真崎ひかるさんのレビュー一覧

水神×炎神 小説

真崎ひかる  みずかねりょう 

助け合えそうなところは良い。

「風神x雷神」と同じ世界観の作品ですが、登場人物は全くかぶらないので関連作未読でも全く問題ありません。

本作の二人は水神の依代の家系である水伯龍司(32才)と、炎神の眷属の子孫、火野坂蛍(18か19才)。
出会いからずっと水伯は蛍に対して過度なスキンシップを仕掛けてきて、子供の頃から他人と接触しないように、感情を動かさないように自制をし続けていた蛍をイラつかせる展開。
確かに蛍にしてみれ…

2

風神×雷神 小説

真崎ひかる  みずかねりょう 

神話設定が面白い

本来女子に現れるとされる激しい帯電体質が、学校での実験中のアクシデントで「先祖返り」して強く顕われてしまった雷神家系の鳴神颯太。
何を触っても放電してしまい、日常生活が脅かされる。
そこで聞かされたサポート&除電役の風神家系、五十嵐家の存在。
そこの直系男子、五十嵐鷹人に近づき、アース役を務めてもらおうと鷹人の経営するカフェにアルバイトとして働くこととなる。
単純でちょっとおバカだ…

6

獅子王の激愛幼妻 小説

真崎ひかる  鈴倉温 

♀→♂の転生モノ

獅子族の王×青年のファンタジー作品。
受けが、攻めの妻(雌ライオン)の生まれ変わりという設定です。

主人公の海琴(受け・18歳)は、唯一の家族である祖父を亡くし、高校卒業後の就職先も倒産し…と、若くして何かと苦労の多い青年。
ある日、謎の老人にライオンのぬいぐるみを貰い、そのぬいぐるみが見知らぬ外国人の男に変身。
獅子族の王だというリオン(攻め)と一緒に住むことに…というようなほのぼの…

8

凛と恋が鳴る 小説

真崎ひかる  駒城ミチヲ 

和風ファンタジー

ストーリーがしっかりとあるラブストーリーで、起承転結がちゃんとあり、最後まで楽しんで読めました。

神の使いである結の落とした鈴の力で町内に縁結びの不思議な力が広がって、本来結ばれるはずでない人達が結ばれていってしまう、というお話です。主人公の梛義は結の鈴探しに協力しますが、そうしてるうちにずっと片思い中だった志倉と急接近していきます。
梛義はずっと前から志倉が好きだったけど、志倉は梛義に思…

1

水神×炎神 小説

真崎ひかる  みずかねりょう 

あっさりしています

水神×炎神ときて、みずかねりょうさんのイラストときたら、もう読むしかないでしょ(笑)と意気込んで読みました。

しかも勝手な雰囲気からしたら、炎神が攻めで激しめ?(笑)
水神はクールな受け?(笑)
とか勝手に思っていましたが、全く正反対で…

とにかくあっさり感が半端ない感じで物足りない。
設定はメッチャ好みなのに、炎神の力を持つ螢(受)は小さい頃から力を制御する為に感情的にならない…

1

夜に舞う薄紅の花 小説

真崎ひかる  高久尚子 

1巻目よりだいぶ甘い後日談

「夜に薫る純白の花」が面白かったので続けて読みました。
これ単体でも読めるようになっていると作者さんは書かれていましたが、私は前作から読んだほうが楽しめると思います。(その方がこの二人を好きな状態で読みはじめられると思います)

肝心の内容ですが、前作がインパクトのあるお話だったのでこちらはやや大人しいかな、という感じでした。後日談のような感じですね。
一葉の兄弟やら母親が出てくるという衝…

1

夜に薫る純白の花 小説

真崎ひかる  高久尚子 

せつなくてよかった

父親の借金の担保として、10歳のときにヤクザに売られた一葉を救ってくれた医者の鳴宮親子。
不遇な子供という設定が好きなため、冒頭のお腹が空いていてついお惣菜売り場のコロッケを掴んでしまい、宏晃に見つかって泣き出すものの、黙ってそれを買ってくれる宏晃・・・というシーンからもうぐっときてしまいました。

お話の中で一葉は18歳まで成長しますが、最初から大人だった宏晃との差は15歳。
一葉は学校…

2

恋より甘く愛より熱く 小説

真崎ひかる  笹生コーイチ 

ライトな兄弟もの

義理の兄弟ものです。やんちゃな高校生の弟・樹とクールで大人なカメラマンの兄・皓史の10歳以上の年の差カップルでした。

樹の方がお兄ちゃん大好きで押せ押せなのですが、皓史のほうは何故か樹にあまり構ってくれず、樹は不満を抱えています。
当て馬役の友達がいるのですが、この人がすごくいいキャラクターだったと思います。皓史が本当に動かないキャラで、樹がけっこう一人で騒いでいるというか、ひたすら追いか…

1

硝子の筐 小説

真崎ひかる  穂波ゆきね 

家族とも言えない関係

主人公がまだ幼く、可愛らしくて、穂波さんのイラストも柔らかいために暖かい雰囲気の作品なのですが、設定は結構シビアです。
内容自体は重いものではないんですか、最初は辛さにじんとくるシーンがあります。

まだ高校生の七魚と、姉の婚約者だった朝長は、事故で姉を含む家族全員を亡くしてから一緒に暮らしています。歳の差カップルが好きなのと、シリアスでせつない設定に引き込まれました。
家族が死んだと信じ…

4

「幻惑淫夢 ~王子と魔法の夜~」スペシャルショートストーリー「月下幻惑」 グッズ

本編の後日談SS

本編同様、浅葱(受け)の視点で進みます。

明日の朝には帰国の途に着く浅葱のために、セイランは幻惑草の花を見せます。浅葱に花の蜜を吸わせて、「薬にもなるし、酒として加工することもある」とセイランは説明をしますが、浅葱は幻惑草の影響を受けて幻惑を見てしまい…という話です。

色っぽい展開になるかと思えば、ちっちゃなセイランとぬいぐるみのソラの姿を見るという可愛らしいものでした。もっと子ども扱…

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