真崎ひかるさんのレビュー一覧

猫じゃダメですか? 小説

真崎ひかる  のあ子 

猫又の恩返し

子猫のミズキは、開業医の悠一(攻め)に拾われて暮らしていたが、ある日庭師のトラックの荷台に紛れ込み、攻めと遠く離れ離れに。必死に家に戻ろうとする途中、神社の狛犬兄弟に襲われ、その非礼の詫びにと神社の神様に人間にしてもらう。攻めに恩返しをしたくてハウスキーパーとして再び攻めの家に潜り込んだミズキだったが、家事はいろいろダメダメな上、人型になった狛犬兄弟に口移しに気をもらっているところを攻めに見られて…

6

夢詠みかぐや 小説

真崎ひかる  榊空也 

かぐや姫の末裔の恋物語

かぐや姫の末裔である受けは、人と手をつないで眠ることで、その人の過去や未来を読み取れる能力がある。家から政治家や実業家などを占わされていたが、ある日客として現れた男、藤原(攻め)の未来だけは見ることができなかった。傍若無人な攻めは、見てはいけないとしていた受けの姿を無理やり見たり、外で偶然会った受けを連れ回したり、振り回す。受けにとって迷惑なはずの男の言動だったが、やがて惹かれてしまい…。

1

恋の叶う魔道具 小説

真崎ひかる  木下けい子 

文体も展開もぎこちない

勤労大学生の受けは、バイト中に酔客に絡まれているところを助けてもらった常連客(攻め)の家に居候している。トレジャーハントをしているという攻めは、外国から帰宅したとき、恋が叶うという万年筆を土産に持ち帰ってきた。少し前に恋心を自覚していた受けは、その万年筆で攻めと恋人になりたい、と書く。しかしそのメモを攻めに見られてしまい…。


せっかくのまじないの道具である万年筆なのに、その力が本物なのか…

1

猫じゃダメですか? 小説

真崎ひかる  のあ子 

猫好きには堪らない一冊!

ケモミミものは数あれど、猫が猫の心のまま人間に変身するBL作品はなかなか珍しいのではないでしょうか!
いたいけで健気な子猫の一挙一動に頬が緩むこと間違いなしの一冊です。

あらすじ:
神様の力で1ヶ月間だけ美少年に変身した、子猫のミズキ(受け)。
野良猫の自分を拾ってくれた医者・悠一(攻め)に恩返ししたくて、帰国子女のハウスキーパーと偽り住み込みで働くことに……

ちっちゃな体で一生…

12

キリンな花嫁と子猫な花婿 小説

真崎ひかる  明神翼 

設定がツボ

年の差。無口で背の高い攻。健気な子供。雰囲気のある喫茶店。何もかもわかっているちょっと軽い脇役。つらい過去とトラウマ。職業が芸術・職人系。

このての設定は、よっぽどのことがない限り気に入ります。今回もやはり、じんわりと切なくなって心地よく読めました。

けれど、少しあっさりしすぎてたかなー。受のトラウマを掘り下げたら、もっと切なくなりそうだし(やりすぎても嫌なんだけど)、攻のムッツリっぷ…

2

幻惑淫夢 ~王子と魔法の夜~ 小説

真崎ひかる  Ciel 

楽しく読みました

本編とは関係ないのですが、ホワイトタイガーに勝手に萌えてました。彼、喋らないのかしら。いや、獣だし無理ですね。

ホワイトタイガーに気を取られまくってましたが、概ね楽しく読みました。セイラン、かっこ良かった。イラストも素敵でした。

0

セイレーンの泪 小説

真崎ひかる  Ciel 

わかりやすい、おとぎ話

銀の髪の海の妖魔と、凶兆の赤い髪を持つ人間の王子。
二人が出会って、惹かれあって、結ばれる、わかりやすいおとぎ話です。
二人はそれぞれ、銀の髪に蒼い眼と、赤い髪の王族という、人から忌み嫌われる凶兆を持ち、銀の髪のハクレンは、セイレーンだった記憶を失っていることもあり、自分を穢れた劣った者と思い、赤い髪のマルスは人々が自分をただ恐れているのだと思っています。
でも、二人が出逢った時、二人はそれ…

1

抱きしめたまま、ここにいて。 小説

真崎ひかる  麻生海 

医師×弁当屋

この作者様の作品は初読みです。表題作と続編SSが収録されています。両方とも雨音の目線で進みます。

「抱きしめたまま、ここにいて。」
両親が事故死した後、残された弁当屋を姉と続けていた雨音(受け)であったが、ある日姉の妊娠が発覚する。未婚の母を決意する姉に、雨音は出産費用を稼ごうとバーでバイトを始める。そこで男に絡まれていたのを、弁当屋の客・五十嵐(攻め)に助けてもらい…。

「このまま…

3

幻惑淫夢 ~王子と魔法の夜~ 小説

真崎ひかる  Ciel 

子供の可愛さと大人のカッコ良さで二度美味しいです

大好きなファンタジーものということで、手に取りました。異国の王子様と大学院生の、狙った獲物は逃がさない年下攻めのラブストーリーです。

教授から異国の王子様の世話を押し付けられた浅葱。断れずに、王子と同居するマンションに行くと、その王子様・セイランは6歳前後の子供で。浅葱と近い年齢だと聞いていたのに、おかしいと思いながらも奇妙な同居生活が始まります。
セイランの、とても子供だとは思えない口調…

9

セイレーンの泪 小説

真崎ひかる  Ciel 

素敵なファンタジーですがご都合主義が多かったかな。。


異端の王子様×セイレーンのファンタジー物。
受けは素直で良い子だし、設定は素敵でしたが、印象としてはアッサリな印象でした。
後半、受けの正体がバレてしまった!というシーンで夜中にもかかわらずタイミング良く突然ずっと探してた妹姫と騎士が現れたり、攻めも受けの言葉を全然信じなくて種族が同じってだけで殺そうとしちゃったり。。
妹姫もお兄さんのこと心配だったなら一言伝えてあげたら良かったのに。。…

1
PAGE TOP