新藤まゆりさんのレビュー一覧

気に食わない友人 小説

榊花月  新藤まゆり 

あれ・・・

榊さんの作品は、以前から読ませていただいているのですが、
本作は、何故か今まで榊さんの作品を読んでいたときには
なかった違和感がありました。
思わせぶりというか、もってまわったような表現が多いように感じてしまい、
素直に読み進めることが難しかったです。

学生時代からずーとライバル視していた2人の再会ものです。
葬儀社の跡をついで社長として働く青井は、高校の同級生、度会と再会する。

3

気に食わない友人 小説

榊花月  新藤まゆり 

長い勘違いの末の結論

受け様の一方的なライバル視から始まっているようなシュールな内容でしたね。
中学時代から全国模試で前後の順位を争ってきた二人なのですが、受け様はお互い唯一の
公立の学校の上位者でいつの間にか受け様は全国模試よりも攻め様を抜く事だけを
目標にしていて、全国で10位に入った時も周りは凄いと言っても、攻め様を抜けないから
癇癪を起こす雰囲気なんです、それに攻め様の名前が雪会だから、相手が女の子だと…

2

森羅万象 水守の守 小説

水壬楓子  新藤まゆり 

可愛くて面白い

表紙のイメージとは、かなり違うと思いました。
もっと、しっとり系の水守かと思って読み始めましたが
まさか本体がカッパとは。しかも強気で可愛い。
確かに、頭のてっぺんが薄いとか漬物が好きとか
所々にカッパの特徴が書かれていましたね。
ナギのカッパ時のイラストを見た時に
なるほど犬に見えるけど、面白い顔だなと
笑ってしまいました。
正体がバレても、その事を知らずに奔走するナギに
萌え…

0

Chara Collection EXTRA 2012 グッズ

手に入れてよかったです。

大きさもあり、厚さもありで読みやすく凄く満足です。
まだ、本編を読んでいないものが多々ございますので、読みたかったのもだけ3本。
これが読みたかったので応募しました!
まずは樋口美沙緒先生『狗神の花嫁』。
本編のあとの日常のひとこまを藤目線で書いたお話です。過保護になりすぎた狗神がつまらないことで比呂と喧嘩するのですが、犬も食わない夫婦喧嘩に付き合わされる藤です。相変わらず仲の良い2人が読…

5

森羅万象 水守の守 小説

水壬楓子  新藤まゆり 

人外好きなので

人外ものにはまりまして、検索で見つけた作品です。
日本の人外、妖怪というと何となく、
薄暗いじめついた感があるように思う
(私だけ?)のですが、
何とも、人外である受が若干ぬけていて、
かわいすぎて、楽しく読めてしまいます。
エチでの様子もかわいい・・・。

昔からおかしなものが見えてしまう高校生の忍は、
犬を拾う。この犬、実は妖怪でした。

この作品、結構壮大なファンタジー…

1

人形は恋に堕ちました。 小説

池戸裕子  新藤まゆり 

人形に魂が宿る?

タイトルそのままのストーリーで、開発者に恋をしてしまう悲しく切ない物語。
分類としては、SF系のファンタジーだと思うけど、科学では説明が付かない現象は
ある種のホラーをも感じてしまう。
人間に興味がない科学者の受け様が主人公で、幼い時から知能指数が高い為に
飛び級をして研究を続けているようなタイプ、それでも小さな頃は可愛いクマさん
相手に難しい話を一方的にしていて、それを普通の両親は困惑…

2

コドモともども! コミック

新藤まゆり 

凄く読みやすかった。

なんで新刊の時にスルーしたのかなぁ…?
自分にはあまり表紙ホイホイではなかったのかもしれません。
今回もかなりアホな動機で買いました。
(流石に本文には書けないのでコメントで追記します・・・)

まず表題作の「コドモともども!」
どっちかというと恋愛の押し引きは読んでいて面倒くさくなるタイプなのですが、
この話の押し引きは興味深く引き入れられました。
恐らく原因の一つはお互いの職業…

5

恋人同士 ~大人同士 2~ 小説

秀香穂里  新藤まゆり 

まさに大人同士。

涙誘う、感動モノでもなくぶっ飛んだ設定でも切ないセンシティブ系でもラブコメでない地味な作品なのにも関わらず、心に響いてきます。お互いが成長しつつ信頼を積み重ねていく上で深まる愛情って大人同士ならではです。今回はコバ(攻め)の元彼の岩崎の登場により時田(受)が動揺し嫉妬する場面もあったり大きな仕事の山では意見の相違がありますが分別のある信頼するパートナーとしての成長が描かれていて読み応え十分です。岩…

4

恋人同士 ~大人同士 2~ 小説

秀香穂里  新藤まゆり 

仕事と愛情のバランスが抜群で最高

大人同士の続編は、前作にも負けない充実した大人の男同士の愛情が感じられて
とっても良かったと思える1冊でしたね。
前作で熱血20代だった二人の既に38才になり、仕事でも下のものを引っ張っていく
中心的な存在になっていて、公私共の10年来のパートナーとして歩んでる。

でも今回はそんな二人の間に小さなすれ違いが起こり、亀裂が広がって行くのではと
思わせるような展開で目が離せない。
攻め…

7

仙川准教授の偏愛 小説

佐々木禎子  新藤まゆり 

まったりまったり…

かな~りゆっくりお話が進んでいきます。

秀真君は何事に対してもウジウジ君です。
仕事仲間を妬んだり、過去の恋に怯えていたり…
ただ、仙川さんを好きだなぁと思い始めて、彼の過去を知ってから、徐々に変わり始めます。

仙川さんは本当に途中まで何考えてるか分からない!
秀真君への興味はかなり初めの内から見せていますが、飄々としすぎててw
そんな彼ですが、過去には暗い出来事がありまして……

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