真崎ひかるさんのレビュー一覧

白の彼方へ 小説

真崎ひかる  高峰顕 

当て馬の方が好き

山岳ものを読むのは二冊目、真崎さんの作品自体は三冊目です。
前に読んだ二冊は特にハマりませんでしたので、どうしようかと思ったのですが興味のある題材だったので。


受けは、北アルプスで山荘を管理する朝陽、29歳。
気の強い美人さんで、自分の中に深く人を入れることを好みません。

攻めの塩見は山岳警備隊員の警察官。
体育会系特有のキリリとした真っ直ぐな気性で、素直な25歳。


0

カモフラージュ 小説

真崎ひかる  上田規代 

ままならない思いのゆくへ

高校時代に知り合った3人の恋模様で幼馴染同士の慶慈と望、帰国子女の響生は
幼馴染のふたりの間に周りから見れば割り込んだような形で3人でいるようになる。
高校時代の3年間から大学生と、3人はいつも一緒にいて、線の細くて可愛い望を
間にはさみ響生と慶慈は恋のライバルに一見すると見える展開ですが、
結果的には響生を間にはさんだ三角関係ものでそれも最後には一人欠けてしまうと言う
かなり切ない思い…

4

白の彼方へ 小説

真崎ひかる  高峰顕 

雪山萌え

表紙絵と「山岳もの」という言葉から漂ってくる、萌えとエロスの匂いに誘われて、とびつきましたとも。

ハイキングもしない私が、雪山になんでこうも心惹かれるのか。
腐る前から、推理小説などの舞台になっていると、それだけで読書気分が高揚したものです。

この本も、読む前から楽しみで、一緒に買った二十冊余のなかから、一番に手に取ったほどです。

実際に読んでみると、話自体は私にとって「普通に…

3

カモフラージュ 小説

真崎ひかる  上田規代 

三角関係・・・?

表紙イラストからして『三角関係』風なんですが・・・

響生が、高校入学・入寮と同時に知り合った2年先輩の慶慈と同学年の望。
高校時代から、一足先に慶慈が卒業しても3人での付き合いが続きます。

響生が高校を卒業したときに、たったひとりの身内である父親が亡くなり、響生は親所有のマンションで暮らしていた慶慈と同居(居候)することに。

そして、大学3年(あらすじでは『大学二年』になって…

5

カモフラージュ 小説

真崎ひかる  上田規代 

表紙に惹かれて

全編書き下ろし作品です。
上田規代さんの表紙が美しかったので、購入してみました。
三人描かれてますが、中央が受けさんで、左の黒髪が攻めさんです。
わたし、読む前は中央が攻めさんで、右が受けさんとばかり…(苦笑


受けの響生は綺麗と称される風貌の持ち主。
海外生活が長かったせいで、歯に衣着せぬ…といった性格。

攻めは、聡明で端正な顔立ちの渡世。
学生時代からすでに体格も良く、…

0

魔法のリミット 小説

真崎ひかる  相葉キョウコ 

あらすじは読まずに読み始めてほしいです

なんだか異世界のお話を読んでいるよう。
いえ、どう読んでも日本の現代ものなんですけど、たぶん周防(攻)の家柄とかしきたりのせいかなぁと。

読み始めてちょっと混乱してしまったわけですが、これ、あらすじと冒頭の視点が違うんですよ(泣)
なのであらすじ読んで「わー、犬だという周防って男は何モンなのかな~」なんて読み始めると、冒頭数ページで盛大にネタバレを食らいます。
もしかして擬人化のファン…

0

キツネとタヌキの恋合戦 小説

真崎ひかる  麻生ミツ晃 

かわいいおとぎ話

私、人外物だと、基本的にタヌキが好きなんで、
この、あからさまに間抜けでおバカの佳寿が実にタヌキらしくて、かわいくて、
多分、この佳寿が普通に人間だったら、全く好きになれそうもないけど、
タヌキだから許しちゃう。
あほっ子タヌキが、お間抜けに一生懸命奮闘する、こんな単純なお話、好きです。

佳寿が、年齢不相応に幼くて、なかなかラブに発展しなくても、
キツネの依吹の恋愛スイッチがいつ入…

1

魔法のリミット 小説

真崎ひかる  相葉キョウコ 

ロー○の休日と偽ワンコ

大企業の御曹司で次期総帥の攻めが一風変わったロー○の休日もどきの1ヶ月を
過ごす日々で共に過ごすことになった人見知りな受けと暮らすことで様々なことを
体験し、初めての恋も経験するお話です。

大企業の御曹司の周防はかなり浮世離れした感じで、かなりの箱入りみたいでした。
いくら御曹司でもこれはかなりのレベルで、きっとどこぞの王子様と変わらない感じ。
そんな周防は、30歳になると同時に結婚…

1

魔法のリミット 小説

真崎ひかる  相葉キョウコ 

ファンタジーじゃなかったの!?

初っ端からボケててゴメンナサイ。

いやあ、タイトルとあらすじからすっかり『(所謂もふもふ系?)ファンタジー』だとばかり思ってたんですよね。
『なんか最近、このテの多いな~(特に、個人的にファンタジーが好みなので余計に偏るんですが)』と読み始めたんですが、1ページ目から・・・アレ?

そうなんですよ。『犬です』っていうのは、単なる口実だったんです。
そうか『魔法』『リミット』ってそう…

4

陽だまりのキス 小説

真崎ひかる  街子マドカ 

いくら短編でも・・・

表題作は、雑誌のアンソロジーで描かれた短編だそうです。

もともと短編は苦手なんですよ。
こちらの場合、ほんの60ページほどで出会って恋に落ちてHして・・・展開早すぎて(しかもかなり無理矢理感が強くて)ついて行けませんでした。

タイトルにもある『キス』ですが、獣医が治療してる犬の飼い主の男子高校生にいきなりっていったい何事!?←『獣医が高校生に』そのものがダメなんじゃないんですよ。ラブ…

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