真崎ひかるさんのレビュー一覧

フェンリル王と永遠の花嫁 小説

真崎ひかる  こうじま奈月 

囚われ人を救うために

今回は狼の耳と尻尾をもつ呪われた男と
父親に進路を反対されている学生のお話です。 

受様との出会い攻様が呪いから解放されるまで
クリスマスの続編短編を収録。

受様は年に1度行けるかどうかの
フィンランドの祖父母の家が大好きです。

ある年は受様と姉だけが滞在する事となり
祖母は森の奥深くに子供だけで行かないようにと
狼の姿をした魔物の王の話をきかされます。

8才の受…

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白銀のオオカミと運命のツガイ 小説

真崎ひかる  金ひかる 

運命の出会い

私にとっては大切な事だから何度でもいうけど、私の購入基準で、金ひかるイラスト作品は問答無用で買う!
もう、このカバーイラストの、精悍でガタイのいい攻めに、攻めよりはだいぶ小柄だけど別に女っぽくはない受け、それも、ケモ耳モフモフ尻尾付きって!どんだけツボなんだ!って。
お話としては、広義の、っていうか、原初のオメガバース的な、タイトルからも明らかな通りの、狼の末裔が運命の番と出会うお話です。

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白銀のオオカミと運命のツガイ コミコミスタジオ特典小冊子 白銀のオオカミと夏まつり グッズ

自分の居場所

本品は『白銀のオオカミと運命のツガイ』の
コミコミ特典小冊子です。

本編後、瑛留がジークをお祭りに誘うお話です。

フレイの交換留学に伴って日本に来たジークを
瑛留は夏祭りに誘います。

雑多な言葉が飛び交う喧騒の中、
屋台から様々な匂いが漂ってくる中を歩くと
老若男女問わず、すれ違う人から視線を感じます。

どちらかと言うと鈍感な瑛留が感じるくらいなので
ジークが感じ…

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白銀のオオカミと運命のツガイ 小説

真崎ひかる  金ひかる 

その出会いは偶然? 必然!?

今回は東欧の小集落の美形の部族長と
動物学者の父兄をもつ浪人生のお話です。 

受様が攻様との出会い自らの出自を知り、
攻様との未来を選ぶまで。

受様の父と兄は世界各地で
フィールドワークする動物学者です。

受様は2人の母校の大学受験に挑みますが
予防接種を受けながらインフルエンザにかかり、
二次試験に挑めずで浪人してしまいます。

そんなある日、東欧の小国で絶滅した…

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もふもふ黒豹男爵の慈愛花嫁 小説

真崎ひかる  明神翼 

今度こそと思ったけど…

「もふもふ遊郭の初夜花嫁」「もふもふ狼王の寵愛花嫁」と読んではガッガリして来ましたが、今作が1番残念でした。

このシリーズはいつも何処か足りないと思ってしまうのですが、今回は結末で「えっそれで終わり?」って思ってしまいました。
いつ面白くなるのかと我慢して最後まで読みましたが、あとがきが現れた時にはその後にSSが無いかと何度も確かめてしまいました。

サラッとしてて読みやすくて、記憶に…

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もふもふ黒豹男爵の慈愛花嫁 小説

真崎ひかる  明神翼 

いつも一緒にいて欲しいのは

今回は爵位持ちの黒豹族の薬師と訳有りの純人のお話です。

攻様の母が保護した受様の秘密が明かされ、
攻様が受様の想いを受け入れるまで。

この世界には純人と純獣、
ミックスと呼ばれる人と獣の混合種が存在します。

攻様は古の希少種と呼ばれていた混合種であり
今では幻となったネコ科の大型混合種「黒豹族」です。

黒豹族の心臓や肝臓は不老不死の妙薬の原料と言われ
理不尽に狩られ…

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ホライズンブルー 小説

真崎ひかる  竹美家らら 

離れ小島での1ヶ月

真崎さんは割と好きな作家さんなのですが、表紙のなんとなく儚げな雰囲気につられて読んでみました。
舞台は本土から出ている船の定期便で行かないと行けないような離れ小島。
そこで民宿を営んでいる祖父母を手伝っている宮緋とある日着の身着のままでその島を訪ねてきた崇臣が主人公です。
2人は普通でない出会い方をするのですが、一緒に時間を過ごすうちに2人に訪れる変化がゆっくりと描かれています。
娯楽施設…

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もふもふ黒豹男爵の慈愛花嫁 小説

真崎ひかる  明神翼 

王道のストーリーではあるが

純粋な人である純人、見た目も生態も獣の純獣、様々な獣の混血である混合種、の3つの種族が共存している世界、を描いた「もふもふ」シリーズの3作目。

3作とも世界観は同じですが、続きものではないのでこれ単体で読めます。

ネタバレ含んでいます。ご注意ください。




混合種である咲夜は母と共に薬師として働く12歳の少年。
ある日、母と共に訪れた屋敷で咲夜は純人の子である春日(2歳…

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天下無敵の天使サマ 小説

真崎ひかる  蓮川愛 

つれない男に恋をする話

「難攻不落な君主サマ」の続きのお話。
 前作に出てきた、南の孤島にある、護衛のスペシャリスト・SDの養成所にいる天使のように美しい外見をした保健医・石原が出てくるお話。

 天使のように美しい外見とは裏腹に「医務室の女王」と呼ばれる石原を、冷たい扱いにも関わらずにめげずに口説き続けているのは、訓練生の名塚。
 フランス人の母親から受け継いだド派手な美貌で、クラス生から『皇帝』とも呼ばれてい…

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身がわりの恋 小説

真崎ひかる  明神翼 

身代わりは悲しいけれど

 同じ大学に通う拓海に想いを寄せている侑矢は、彼にパシリのように扱われているが、そのことに喜びを見出す日々。
 拓海は、内向的な侑矢とは違い、王様のように話の中心にいた。
 そんなある日、拓海が海外留学することになった出発の前夜、侑矢は「話があるから泊まっていけ」と引き留められた。
 酔いも相まって、夜中に起きてきた拓海に「抱いてほしい」とすがりついてしまう。
 けれど、暗闇の中、侑矢を抱…

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