真崎ひかるさんのレビュー一覧

鬼の求婚 ~桃太郎の受難~ 小説

真崎ひかる  みなみ遥 

設定は良かったが

おとぎ話「桃太郎」。
桃太郎の末裔である桃瀬家。
鬼の末裔である鬼柳家。
どちらも日本で5指に数えられる名家ですが、保守的であることが災いして下降の一途をたどる桃瀬家とグローバル企業へと成長した鬼柳家と立場は対象的です。

桃瀬家に仕えるのは昔話通り犬・猿・雉。各お供の末裔も桃瀬家当主に仕え、その息子たちも柊に仕えています。
桃瀬家直系の柊はたった一人の跡取り息子としてこの3人が常に側…

0

寡黙な野獣のメインディッシュ 小説

真崎ひかる  三尾じゅん太 

あっさり可愛い話でした

会社社長の父の跡を継がず、料理人になりたいと思っている受け。オリーブ農園で1ヶ月働き通せたら料理人への道を許してやると言われ、農園に放り込まれたが、そこの跡取りである攻めとどうもそりが合わず…。


オリーブ農園の跡継ぎの攻め26歳と、シェフ志望の社長子息18歳のお話です。
受けは金茶髪で恋愛方面に緩いやんちゃタイプ、攻めは寡黙なガッチリタイプの農業従事者。受けの視点の作品ですが、気が合う…

1

欲しいものはひとつだけ 小説

真崎ひかる  陵クミコ 

何も欲しがらない攻めが欲しがったもの

天然二人のほんわかした話でとても癒されました。

児童福祉施設で育った征太郎(攻め)は諦めていた大学進学をとある実業家が援助してくれることで実現します。その御礼にと挨拶に行くのですが、当の西園寺翁は不在で、その孫の葵生(受け)と出会います。
葵生は節約のためあまり身だしなみを構わない征太郎を美容院に連れていき、服を揃え、食事に連れていきます。元来ものを欲しがることのない征太郎は戸惑うのですが…

1

鳴かない小鳥にいじわるなキス 小説

真崎ひかる  鈴倉温 

ことりの丸食い

他にレビュー無い中、心苦しいのですが辛口ですいません。
鈴倉先生の挿絵見たさにget。
可愛いお話かと思ってまして、確かに可愛いのですが、なぜか
分別を求めたくなり、中立でお願いいたします。
(私がおそらくターゲット外なので、若いお姉さま方なら 
 もう少し高い評価のはず)
まるまる書下ろし250Pほど+真崎先生、鈴倉先生各々のあとがき。

カラー口絵は肌色一色、結合図。うっかり開…

3

福神×厄神 小説

真崎ひかる  みずかねりょう 

「神x神」4作目

「神x神」シリーズももう4作目ですね。
本作も前3作と同様、先祖が神様に連なる家系同士が現代になって出逢って、というパターンで展開しますが、それぞれ独立しているので他作品を読まなくても大丈夫です。

本作の主人公は、「厄神」を先祖に持つ百鬼千幸(なきり ちさ)。身体に浮き出た紫雲の痣が自分だけでなく他人にまで厄をもたらすといわれ、実際自分にも周りにもトラブルが降りかかり続ける人生を送っていた…

1

龍のマーキング 「嫁にこい ~あやかし癒し~」番外編 グッズ

真夜中の訪問はご遠慮下さい

本品は『嫁にこい~あやかし癒し~』の
コミコミスタジオオリジナル特典ペーパーです。

本編後、若葉が茶釜妖怪と帯妖怪に
ちょっかいを出されるお話話です。

人にとって夜は眠る時間ですが
日光を厭う妖怪にとっては
活発に動ける時間です。

寝ておったら可愛いものよのぉ。
起きている時は憎たらしい台詞ばかり吐くが

寝ている若葉を窺うのは茶釜妖怪と帯妖怪で
若葉の守り袋…

0

福神×厄神 小説

真崎ひかる  みずかねりょう 

いじめっ子福の神

どうしようもないくらい みずかね先生不足を何とかしようとget。
神神シリーズ(勝手に命名)の1作目に今一つ萌えられなかったんだけど、
再挑戦。
したら、今回はそれなりに入れ込めました♡ 萌2よりの萌で。
神神シリーズの他作品 読んでなくても大丈夫。

カラー口絵は あらまあ 肌色一色。
久しぶりな気がしますです、先生のこんな肌色一色口絵。
スレンダー筋肉系お二方で キレイより、エ…

4

武神×刀神 小説

真崎ひかる  みずかねりょう 

輪廻の恋

「神x神」の3作目ですが、全て独立した物語なので他作品を読まなくても大丈夫です。

このシリーズは、先祖が神様に支えている家系同士が現在になって出会って、みたいなパターンで展開しますが、本作は刀鍛冶の家系の弥刀(みと)が武神の末裔と「輪廻絡みの運命の出会い」を果たす物語です。
弥刀には、男は1人しか生まれない家系の中に生まれた次男であること、人を睨むと相手に斬り傷がつく能力を持つこと、幼い頃…

1

獅子王の激愛幼妻 小説

真崎ひかる  鈴倉温 

一途攻め!

攻めが二百年間探していた、妻の生まれ変わりが受けで……というお話。

亡き妻を二百年求め捜し続けた攻めの一途さが、とても切なくて萌えました。
やっとの思いで亡き妻の生まれ変わり(受け)に再会できたのに、受けにはその記憶はなくて……というところが最高潮。

一方の受けの方も、攻めの妻だった頃の記憶は、夢で見た断片的な記憶しかない。
なので、攻めの望む存在になってあげられない、攻めが望んで…

1

嫁にこい ~あやかし癒し~ 小説

真崎ひかる  桜城やや 

龍と人間の異種婚姻譚


フリーターの若葉(受け)はエリート一族の中であまり出来の良くなかったため、家族の中でも浮いた存在でした。
構ってくれない両親に反抗し高校もあまり行かず、辛うじて卒業しますが、就職もせずフリーターをしています。持て余した両親に田舎の大叔父のところに行くようにと体よく厄介払いされます。
若葉自身もこの家族の中にいるのに違和感を覚えるようになっており、大叔父もエリート一族の中では変人で、親戚の中…

1
PAGE TOP