真崎ひかるさんのレビュー一覧

レモンの誘惑 小説

真崎ひかる  しおべり由生 

この攻、恥ずかしいんですけど!

主従もの。クールな眼鏡の傍仕え×天然箱入りお坊ちゃま。

・・・と言うとマトモそうですが(ゴメンナサイ、先生)、でももうこれはイロモノに近いと思う。いや、私は好きなんですけどね。

HYPERレーベルは、コンセプト的にH多過ぎてラブがおろそかになるケースが多くて私はかなり苦手なんですが、これくらいアホらしい突き抜けた設定(100%褒め言葉ですから!)ならもういいやと思える不思議。

1

抱きしめたまま、ここにいて。 小説

真崎ひかる  麻生海 

背景が重くて気が滅入る。

印象をひとことで言えば『陰気な作品だなあ・・・』です。

キャラクターやストーリーそのものもあまり好みじゃないんですが、それ以前に雨音(受)の背負ったものが重苦し過ぎてどうも・・・

切なさや健気の演出なら、それを楽しめる範囲で留めておいて欲しいですね。

ハッキリ言わせてもらえば、ラブストーリーに読んで気分が悪くなるような要素はいらないんです。それで肝心のラブを楽しめないのなら…

2

ひそやかな独占欲 小説

真崎ひかる  笹生コーイチ 

なんかヘンな構成・・・

あらすじは表題作のものですが、全部で3編入っていて表題作は1/3強程度、あとの2編は別CPのスピンオフになっています。

そもそもの成り立ちは、2編目『ささやかな独占欲』が雑誌掲載されて、ノベルズ化に際して表題作(と『ささやか~』CPの後日談)を書き下ろしたそうです。
・・・なんで?

う~ん、特に表題作が短過ぎて中途半端だと感じました。
そもそも(量的にも成り立ち的にも)なんで…

1

目を閉じて触れて 小説

真崎ひかる  三池ろむこ 

年の差ラブ! 出会いと再会の展開と雰囲気が良かった!

初読み作家さんです。年の差年上攻めの設定に魅かれて購入。

内容は、造形作家•永渡(30歳)×高校生•志央(17歳)の年の差&年上攻&再会もののお話。

年の離れた兄と2人暮らしの志央は、中学の時兄の務める病院の中庭で、永渡と出会います。
仕事中に事故で目に怪我をしてしまい、今はほとんど視力がない状態。
それでも宮沢賢治の短編集を読みたいと、永渡が苦心しているのを見かねた志央は自ら朗読…

0

虜囚花嫁 小説

真崎ひかる  わたなべあじあ 

契約特記事項

これが店頭に並んでた時分、インパクトな表紙とあらすじに
心浮かれいたのを思い出しましたヽ(´▽`)/
結局中古でかって、放置半端なかったのが私らしいというかなんというか。

ま、一言で言うなれば
思っていたのよりもインパクトは弱い、
キチクにエロスなんだろうと思っていただけに、あれれ?な
甘めなお話でした。
設定はわりと非道に見える部分の折込はあるものの、
真崎さんの作品らしい雰…

2

恋より甘く愛より熱く 小説

真崎ひかる  笹生コーイチ 

ヘタレむっつり義兄攻め

高校生の樹は、2年前に酔った義兄の皓史に抱かれたことがある。
そのことがあってようやく自分の思いを自覚した樹であったが、翌日目が覚めると、皓史はそに夜のことを何も覚えていなかった。
失意のまま、何もなかったするしかなかった樹は、皓史が仕事の都合で一人暮らしを始めたことで、次第に皓史とも疎遠になっていく。
けれど、樹の中から皓史への思いが消えた訳でなく、こっそりと樹は皓史のことを思い続けていた…

1

rutile souvenir tresor グッズ

1/21の青い輝き、「クラッシュド・ブルー」by 一穂ミチ

ルチルの冊子のタイトルは、毎回rutile souvenirに何か一言加えたものだが、
この一冊の一言は「宝物」。
その中から、一穂先生「藍より甘く」の番外編のみのレビューです。

               :

サラリーマンとして働く暁行は、急な代役で九州に出張に行く。
なんとか仕事はうまくいき、その後の取引先社長の家のガーデンパーティ、
庭に咲いた小さな青い花を見て遙を思い…

3

皇子の籠鳥 小説

真崎ひかる  祐也 

あまりにもチープ過ぎて哀しくなったよ。

一応ファンタジー・ミステリー要素入り?ただ、自分で書きながら、『う~ん・・・』と思ってしまいました。確かにファンタジーだし、謎もある。あるんだけどね~。

なんというか、冒頭から思わせぶりで『何か』あるのは丸わかりなんです。それは別にいいですよ。
BL(ラブストーリー)なんですから、すべての設定はラブを盛り上げるためだけの添え物でもいいんです。

でも、その肝心のラブがどうしようもな…

0

豪華客船でフェイクな蜜月 小説

真崎ひかる  柏木ヒロヒサ 

このタイトル、何かを放棄してるんじゃないですか?

と思ってしまいましたよ。

タイトルとあらすじでまったく期待せずに読んだので、意外と面白かったな~と言うのが正直な感想です。まあ、明らかにマイナススタートだったわけですから。

ハッキリ言って(このタイトルとあらすじは)好き作家さんでなければ絶対読まない・読むまでもないと判断したでしょうね。というか、好き作家さんでさえ『どうしよう・・・』と悩んだよ。
もっと前(2000年以前とか)な…

0

獣な王様? 小説

真崎ひかる  小山田あみ 

・・・あ~。

面白かったんです!ええ、すごく面白かったんですよ。まあ『イロモノ』的面白さだというのは否定しませんが。

なんというか、ギリギリファンタジー・コメディに行かずに踏みとどまった感じでしたね。
いえ、私はファンタジーもコメディも好きなので、別に踏み越えたとしても気にしませんが。

それなのに!あの『無理矢理』さえなければ、と惜しくて堪りません。ものすごくダメなんです『無理矢理から始まるラ…

0
PAGE TOP