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神崎竜乙 森口悠也
甘食
ネタバレ
エロエロ刑事シリーズ、5冊目にしてとうとう終了です。先生お疲れ様でした!…ってこれ20年前に終了してるんだった。でもこれ時代は確かに感じるけどキャラ達がエネルギッシュに魅力的に描かれてるので今でも横浜の街でこんな素敵刑事さん達が歳も取らずに活躍してるような気分になります。 前作の「竜は蘇るか」からの後編のようなストーリー。前作から作者のペンネームも変わり、掲載誌もゲイ向け雑誌からBL雑誌に変…
神崎春子 森口悠也
98年発行。言葉遣いや当時の風習や文化に時代や懐かしさを感じます。相変わらず事件の内容は残虐で凄惨で気分悪くなりますが、個性的な横浜K町署の面々が生き生きと描かれているのが良い。小気味良いやり取りとか90年代の刑事ドラマみたい。エログロ過ぎて放映不可能だけどね。被害者も犯人もゲイっていう事件ばかり起こるし。 BLとして読むと今のセオリーと違いすぎますが、痛快アクションエロミステリーと思って読…
霧笛丸
マッチョでレトロなヒーロー、風巻と繊細美形だけどちょっぴり変態な冬木の「ベイシティ・ブルース」第二弾です。主人公二人でも濃ゆいですがこの巻から「イケイケパンク小僧」の錦織と、アマゾネスみたいな「女丈夫」南条も加わり特濃なメンバーでさらにぶっ飛んだストーリーが展開されます。 「古老暁に死す」、「淫虐のズームアップ」、「マスカレード再び」の三編が収録されている中で、一番強烈だった「古老暁に死す」を…
葡萄瓜
冬木章吾の父と兄が巻き込まれた事件解決の 過程と風巻徹の少年時代の回想が絡み合い、 その中からタイトルにある純愛の定義が浮き彫りに なる。 肉欲を下賎な馴れ合いにするのも崇高な盟約と するのも、心の強さと傾け方次第なのかも知れない。 以降シリーズはシャレード文庫に移行。 後に出たシャレードブックス版の『ベイシティ・ブルース』は 92年VelvetRomanシリーズから出たものの…
『竜は蘇るか』シリーズの続編、と言いますか締めくくりですね。 登場人物達がきちんと血肉を得て動いているので小気味良い 感じです。 むしろ現在再版したら相当に受け入れられ易い展開なのでは ないでしょうか。ただ甘いだけではなく一片の苦さが加わり、 それが物語に深みを加えていると言う。 残念ながら商業展開の『ベイシティ・ブルース』シリーズとしては この巻でとりあえずお開き。
この一冊には二つの「初めて」が盛り込まれています。 神崎春子から神崎竜乙への改名後初めてのシリーズ再開。 そして、作品初出媒体が純然たるボーイズラブ雑誌であると 言う初めて。 『JUNE』と『さぶ』とは半ば陸続きの様なものでございましたから。 率直に言うと、ボーイズラブに合わせて描写を抑え気味に した事で却ってボーイズラブから遠ざかっている感があるな、と。 むしろ『さぶ』『JUN…
初出が全て『月刊さぶ』と言うシリーズ文庫篇第一弾。 JUNE色が抜け、かなり性描写が激しくなっているので 好き嫌いは分かれる様な気が致します。 ただ一言添えておけば、イラストも加わったからBLになった、 と言う感じでもありません。 骨太なBLと言う印象を持って戴ければ。