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真崎ひかる 穂波ゆきね
kirara
ネタバレ
『義兄弟もの(厳密には違うんですが)』『疑似家族もの』としては王道でしょうね。正直、それ以上に特筆すべきことはないんですが、ほのぼの・しっとりとした雰囲気の淡々とした日常のストーリーで、私は好きなんです。穂波さんのイラストそのままのイメージでした。 朝長(攻)が寡黙で鈍いから、考えていることがわかりにくかったですね。でも、『だらしないふり』でダメな男を演じていたことも、嫌らしい・ズルイとは…
真崎ひかる 竹中せい
ひとことで言うと、何とも微妙なんですが、決してキライじゃないんです。それなりに面白かったからこそ、いろいろと残念でした。 出海(受)はまあわりと好きなんですが、武洋(攻)のキャラクターは、これが高校生だったらまだしも、23歳の男にしてはあまりにも幼稚すぎて、魅力を感じませんでした。 でもそれ以上に、なんというかいろいろ盛り沢山に詰め込み過ぎて、すべてが中途半端になってしまった、という…
真崎ひかる 六芦かえで
思ってたよりよかったです。 飛竜(攻)が、夢魔なんですがヘタレワンコな年下で、私は好きですね。淫夢の中でだけはいわゆる『夢魔』らしく振る舞えるんですが、現実ではこれ以上ないくらいヘタレなんです。 実は飛竜は童貞で、(淫夢の中ではなく現実に生身で)初めて水騎とのHのとき、『(経験はないけど)イメージトレーニングはできてます』そんなトレーニング積んでんだ!もう飛竜のヘタレっぷりにはいちいち笑…
真崎ひかる 三池ろむこ
サガン。
初読みの作家さんです。 なかなかかわいいお話でした。 偶然の出会いで名前も知らないままに過ごした時間の中で密かに想いを募らせていく志央。 相手の男は目の治療中でほとんど見えていないから顔さえお互いわからない。 けれど、兄に見つかりそうになったことと自分の感情に惑うことで逃げ出してしまった志央。 それから3年経って、またも偶然に再会を果たすことになるのだが…。 1つの嘘から塗り重…
真崎ひかる 高峰顕
山岳警備隊シリーズの2作目です。前作の『白の彼方へ・・・』が好きだったんですよね。 でもこれは、1編目の高代(攻)が、私はどうしてもダメでした。 ついでに、浅田も前作ではすごくイイ男だったのに、なんかちょっと違う気がしました。『浅田と高代が似ている(高代は浅田二世と言われている)』という設定に、浅田を無理に近付けちゃったように感じてしまったんですよ。 ただ、浅田の存在そのものはいいんです…
正直、読む前は『山岳警備隊ねぇ・・・』と半目だったんですよ。登山にもこれっぽちも興味ないし(そもそも筋金入りのインドア派なので)。 でも、真崎さんはごく初期作を除き作家買いしてますので、一応・・・と読んでみました。いや、参りました。面白かったんです。読み終わった今でも、登山にも警備隊にも何の思い入れもないままなんですが、それでも私にはまったく意味不明の用語や情景(好きな方にはよくわかるんで…
真崎ひかる 蓮川愛
SDシリーズ第4作目。本編(1・3作目)CPの続編ですね。 養成所を卒業して、SDとなった斗貴(受)の初任務になります。 実は、私はもう卒業後の続編はあるとは思ってなかったんですが、もしあるとしたらこうなるだろうな~という通りになっていましたね。ご都合主義と言えばそうなんですが、でもこのシリーズはホントの意味での『ハード』ではないので、そんなものでもまあいいでしょう。 ただ、ストーリ…
シリーズ第3作目。前作はスピンオフだったので、本編(1作目)のCPの続編です。 これは、設定だけは『絶海の孤島』『養成所』『鬼教官と訓練生』とハードボイルド調ですが、本質的には『BLの寮もの』だと思うので、事件は起きますがまあそれなりです。それが主題ではないので、別にOKですね。 孤島ものいうことで、どうしてもメンバーが固定化してしまうんですが、今回は外から(当て馬的な)2人の新キャラ…
余計なことかもしれませんが、未読の方にひとこと。作家さんは『スピンオフだから前作を読まなくてもOK』的に言われてますが、やっぱり読んだほうがいいです。今作だけでは説明が絶対的に足りないです。 確かにメインキャラクターは変わってますが、大元の設定で続編的側面が大きいですから。特に『円佳の弟(の時計)と藤村』に関わる部分が、今作ではあっさり流し過ぎで、よくわからないかもしれません。 さて本題で…
SD(セキュリティ・ドッグ)シリーズの1作目ですね。 最初はあらすじで、絶海の孤島の全寮制養成所に鬼教官って、どんな無茶でキチクな展開が?と思っていたんですが、意外に真面目(?)であっさりした感じでした。 SD養成所の教官・藤村(攻)×訓練生・斗貴(受)。斗貴はバイで、男相手の場合は元攻です。私はこういう『攻同士』は苦手なんですが、それほど気になりませんでした。斗貴が『いかにも攻』じゃなか…