真崎ひかるさんのレビュー一覧

あの空に落ちてゆく 小説

真崎ひかる  あさとえいり 

これはどうなんだろう?

ガチ兄弟禁忌ものだと思うのですが、双方の恋情を抱くまでの過程が今一掴めない。
両親の離婚で兄弟が離ればなれになって10数年、母親が2年前に亡くなり、
母親の再婚相手の義父と異父兄妹の幼い妹と酒癖の悪いロクデナシの義父と狭いアパートで
3人暮らしをしていて、ある日義父のアブナイ借金が解り、義父は二人を捨てて逃げ、
受け様は、実の兄を頼りに出向くが、初めから相手にされないような冷淡な感じながら…

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番外編は・・・

やっぱり本編あってのものだと思っていますので、本編がどうにもダメな時点でもうマイナススタートです。

そして、こちらには(文庫の使い回しでも)イラストがないので、『ホントにこの作品、あさとさんのイラストの力が大きかったなあ・・・』と再認識させられました。

こちらだけなら決して悪くはないんです。ほのぼのした雰囲気も結構好きなんですよ(内容は、ペーパーなので初めから多くは求めてない)。
で…

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空気感そのままに

本編の空気感をちゃんと感じられる番外編でした。

昔2人で流星群を見たことを思い出し、
また、2人で流星群を見ようとするお話です。

本編では、
子供のころ、流星群を見ながら手をつないで話していたエピソードが
2人の将来を表すようなキーのエピソードだと思っていたので、
この番外編は素敵だなと思いました。

これからの将来も、障害があるかもしれませんが、
手を取り合って生きてい…

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あの空に落ちてゆく 小説

真崎ひかる  あさとえいり 

入り込めませんでした。

もともと私が、兄弟ものが苦手なので、
そりゃ入り込めないよねと反省です。
ただ、真崎さんが好きな作者さんだし、私の苦手を
払しょくしてくれるような作品じゃないか?
絵も素敵だし!と期待して挑戦することにしました。

今回は、ガチ兄弟ということを除いても、
物語が、少々上滑りしたように感じました。
イマイチ主人公たちの気持ちが、入ってきませんでした。
設定以上の何かがないな~と感じ…

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あの空に落ちてゆく 小説

真崎ひかる  あさとえいり 

・・・あ~

ガチ兄弟(兄×弟)で再会ものです。

廉(受)は、血の繋がりのない義父が借金を残して逃走し、幼い異父妹と2人で残されて、15年前に両親の離婚で離れたままの、大企業のトップである兄・吉宗(攻)を頼ります。しかし吉宗は、『お前を弟だとは思わない』と。まあ妹と2人、屋敷に引き取ってはくれるんですが。

もうこれだけで説明終わり、で読まなくてもいいんじゃないかとさえ思います。ゴメンナサイ。

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夢みるアクアリウム 小説

真崎ひかる  麻々原絵里依 

ヘタレ攻めなのね

真崎作品って、ヘタレ攻めが多い気がするのは気のせいだろうか?

ざっくりまとめると、
初い少年が、正体不明の男と雨の山荘に閉じこめられて、うっかり胃袋を鷲づかみにしちゃうお話。
で、
少年の方が、ひっそり一途に男を思い続けて、でも探すすべもなくいるのに、再会しても男の方がヘタレてるの。

なんか、既視感のある展開のような気がしなくもないけど、好きな展開。
成就エチの、エロがいきなり…

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白雨 小説

真崎ひかる  陵クミコ 

テーマがなんとなく昭和の香り。

尾崎豊の「15の夜」を思い出させる作品。
10代、20代ならこういうのに感情移入しやすいのかもしれません。
しかし、40代にとってはちと説得力が足りない(苦笑)。

「大人はずるい、汚い」の考えに凝り固まっている加賀と
浮気性の母を持つ水沢の背景がやけにペラペラしてる。
出てくる大人たちがあまりにも漫画チックで、作品にへんな「青さ」を
感じるんですよ。
狂言廻し的な役割の先生が出て…

3

魅惑のラブリー ~もふもふさせろよ~ 小説

真崎ひかる  桜城やや 

私もモフモフしたい

狼の尻尾もふもふは、やはりたまりませんね。
想像するだけで、ウキウキしてきます。
今回は、尻尾だけモフモフになる人狼の血をひいた男のお話です。

警察犬トレーナーを目指す朔哉は、学者の黒河に
襲われたことから、その責任をとってもらうということで、
同居することになります。
朔哉は、黒河は変わった人だと思っていたところ、
実は、人狼の血をひいていていることを知ります。
犬好きでたま…

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薫風 小説

真崎ひかる  陵クミコ 

恋するキッカケは風?

シリーズもののスピンオフ、既にシリーズを読んでる人には感慨深さを感じさせるし、
初めて読む人にもこの1冊で全然違和感なく読める内容になっていました。
シリーズは、タイトルの最後に雨が付く今回の攻め様の父親と那智さんのお話。
そして雪が付く、やっぱり攻め様が長い間片思いしていた佑真と武川のお話で、
このスピンオフが風が付いた作品の1作目になります。
なりますと書いたのは続編でもっと成長した…

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薫風 小説

真崎ひかる  陵クミコ 

あの小さかった子が・・・

初登場時に幼稚園児だった隆世(攻)が、もう大学生か、大きくなったんだね~、というのはともかく、ストーリーは別にどうってことなかったんですよね。

私はこのシリーズは、雨CP(隆世の父・有隆×那智)が好きなんです。こちらにも、雪CP(秀一×佑真)とともに顔を出してます。それほど出番は多くないんですが。
正直なところ、メインCPのラブよりも、雨CPのその後の方が気になってしまいました。まあそれだ…

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