしまいました。 というのも、彼こと羽山が満員電車…
imany
素晴らしい作家さん、漫画家さんの既刊本の番外SSを集めた全サ。 全ての文庫を読んでいないので、SSも読んだものだけ読みました。 episodo Ⅰ&Ⅱ after...(薔薇とライオン):ヤマダサクラコ 「薔薇とライオン」1巻で出てきた、2つのエピソードの当て馬同士がいい感じになっていくという話。まさか、そんな展開になるとは、とちょっと驚き。総ホモ集団になってます。 乱入者と星の…
再会モノ。 高校時代の時間の密度と焦燥感がいい。 優等生だった水沢と、金持ちの坊ちゃんで不良だった加賀。 正反対な押しつけられたボランティアがきっかけで恋をする二人。 けれど、その濃密な時間は加賀の家や水沢の母親によって壊され、引き離されてしまう。 状況が許さなかったすべてを自分のせいのように感じている水沢が切ないです。 子供のころは守れなかったもの。 そのあたりの展開は昼メロちっく…