森本あきさんのレビュー一覧

希少種オメガの憂鬱 小説

森本あき  立石涼 

ヒーローα(ライオン)×おもしろいΩ(リス)

面白かったです。
コミカルなんですが、わざとらしい笑いでなく会話が楽しい。当人は真面目に受け答えしているだけなのに、あはは面白いって感じることあるよね、という具合です。

雪乃(受け・オメガ)は、オメガなのにヒート中でさえフェロモンが出ないうえ、性欲が無いので自慰すら必要がありません。そのうえ妊娠させる能力が低いのでベータのように生きることもできない。恋愛もしたいし結婚もしたい。産む種族なん…

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そんなサービス困ります 小説

森本あき  みなみ遥 

ブレない作者様

 温泉が大好きな莉咲は、最近お気に入りの宿がある。
 温泉のお湯もよければ、食事もおいしい、おまけに従業員さんの対応もいい。おまけに温泉宿にしてはリーズナブルな値段。
 あちこちの宿を泊まり歩いたけれど、最近はそこばかり。
 そして若旦那である周慈はうっとりするようなイケメンで、莉咲は彼に秘密の恋心を抱いている。
 泊りにもこれなくなるくらいなら、このまま胸にしまっておこうと思っていたある…

0

幸せな嫁入り 小説

森本あき  日向せいりょう 

少しバランスが残念

 家に伝わる呪いのせいで、男なのに女として育てられている香桜は、十八歳になったら結婚させられることになっていた。
 けれど、十七歳のある日、ベンチに座って本を読んでいるところに声をかけてきた男の人がいた。
 たまたま、本の趣味が一緒だったその男・八神のことが気になった香桜は、渡された電話番号に連絡をとってしまう。
 香桜の好きなものを目の前にちらつかせ、「一緒に出掛けよう」と誘ってくる最初は…

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淫魔に操を奪われました 小説

森本あき  榊空也 

えろえろだけじゃない話

 学生の綾人には最近悩み事がある。
 それはエロい夢ばかりを見てしまう……というもの。
 イケメンの親友・悠真に「悪夢を見ればいい」と言われてから始まったそれは、何故か悠真が綾人の恋人として現れて、淫らな悪戯を仕掛けてくる。
 恥ずかしいはずなのに、快感は徐々に増していく。
 そして、その悪夢を繰り返すうちに、綾人はいつの間にか心惹かれていく――

 という話でした。
 ただのエロエ…

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気まぐれ猫、餌付けされました 小説

森本あき  尾賀トモ 

タマを拾うお話

飯テロを期待して購入。圧巻なのがウナギでした。おかゆもいいなあ。この攻めに拾われたくなるお話、「本編のみ240Pほど+森本先生と尾賀先生のあとがき」でした。色っぽいお話が少なめでも大丈夫な方、かつ美味しいもののお話が好きな方にはお勧めです。一体いつになったらBLのLが・・・とハラハラするぐらい、ゆっくりタマが思いを育てるお話です。色々びっくりしたのでちょっと萌が減ってしまいました。

週三日、…

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8th Anniversary 2013 グッズ

イラストをイメージしたショート9作品

イラストをイメージしたショート小説9作品の小冊子です。
最初にカラーイラストが掲載されているのですが、これがまた素敵なイラストばかりで、眺めているだけでウハウハしてしまったものです。先生のコメントも楽しみのひとつでした。

「あなたの召すままに」谷崎泉
イラストはあじみね朔生「Chips! vol.10 特集:サラリーマン」。やりて部長×社長(高校の元後輩×元先輩)が社長室で…という話。眼…

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恋愛日和 ~カフェものがたり~ 小説

森本あき  サマミヤアカザ 

大の男の乙女ストーリー。

シリーズ3作目でこれまでのカップルと、舞台となったカフェオーナーのカップルの3組をまとめました編。

全体的にロマンチック過多でちょっと気恥ずかしい。今時乙女チック少女マンガでもここまでやらないのでは?というくらいの乙女ぶりです。(ちょっと古め作品だから…というのもあるかもしれませんが)

これ単体でではなく、やはり既刊2冊を読んでから読む本です。

シリーズ通してツンデレ&甘…

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愛を教えて ~カフェものがたり~ 小説

森本あき  サマミヤアカザ 

ぐだぐた〜

前作でもメイン舞台であったカフェバーのバーテンダー・高岡と、高岡に一目惚れしてウェイターとしてバイトに入ることになった衣音のカップルが中心になる一冊です。実はお金持ちの御曹司だけど、それを隠している衣音と恋愛絡みの辛い過去を持ち、人を信じることができなくなっている高岡がうだうだぐだぐだします。

素直じゃないにも程がある高岡と、自己評価が低すぎて卑屈な衣音のとりあえず身体先行の関係が話の中心。…

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恋のゆくえ ~カフェものがたり~ 小説

森本あき  サマミヤアカザ 

序章感、なのかな?

盛り上がるポイントを今か今かと思いながら読み進めていると、あれ?終わっちゃった!? みたいな感のある作品でした。シリーズものの一冊目らしいので、これから盛り上がっていくのだとは思いますが。

カフェのウェイターとランチに通う新人サラリーマンくんとの恋のような恋未満のような関係のおはなしですが、それぞれの恋愛に関するスタンスの違いから来るズレを中心にして描写しているという感じです。

しかし…

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ろくでなしの義兄 小説

森本あき  サマミヤアカザ 

背徳感はどこへ消えた

タイトルとあらすじで背徳感のある仄暗さをイメージしたのですが全く違いました。
全体的に重さがなくて軽くライトなストーリー展開です。
設定が設定なのに背徳感はとても薄味。
正直モヤモヤだけが残りました。


すみません、辛口になります。


攻めは人格破綻者。
外面の仮面を被れば完璧らしいですが、本性はまともな意思疎通ができません。
考え方も話す内容もすべて自分本位で、相手の言…

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