真崎ひかるさんのレビュー一覧

『淡雪』書き下ろしSSカード グッズ

『淡雪』の番外編SSです。

本編で、佑真(受)がセクハラ教師に襲われかけて秀一(攻)に助けられたシーンの直後の『キスシーン』を、秀一視点で描いています。

いったい自分は、あの教師と抵抗を諦めたような佑真のどちらに腹を立てているのか。なぜこんなにも・・・

自分でも理解できない衝動で、佑真を押さえつけ、キスをして彼を抱きしめたまま『この感情はなんなのか』と考えて、そして秀一はそんな自分の感情につける名前はひとつしかな…

0

淡雪 小説

真崎ひかる  陵クミコ 

『雨・雪』シリーズ1作目・『雪』CP。

このシリーズ、こちらのCPより『雨』CPのほうが好きなんです。こちらがダメとまでは言いませんが。

高校生同士(年下攻)のなんとも切ないラブストーリー・・・なんだけど、いろんなものを詰め込み過ぎて消化不良な感じがしました。

『雨』CPもてんこ盛りなところは同じなんですが、あちらよりなんというか『切なさ』の演出がわざとらしく感じてしまったんですよ。メロドラマ過ぎというのか。

こ…

1

二匹のケモノと甘い蜜月 小説

真崎ひかる  大峰ショウコ 

シリーズ3作目・完結編。

二匹のケモノシリーズ(『二匹のケモノと檻の中』『二匹のケモノと堕ちる夜』)の3作目・完結編です。

前巻で3Pになった義理の3兄弟ですが、そこに乱入者が。アメリカにいる兄弟の両親から紹介されて、家で預かることになった留学生・ルカ。

ルカが長男・将一(攻・1)を好きだと言いだし、兄弟3人で付き合っていると言えない二男・秋穂(受)は、『協力して!』というルカに断れない。

結果的に…

0

ドールハウス 愛玩の枷 小説

真崎ひかる  小路龍流 

籠の鳥。

タイトルと表紙イラストから、もっと陰惨でドロドロか?とも思ったんですが、まあ真崎さんでそれはないよな、というわけであまあまでした。なかなか面白かったです。

メインキャラクターの2人は結構よかったです。なんというか、どちらもかなり病んでる感じなんですが、あまりにも行き過ぎててかえって嫌悪感がない。もうそこまで行っちゃったらずっと2人でいればいいよ、というか。

設定もよかった。すごく閉…

0

夜に舞う薄紅の花 小説

真崎ひかる  高久尚子 

トーンダウン・・・

前作の『夜に薫る純白の花』はよかったんですよ。だから、続編は楽しみにしていたのですが、なんともグダグダでいまひとつでした。

前作でも感じたんですが、これ『年の差(年上攻)』しかも15歳差のわりに、いわゆる『年の差もの』の醍醐味は薄かった気がします。宏晃(攻)に年相応の『大人の包容力』が感じられないから。

私『ヘタレ攻』は大好きなんですが、なんかこの宏晃のヘタレ具合はあんまり好みじゃ…

0

夜に薫る純白の花 小説

真崎ひかる  高久尚子 

ヘタレと健気。

とても静かな、しっとりした雰囲気で進むストーリーです。

いやもう、すれ違ってすれ違って『どっかで言葉にしてれば即解決だったんじゃないのか!』と言っちゃあオシマイなんですけどね。でもそれがさほど苛立たないんですよ。

私は『言葉が足りない』(特にダメ男)攻はすっげーキライなんですが、この宏晃(攻)はなんというかヘタレすぎて、しょ~がないなと思えましたね。
でも『いい加減にしろ!』と…

3

暁の高嶺で 小説

真崎ひかる  高峰顕 

脇の浅田が美味しい(笑)

白の彼方へ』のスピンオフというか・・・たくさん男同士のカップルがいる(笑)
山岳警備隊員3年目の音羽史規。
そこに海外研修を終えた高代雄大が戻ってきて・・・大学時代の先輩後輩、すれ違いカップルの再会。
すれ違いは史規の早とちりが原因?
確かに言葉にしない高代も悪いとは思うけど。
バカップルと思ったのは私だけでしょうか?
今回も浅田は良い味だしています。
特にシロクマさんの挿絵が絶品♪…

1

白の彼方へ 小説

真崎ひかる  高峰顕 

高山の澄んだ空気そのままの物語

伊澤朝陽は山の事故で恋人の橋田稜を亡くしています。
縁あって山荘の管理人をする朝陽。
山岳警備隊員の浅田が連れてきた新人隊員の塩見岳は亡くなった朝陽の恋人にそっくりでした。
このあたりで岳が稜の弟じゃないの?ってわかるありがちな話でしたが山は良い(笑)
朝陽と浅田には身体の関係があります。
浅田は朝陽の稜への想いを理解してくれた人でした。
塩見は浅田との関係を知りながらも朝陽への好意を…

2

目を閉じて触れて 小説

真崎ひかる  三池ろむこ 

目を閉じて・・・・確かに

物語の導入部分にひかれて購入しました

想像力の乏しい私でも風景が思い描けるような
なめらかな文章だと思いまして
読み進めたら、急に転調した感じがしました

兄弟2人で暮らしている生活
中学生の時に本を読んであげた
男性が忘れられない
偶然に再会しひかれていく

ここまでなら多少無理矢理展開があったとしても
ほんわかできたのですが

お兄さんですよお兄様
予想しなかっ…

0

硝子の筐 小説

真崎ひかる  穂波ゆきね 

読みやすかったです。

途中シリアスなシーンもあったのですが、ずっしりと重くなるような描写ではなかったので、さらっと読み進めることができました。

寡黙な攻め様が自分の気持ちに気付いて、積極的に気持ちを伝えている場面にはドキドキさせられました。
お互いに意識しあっているシーンでは此方まで緊張してしまいました。
攻め様は寡黙でわかりにくいキャラクターだなと思っていたのですが、いろいろと大人の考えがあったのですね。
それから…

2
PAGE TOP