真崎ひかるさんのレビュー一覧

花雪 小説

真崎ひかる  陵クミコ 

この当て馬、危険だ・・・

『雨・雪』シリーズ『雪』CP3作目です。出逢って6年。
う~ん、やっぱりこのCPはそれなり以上に好きになれないんですよ。決してダメではないんですが。

そして今回は、秀一(攻)側に当て馬的キャラクターが。厳密には当て馬未満かな。この千草は『要注意人物』だと思いましたね。

この千草の『無自覚な無神経さ』が何とも気分悪くて・・・キャラクターがどうこうではないんですけどね。

何…

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夏雪 小説

真崎ひかる  陵クミコ 

『雪』CPの2年後。

『雨・雪』シリーズ・『雪』CP2作目です。

このシリーズに限らず真崎さんの、というより『王道』のパターンでしょうが、めでたく思いが通じてCPになったら当て馬の登場です。それ自体はまさにお約束の範囲ですし、うわぁというほどではないんですけどね。

佑真(受)に言い寄る当て馬・筒居は、完璧ないい人過ぎず、しつこ過ぎず(いえ、読んでて『しつこいよ』とは思いましたし、個人的にはまったく好みじ…

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慈雨 小説

真崎ひかる  陵クミコ 

『雨・雪』シリーズ・『雨』CP続編。

前作『白雨』が大好きでした。
続編のこちらでは、なんとか8年の別離を越えてまとまった2人のその後になります。前作ほどではないですが、結構好きですね。

どうしても『恋が成就した後』というのは、何もなければ単なるあまあまの日常になってしまうのでストーリーを動かすためにアレコレあるのはお約束なんですが、それにしても詰め込み過ぎで忙しかったです。

那智(受)の母親の再登場がいちばんの山か…

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白雨 小説

真崎ひかる  陵クミコ 

とても切ない再会もの。

これは真崎さんでもかなり好きな作品なんです。

それぞれリンクした『雨』『雪』シリーズですが、私は『雪』CPの方はそれほどでもないんですね。いえ、決してキライじゃないですが。でもこちらの『雨』CPは大好き。

再会ものです。高校時代に愛し合って、別れて、8年後に再会して・・・
この高校時代のストーリーで、そのままハッピーエンドって作品は結構ありがちなんじゃないかと思うんですが(あるいは…

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『淡雪』書き下ろしSSカード グッズ

『淡雪』の番外編SSです。

本編で、佑真(受)がセクハラ教師に襲われかけて秀一(攻)に助けられたシーンの直後の『キスシーン』を、秀一視点で描いています。

いったい自分は、あの教師と抵抗を諦めたような佑真のどちらに腹を立てているのか。なぜこんなにも・・・

自分でも理解できない衝動で、佑真を押さえつけ、キスをして彼を抱きしめたまま『この感情はなんなのか』と考えて、そして秀一はそんな自分の感情につける名前はひとつしかな…

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淡雪 小説

真崎ひかる  陵クミコ 

『雨・雪』シリーズ1作目・『雪』CP。

このシリーズ、こちらのCPより『雨』CPのほうが好きなんです。こちらがダメとまでは言いませんが。

高校生同士(年下攻)のなんとも切ないラブストーリー・・・なんだけど、いろんなものを詰め込み過ぎて消化不良な感じがしました。

『雨』CPもてんこ盛りなところは同じなんですが、あちらよりなんというか『切なさ』の演出がわざとらしく感じてしまったんですよ。メロドラマ過ぎというのか。

こ…

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二匹のケモノと甘い蜜月 小説

真崎ひかる  大峰ショウコ 

シリーズ3作目・完結編。

二匹のケモノシリーズ(『二匹のケモノと檻の中』『二匹のケモノと堕ちる夜』)の3作目・完結編です。

前巻で3Pになった義理の3兄弟ですが、そこに乱入者が。アメリカにいる兄弟の両親から紹介されて、家で預かることになった留学生・ルカ。

ルカが長男・将一(攻・1)を好きだと言いだし、兄弟3人で付き合っていると言えない二男・秋穂(受)は、『協力して!』というルカに断れない。

結果的に…

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ドールハウス 愛玩の枷 小説

真崎ひかる  小路龍流 

籠の鳥。

タイトルと表紙イラストから、もっと陰惨でドロドロか?とも思ったんですが、まあ真崎さんでそれはないよな、というわけであまあまでした。なかなか面白かったです。

メインキャラクターの2人は結構よかったです。なんというか、どちらもかなり病んでる感じなんですが、あまりにも行き過ぎててかえって嫌悪感がない。もうそこまで行っちゃったらずっと2人でいればいいよ、というか。

設定もよかった。すごく閉…

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夜に舞う薄紅の花 小説

真崎ひかる  高久尚子 

トーンダウン・・・

前作の『夜に薫る純白の花』はよかったんですよ。だから、続編は楽しみにしていたのですが、なんともグダグダでいまひとつでした。

前作でも感じたんですが、これ『年の差(年上攻)』しかも15歳差のわりに、いわゆる『年の差もの』の醍醐味は薄かった気がします。宏晃(攻)に年相応の『大人の包容力』が感じられないから。

私『ヘタレ攻』は大好きなんですが、なんかこの宏晃のヘタレ具合はあんまり好みじゃ…

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夜に薫る純白の花 小説

真崎ひかる  高久尚子 

ヘタレと健気。

とても静かな、しっとりした雰囲気で進むストーリーです。

いやもう、すれ違ってすれ違って『どっかで言葉にしてれば即解決だったんじゃないのか!』と言っちゃあオシマイなんですけどね。でもそれがさほど苛立たないんですよ。

私は『言葉が足りない』(特にダメ男)攻はすっげーキライなんですが、この宏晃(攻)はなんというかヘタレすぎて、しょ~がないなと思えましたね。
でも『いい加減にしろ!』と…

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